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第19話 閑

今回全く話はすすみません。

読まなくても支障はありません。

さてと、いつも通り授業を受け、依頼を達成し、帰って筋トレをし終わったところで。

安全な魔法を作るか!

もちろん、俺は場外を狙っている。しかし、今持ってる魔法は、すごい痛い。

そこで、あんまり痛くなくて、押し出す力が強い魔法を作ろう。ということだ。もしかしたら、既存のスキルにそんな感じのがあるかもしれないが、魔法派生で自分で作った方が安心だ。

まず、アクアのイメージを水の玉から、津波へと変える。

そして、津波で全生徒を一気に押し流すのだ。

前俺が塩を取りに来た海に来て、津波の練習をする。イメージは、自分の足元から前方120度に向かって一気に水が流れるイメージ。

ふと思ったが、ブレスの練習もこういうところに転移してからすれば良かったな。よくエマが見にきちゃってたし。別に見られたくないもんでも、、、いや、見られたくないところもあったな。ブレス失敗して半泣きになってた時もエマに見られてたし。あれから俺はエマに見られてるの気づいてないふりしようって決めたんだったな。


うーん、できない。

津波を実際に見たことがないからか?


じゃあ、やっぱりビームを出そう。

ブレスは球状に終わったが、やはりせっかくこんな世界に来たので、ビームを出さなきゃ死ねない。ビームで敵を一層する。こんな経験、今回を逃せばできないかもしれない。


やはり、ビームは出そうな感じする。

前世で散々ゲームで見てきたからな。

いやぁ、俺の人生はやけに波乱万丈だな。

まさか本当に自分がビームを撃とうと本気でするなんて。小学校以来のことだ。


今日中には無理でした。

だって実際に見たのは2回しかないし、しっかりと見たのは1回だけ。

しかも、属性は全くの真反対だ。

今日はもうご飯にしよう。


俺は、基本一人でご飯を食べている。

理由は、コミュ症が原因だ。

俺は人に何か頼むのと、人を誘うのが苦手なのだ。

前世では誘ってくれる奴がいっぱいいたからなんの問題もなかったんだが、今世では残念ながら打ち解けられた人数が少ない。

そして、なにより、ライン以外気軽に話せる男子がいない。

女子は女子寮にいるから、エマを呼びに行くのは、女子更衣室の代わりになっている教室に忘れ物を取りに行くくらいの度胸が必要だ。

この例え、伝わるのか?


さてと、本当に一人に慣れちまったな。悲しいやつだ。周りのやつは楽しそうに食べてるのに。やっぱり、どんなに身体が強くなっても、心はチキン野郎だ。お恥ずかしい。

結局、強くなって人間をやめても、心はなにも変わらないようです。

俺はもう諦めてるよ。










今日も一日頑張るのか、、、

今日は社会の授業からだ。

社会の授業はいいぞ。その時間にやったことをその日のうちに覚えて、テスト前にちょっと見るだけで最悪の事態は免れることができる。さらに、授業中に先生が言っていたこともノートにメモすれば、復習するときにあー、こんなこと言ってたな。って自然と覚えられるし、たまにそこからテスト問題が出ることがある。


なんて、前世では思っていた。こんなことを言ったのは、みんなに勉強してほしいから?いや、それは違う。それに、俺は勉強大嫌いだからな。

テストのせいで部活辞めさせられそうになった時は本気で焦ったぜ。


この世界の社会は一味も二味も違う。

俺は、ここの校長に一つ言ってやりたいことがある。


自分好きすぎか?


いや、あんたの生まれた村とか知らねえよ。

一つの人物にかける時間って、せいぜい1時間だろ!?

なんで3時間分くらいやってんのにオーガと戦ってんだよ。俺たちはあれか?国語の授業を受けているのか?

テスト問題で、

この時の校長の心情を30字以内で述べよ。

とか出てきても書けそうなくらい校長の人生についてびっしり書いてるぞ。

それに、教科書読んでて思ったけど、全然人間の範疇じゃねえか。今の俺でもできそうだぞ?

