表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/23

第9話 ブレスは男のロマン

無事、就職先が決まった。期間は10歳になって、学校に通い始めるまで。

学校が始まると、午前中は働かないし、10歳になったらギルドに行って冒険者をやるって決めている。ギルドがあるんだよ?

いくら自分のことが嫌いになろうとも、俺は俺なわけで、俺が楽しくなければ俺は楽しさを感じられない。しかも、異世界転生なんていうラッキーな体験をしたんだ。この世界じゃないとできないことがしたい。


アランさんと話をした後、エマにあった。


「久しぶり!元気?」


「うん!テルくんも元気になったんだね!」


やっぱり心配してくれてたエマ。

女神かな?

しばしの癒しを堪能し、また魔法の練習に入る。しかしまぁ、ステータス管理とは、トレーニングへのやる気の手助けになってくれるものだ。


テル

人族 男性 6歳

称号: 村の英雄の子 異世界転生者 神の観察対象 絶望の目撃者

Lv.5

職業:無職

HP:100

MP:9600038:9600100

筋力:100

体力:120

俊敏:200

知性:10000

信仰:1500

精神:9999999

運:150

スキル

言語理解 ステータス管理 EP管理 防具創装 武器創装ステータス隠蔽S級 魔力制御A級 上級身体強化 上級魔物探知 魔力結界 アクア ファイア ウィンド ストーン

加護:創造神の加護


精神が大変な数字になっている。まあね。

俺も精神に関しちゃ自信あるよ。

今の俺の短所とか、醜い部分とかを全部一気に突きつけられても、1日以内で立ち直る自信あるもん。というか、元から自分を嫌いながらでもいきていけるレベルの精神力を手に入れたわけだからね。

多分俺なら、イ○チの幻術だって耐えられる気がする。


まあ、それでも苦しいものは苦しい…



この調子でどんどんトレーニングを進めていこう。なんならエマ世代の勇者よりも強くなろう。


今日もまた、魚を捌いている。母さんに刺身とか食べさせてやりたい。

何度も経験して、母さんに誇りの息子と胸を張って言ってもらえるくらいまで上手くなってやる。


そのあと、今日は筋トレをしない日なので、草原に行って、キラーシープを倒しに行く。羊みたいな魔物だ。特大のハンマーを作り、それで頭を思いっきり叩いて、気絶させ、武器を石の鋭いナイフにして毛を刈り取り、防具創装で出した服の中にパンパンに詰め込み、家に転移する。

これを繰り返して、羊毛をいっぱい溜めた。こいつでベッドを作りたい。母さんにはもっと柔らかいベッドで寝てほしい。


街に行って、大きな絹布を買い、羊毛と組み合わせて、なんちゃってベッドを作り上げた。まぁ、この世界の技術なら、これでも普通のベッドと変わらないのではないだろうか?何度も寝ては敷き詰め直し、寝ては敷き詰め直しを繰り返し、なかなかの寝心地を実現させた。


1日後


「ここで働かことになりました。テルと申します。よろしくお願いします。」


「んー、よろしく〜。じゃあ、早速皿の使い分けから覚えてもらうわ。」


料理長はだいぶ淡々とした人だ。

ふつうに立ち回りとか教えてもらって、ふつうに料理を作る手伝いをして、運んで、食器を洗って。なんのことはない。普通の見習いとして対応された。

普通じゃないところといえば、料理長にハンバーグの作り方を教えた瞬間に料理長のテンションが一気に上がって、意外な一面が垣間見えたくらいだ。

次あたりには卵焼きでも教えようかな。

前世ではほぼ誰でも出来るような料理を教えてみよう。


休憩中は、筋トレをする。今日は外なので、スクワットを立ち上がれなくなるまでやる。

その後、なんとか椅子に座って歩けるまで回復させたあと、オリジナル魔法を作ろうと試行錯誤する。その魔法とは、無詠唱で使えるようになったファイアを、熱だけを発生させるように改良することだ。

その後は、同時にアクアも使えるようにして、水が水蒸気になった時の膨張を利用して、熱線をつまり、ビームを出せるようにしたい。そのためには、膨張を押し込むほどの圧力をこちらからもかけなければならないなど、さまざまな問題は残るが、とりあえずできることを増やす。


