『侵食』
父に「三日は休みなさい」と言われた通り、ひづりは四日目の木曜日に学校へ復帰した。姉が怪我をした事、その看護や、お店の事などは教師の須賀野から二年C組のクラスメイトらに大まかにだが既に説明されているらしく、ひづりが顔を出すなり普段よく話す生徒数人が群がって来た。
「お姉さん、複雑骨折したんだって!? 大変だったね!?」
「ひづりちゃんもちょっと顔色悪いよ? 大丈夫なの?」
ひづりはドキリとして思わず自身の下瞼辺りを隠すように指で触れた。くまが出来ているのを見られてしまったらしい。これは単に《テウルギア・ゴエティア》をずっと読んでいて睡眠時間が減ってしまっているせいであったので、その心配の言葉はちょっとばかし耳に痛かった。
「元気元気。ちょっと寝不足なだけ」
そんな事を返していると、にわかに視界の外から忍び寄った二つの人影がひづりの体を左右から挟み込んだ。
「……へへへへぇ。久しぶりの制服ひづりんだ。いひひひひ……」
「ひぃちゃんおはよう! えへへ……おはようおはよう!」
ハナとアサカだった。ほぼ抱きつくような形で二人はひづりをがっちりと掴んでいた。……嬉しいのは分かったし私も嬉しいから、教室のど真ん中ではさすがにやめなさい、恥ずかしいから。ひづりはやんわりと二人を引き剥がしてその頭を撫でてあげた。
「官舎ぁああ!! 来てるかああぁ!?」
すると次はやたら響く叫び声と共に、同じ図書委員の百合川臨が開け放たれた教室の扉の前に勢いよく廊下をスライドして現れた。
「お、おう、百合川。……はは、久しぶり。どうした、心配してくれてたの?」
「するに決まってるだろぉ!? 俺とお前、二年連続図書委員の相棒なんだぜ!? お前の身にもし何かあったら……図書委員の阿吽像の片割れたるお前の身に何かあったら、俺は……ッ!!」
「誰が図書室の守護神だコラ」
冗談を返しつつ、彼もそれなりに心配してくれていたのだろうと思い、ひづりはまだ一週間も経って居ないのにほんわりと懐かしいような気持ちになった。
岩国旅行での一件を終えて初めての登校。アサカとハナは休んでいた間も気にかけてくれて学校の帰りにひづりのマンションまで二度も来てくれていたが、それでも学校でこうして彼女らやクラスメイト、図書委員の相棒の百合川と顔を突き合わせると「あぁ、数日前にはあんな恐ろしいことがあって、自分は《悪魔》の《契約者》になって、《召喚魔術》の世界についに足を踏み入れてしまったが、それでも自分の学校生活というものはちゃんとここにあって、それだけは何も変わってないのだな」と、ここ数日で気持ちが宙に浮いてしまうようだったひづりの足をぴたりと地面に着けてくれるようだった。……そして学校の勉強も頑張らねばならないのだ。それも思い出してひづりはちょっと真顔になった。
「はあい。おはようございます。ほーら、席に着いてくださいな」
ひょうきんな声音の号令が教室の喧騒よりひときわ大きく響いた。2年C組の担任教師、須賀野だった。
ひづりと眼が合うと彼はそのいつもの、のそのそ、とした歩き方で近づいて来た。
「やぁおはようございます官舎さん。そしてお久しぶりです。お姉さんの手術、上手く行ったそうですね? 官舎さんの顔色も良さそうです」
「はい、おかげさまで。ご心配をお掛けしました」
「いえいえ。……しかし月曜日にお父様から電話があった時は、ついにちよこさんが投獄されたのか、と、私、つい肝を冷やしてしまいました。大変失礼を」
凍原坂と同じくらいの背丈の彼は悲しげに眼を伏せて両手で頬を押さえ、そんな芝居がかった仕草をしてみせた。
ひづりは、ふふ、と笑いながら返した。
「ええ、残念ながら、まだどうもシャバの病院ですね」
須賀野には、かつて同じく綾里高の担任教師としてひづりの姉であるちよこの居る教室を受け持っていた年があったと言い、そのためこんな冗談をよく言うのだった。また母の万里子がひづりやちよこをある日突然学校をサボらせて旅行に連れまわしていたそんな事情も把握してくれていたため、教師としては比較的、ひづりの良き理解者であった。言動が少々変わっているところがあるが、愛嬌の部類だとひづりは捉えている。
ひづりと須賀野が話している間に他の生徒らはめいめい席について、じきに始まるホームルームまでまた隣の席同士などで雑談を始めていた。ひづりも自身の席へ向かい、鞄を下ろした。