あ、俺人間やめたんだった。人体がベースになった神様候補だった。もう半分神様なんだったわ。コミュ障の神、きっと、神になればコミュ障を助ける神になるだろうな。

いや、どうだろう?チキンの神か?うわ、すごいダサいけどこっちの方が俺にあってる。

チキンの神とか、何をするんだよ。


「次は、、テルくん、ここ読んでください」


「え、あ、どこですか?」


しまった。気を抜いてしまった。授業中は、集中しなければ恥を書くことになる。気をつけよう。



授業が終わると、エマと話す。そして授業を受ける。これの繰り返し。

俺は、結局話し相手になってくれる奴は増えたが、仲のいい友達は少ない。

だから、普段は特定の人物としか話さない。

ラインは、基本モテる。俺と関わってる時は、俺のキャラが濃すぎて薄く見えるが、ヤツはイケメンで強くて勉強ができるやつだ。

15位って、sクラスの中でもだいぶエリートだ。

エマもモテる。強くて基本優しくてかわいいからな。そして、俺は妬まれる。よく考えればわかるよな。俺は、成績から強いであろうことはわかるが、幼馴染だからってエマと親密な関係を築いているのだ。それに、みんなは2位から3位への落差が大きいと勘違いしている。

だから、みんな俺が強いなんて微塵も思ってないんだ。男子からは、俺の方が強いけどラインの方が優しくて、話しやすくて、エリート。俺は強くて目障りなやつ。そんな感じに思われている。

これに気づいたのは、みんなの陰口が残念ながら俺の耳が良すぎたせいで聞こえた時だ。それから、よく耳をすませると、俺、男子からの嫌われ方すごい。

女子からはそんなこともないっぽい。ふつうに扱ってくれる。初めてだ。こんな状態。

まぁ、エマは女子からも人気があるから、話してたら加わってきて仲良くなる機会があっただけだかな。


んで、俺を嫌ってる奴らの筆頭が勇者様ってわけだ。しゃあないわな。俺の精神が子どもだったら惚れてるもん。

好きな子と頑張って親密な関係気づこうと頑張ってたら、学校に入ることになり、さらに学校に入ったらエマは相手をあまりしてくれなくなった。その原因は、俺なのだ。

しかも、俺は側から見たらハーレムに見えるので、男子から妬まれる。

さらに残念なのが、俺のことを異性として好いてくれてるやつ多分1人もいない。

男友達と割り切られてる。

これ、確信持ってるよ。だって、ラインの話ばっかり聞いてくるもん。

もう好きな人隠す気ないよね。びっくりだよ。おれ、全く異性として見られてない。

多分、女子会に俺が紛れ込んでも普通に恋バナ続けるレベル。なんなら俺にも好きな人聞いてくるレベルだ。

つまりなにが言いたいか。俺は無駄に妬まれている。




また授業を受けている。次は数学だ。

その数学に、俺がハーレム持ってるみたいな雰囲気になるのだ。

理由は簡単。俺は誰よりも計算が早いから。

前世で、小学校から百ます計算をずっとやらされてきた。だから、計算スピードは他の人と比べると圧倒的に速い。

みんなは、問題がわからなかったりするとき、誰に聞く?

俺なら、一番頭のいい話しやすいヤツに聞くよ。

そして、エマの友達たちも、同じ考えなのだ。


「ここ教えて〜」


そう言われれば、このクラスの誰よりもわかりやすく教えられる自信がある。なんなら、先生よりも上手く教えられる。


この世界、筆算が無かったんだ。

だから、俺に普通に接してくれるコイツらに、俺は筆算を教えた。

そしたら、今の状態になった。エマの友達はほぼエマと俺の周りに集まるようになった。

な?側から見ればハーレムだろ?

けど、外見だけだ。


ハーレムだ。 そう思うだろ? 実際は

パン粉にたかる ハトに同じ

テル


今、平安時代の貴族の気持ちがわかる。

短歌って、自己満でも割と楽しい。

まあ、普通の歌の方が好きだけど。

あぁ、もうかれこれ約10年もギター触ってないな。まぁ、下手くそだったから、別にいいんだけど、なんとなく触りたい気がする。

転生したから、もう指も硬くないから触ったら痛くなりそうだ。

まぁ、残念ながらこの世界にギターは存在しないわけだが。

会話文って大事。

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