途中でエマがやってきて、一緒に遊んだ。エマは侯爵家の娘なので、俺と遊ぶ時のような遊びはあまりできないらしい。

貴族も貴族で大変なんだなぁ。


晩御飯を運び込んだ時、初めてエマのお兄さん達と会った。エマには、二人の兄がいる。上のお兄ちゃんがアイク、下のお兄ちゃんがダインだ。二人とも、学校に通っていて、寮に住んでいるので、基本会うことはなかったのだが、今は冬休み中で、家にいるみたいだ。近々旅行へ行くらしい。

連れてってくれないかなぁ。なんておもってます。


俺は帰って、お母さんと夜ご飯を食べ、クリーンの魔法を使ってから寝た。


それからは、その繰り返しの毎日。

9歳ももう目前になった。


この仕事のおかげで、早起きが得意になったし、料理もできるようになったし、強くもなったし。すごく良かった。生活もだいぶ潤った。流石貴族様だ。俺の収入はお母さんの収入を超えている。

まぁ、8歳の子どもが大人並みに働いている姿は、側から見たら異様な光景だろうが、みんな俺に仲良くしてくれた。


ここで俺のステータスを見せておこう。


テル

人族 男性 8歳

称号: 村の英雄の子 異世界転生者 神の観察対象 絶望の目撃者 バカまじめ

Lv.48

職業:無職

HP:150

MP:10,000,000:10,000,000

筋力:500

体力:700

俊敏:100

知性:10,000

信仰:1,500

精神:9,999,999

運:500

スキル

言語理解 ステータス管理 EP管理 防具創装 武器創装ステータス隠蔽S級 魔力制御A級 上級身体強化 上級魔物探知 魔法派生 スチームブレス アクア ウィンド ファイア ストーン 加熱 魔力結界

加護:創造神の加護


大人でも十分化け物なステータスだ。まだ8歳なのに細マッチョやで。もっと質のいい筋肉を使っていくぞ!

けど、勇者がどれくらいなのか分からないが、身体能力は圧倒的に劣っているのは確実なので、もっと人間をやめようと思っている。

ここに書いてあるように、ビームは諦めて、ブレスに変えた。けど、ブレスがだいぶ完成に近づいてきた。というか、は放てるようになった。

ブレスを撃つ方法は、まず、口の中を魔力結界を80枚重ねで固めて、口の空いている方向の結界をほんの一部だけ少し薄くする。

その中にアクアを応用して魔力水で満たし、そこに向かってファイアの派生魔法で一気に熱する。すると、薄かったその部分だけが破れ、超高温の水蒸気が轟音を鳴らしながら噴出する。

たしかにすごく強いのだが、作業工程が長いため、1秒ほどの溜めが必要になる。ものすごい爆音がするので、あんまりバンバン練習することができない。

しかも、これを1回使うために、MPを38,010も使う。魔力結界が1枚100P、液体を出すのに1010P、あとは熱するために必要な魔力量だ。

元々はふつうにアクアで水を出してやるつもりだったんだけど、1000Pくらいの魔力を込めてアクアを使うと、魔力水というものが出せる。これは、図書館の本で見た魔力水について神様に聞いて、造り方を教えてもらい、試しに水から魔力水に変えてやると、威力が上がったので、魔力水を使っている。


まぁ、気体にするのには、MPを36200Pも使うから、俺か賢者くらいしか使える人はいないんじゃないかな?


ちなみに、結界が弱すぎると、威力が弱くなるだけである。別に頭が爆発することはなかった。失敗した時の絶望ハンパじゃなかった。精神のステータス低かったら封印してたと思う。


この魔法はすごく強力だ。これを長く放てるようになれば、邪竜のブレスも再現できそう。細いけど。

神様でさえ目を丸くしてたからな。


「頼むから、この世界を滅ぼそうなどと考えないでくれよ?」


とまで言わせた魔法だ。


俺は、まだ開発段階のこと魔法を、スチームブレスと名付けた。ネーミングセンス?ナニソレオイシイノ?


固有スキルについても、だいぶ上げた。

まぁ、感謝されるような大きなことはしてないので、武器も防具も両方、鉄製の物が出せるようになったっていう程度だ。


だが、ここまで強くなれたのは、完全にお母さんとエマのおかげだ。お母さんが俺に安心を、エマが癒しをくれなければ、絶対にここまで来れなかった。

きっと、前世に俺が必要だったのは、エマのような癒しだったのだろう。エママジ天使。マジ女神。


強くなりたい理由が、いつしかエマを守りたいからっていう理由になったからね。


俺は、絶対にしたいことがあれば、頑張れる。そんな人間だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