「はあい。皆さん時間通り席に着けて、とても偉いですね。先生とても嬉しい。じゃあえーと、何だったかな……ああそうだ。今日はまず、以前言っていた転校生を紹介するよ。お待ちかねの交換留学生だ。交換留学生。何ともグローバルで素敵な響き……。毎日言って良い?」
「せんせー、早くー!」
生徒一同が笑いながら須賀野を急かす。
楽しげにざわつく教室の中、しかしひづりだけが置いていかれていた。交換留学生? 転校生が来る? そんな話していたっけ? と困惑していたのだ。
だがすぐに「ああそうか、私が休んでた間に、そんな話になっていたのか?」と気づいた。
しかしそれなら、とひづりはアサカとハナの方に視線を伸ばした。月曜から昨日まで休んでいた間、二人はひづりに二度も会いに来てくれていた。海外から転校生が来る、というそこそこ騒ぎになりそうな話題であれば、アサカはともかくハナが興奮気味に教えてくれそうなものだが、彼女はそんな話を一度もしなかった。アサカもだ。
「ごめんなさい。じゃあ紹介するよ~」
気の抜けるような須賀野の声に、しかし「おお!」と再び教室がざわめいた。特に男子の声が大きい。留学生は女の子なのだろうか? 入り口の方を見ると、いつの間にか教室の前側にある扉、そのすり硝子の向こうに一人の女子生徒のシルエットが認められた。
「はい、ではどうぞグラーシャさん! 入って来てください~!」
須賀野はその長身と同じく長い腕を、ぱあ、と左右に広げて声を張った。
教室中の視線が集うその扉が、やがて静かに開かれた。
「ハイ! こんにちわ…………あれ? 先に、失礼します? ……あれ? 須賀野先生、どっちでしたっけ?」
その女子生徒は教室に入るなり、自身が発した挨拶の言葉に対していきなり自信を無くしたらしく首を傾げ、戸口に立ち尽くしたまま須賀野に訊ねた。
一瞬の間の後、教室中に和やかな笑いが起こった。
「大丈夫ですよ~、グラーシャさん。ばっちりでしたよ。さぁこっちへどうぞどうぞ」
好意的な笑い声に包まれながら、えへへ、と微笑みつつ彼女はそのまま須賀野の隣まで歩いて教壇に上がり、ひづりたちの方へその顔と体を向けた。
「彼女が、今日から私達と共にこのクラスで勉強をすることになりました、ラウラ・グラーシャさんです。グラーシャさん、自己紹介をしてあげてくださいね」
須賀野が言うと、彼女はおもむろに制服のスカートの端を摘んで片足を引き、お辞儀をした。それはひづりたちからすればあまり馴染みの無い挨拶であったが、しかしその一瞬、にわかに教室中の空気が変わった。
それは他でもない、その仕草を「美しい」と感じた頭が、全員にそうさせていた。
やがて彼女の顔がゆっくりと持ち上がり、その表情に再び笑みが浮ぶ。
「ラウラ・グラーシャと申します。オーストラリア、ブリスベンのハイスクールから交換留学で来ました! 日本語いっぱい勉強しました! いっぱいお話したいです! ラウラって呼んでください。よろしくおねがいします!!」
そう告げ終えると、彼女はまたにっこりと微笑んでみせた。
先ほどまで、彼女が教室に入ってくるまで。勝手気ままに沸いていた男子連中がやけに静まり返っていた。ひそひそと各々話していた女子連中にしても、こちらは隣の女子生徒と視線を合わせる程度で、今は口を利いている者は居なかった。こういう時、大抵は誰かしらが勝手に転校生に対して質問を投げかけ始めるものだったが……しかしそういったことは起こらなかった。
つまり、教室は静まり返っていた。生徒全員が揃った状態でこんなにも静かになった教室を今まで見た事があったか、とその場の誰もが思うほどだった。
「……よ、よろしくお願いします」
男子の誰かが、ぽつり、と言ったのを皮切りに、ようやく他のクラスメイトらもざわざわとした具合で「よろしく」など言い始めたが、しかしそれでもやはり教室の空気は明らかに普段と異なっており、ひづりは少なくともこの2年C組の教室で今まで一度も味わったことの無い特殊な雰囲気を味わわされていた。
ラウラ・グラーシャ。その転校生があまりに不細工だった、とか、ひどい悪臭がした、とか、そういう理由では断じて無い。むしろその逆だった。
彼女は美し過ぎた。教室に入って来た瞬間の自問自答は突然だったため、クラス中が空気を読んだ感じで笑っていたのだが、彼女が教卓に立ってお辞儀をした瞬間からそれは完全に見違えるものとなっていた。
まずその顔立ちが整い過ぎていた。美術の教科書に出てくる彫刻の美しい少女のような顔立ちで、またころころと笑うために捉えづらかったが、たびたび遠くを見つめただけの動きをするその色素の薄い金色の瞳は、そこそこ離れた席に居るひづりでさえまるでそれそのものが自ら発光しているかのように感じるほどの輝きを見せていた。
隣の須賀野を比較に、おそらくは百七十センチを超えているその長身。ぴったりと前を閉じたブラウス越しに主張するその適度なバストは綺麗なシルエットを描いており、その裾をしまいこんでいるスカートのウエストは見事にくびれ、最後に脚の美しさで売っている芸能人すら絶望するであろうほどに整ったその長い両脚は彼女をまるで一つの芸術作品として展示するかのように力強く支えていた。
加えてそんな彼女が魅せたお辞儀から顔を上げる仕草。自己紹介をする際のジェスチャーでひらひらと動いた長い腕と指。ほとんど白髪に近いブロンドがそれらの動きに合わせてふわりふわりと遊ぶ様子。それらを教室中の誰もが言葉を失って眺めていた。
そして彼女の自己紹介が終わった後もその余韻は激しく意識の中に刻まれ、だからおそらく皆つい今しがた目の前で起こったのが「転校生が自己紹介をした」ではなく、「あらゆる人間の心を奪う美しい芸術作品が運ばれて来たのだ」という認識になってしまって、本来のあるべき正しい転校生への対応というものが出来なくなっているのだった。
そしてそれはひづりにしても同じだった。教壇までそこそこな距離がありながらそれでも「こんな美しい肉体を見たことがない」と感じるほどだった。しかも彼女は交換留学生……自分達と同い年だという。世界は広い。オーストラリアのそのブリスベンという所にはひょっとしてこんな美女が普通にそこら中に居るのか? ひづりだけでない、おそらくクラス中のほとんどの生徒がそんな事を頭に巡らせていた。
「じゃあ自己紹介も終わったところで。これからグラーシャさんが半年弱を過ごす席だけれど、場所はね、あそこだ」
生徒らの困惑状態をさして気にする様子も無く、須賀野はひづりの隣の席を指差した。
…………え?
ひづりは右の席を振り向いて、そのまま固まった。右隣の席。そこには鞄も提げられておらず、中に教材の類なども一切しまわれておらず、完全に「これから学生生活が始まる一人の生徒のための机」という体で佇んでいた。
疑問がひづりの頭を駆けた。
隣の席って、空いていたっけ? あれ? 空いてたっけ? ここが空いてるようなことってある? こんな、窓際席の一列隣とは言え、教室の真ん中付近なんていう中途半端な位置に……? だって隣には確か…………あれ? 誰が、誰が前まで《そこ》に居たんだっけ……? 誰が……。
「こんにちは!!」
にわかに近距離でやや大きめの声を発せられ、思考に沈んでいたひづりは驚きのあまりビクリと肩を震わせ振り返り視線を上げた。いつの間にかラウラ・グラーシャがすぐ目の前まで来ていた。
「ふふ。かんしゃひづり、って言うのですね。素敵な名前ですね」
彼女は可愛らしく腰を横に曲げ、ひづりの机の横に張られた名札のシールを見つめて言った。
「こ、こんにちは。どうも……」
眼前にして改めてその完成された外見と仕草にひづりはまた見惚れてしまった。やはりとても自分と同世代の人間とは思えず、ひづりは気後れせざるを得なかった。
しかし挨拶を返しても、何故か彼女は隣に立ったまま鞄を手にじっと見つめてくるばかりで、先ほど指定されたひづりの右隣の席、自身の席に座る気配が無かった。
……何かを求められているのか? ひづりは逃げるように右隣の席へ向けた視線を戻して再び彼女の顔を見上げた。……うおお。近くで見ると本当に背が高くて美人で顔小さくて可愛くて眼が宝石だ。これ宝石の一種だよ。天井花さんや和鼓さんとどっこいだよ。
また彼女はどうやら現時点ではまだ綾里高校の制服を用意できていないらしく、おそらくそのブリスベンのハイスクール在学中に着ていたものらしい制服を身につけていた。ブラウスの生地は薄っすらほんのりと紅色を差しており、スカートもよく見ると反対側がちょっぴり透けて見えるほど柔らかくひらひらと揺れていた。首にはこちらも生地の薄い明るい黄色のクラバットが巻かれていて、紐リボンが指定である綾里高のそれとはやはり大きな差異として目立っていた。
オーストラリアは日差しが強くて暑い、というおおまかな知識がひづりの中にはあった。故に、その制服がやけに生地が薄いのと、彼女の肌が少々小麦色なのはその強い日差しによるものだろうと推察した。加えて母国オーストラリアよりこの日本の八月は少々肌寒いらしく、彼女は黒いカーディガンを肩に羽織り、足にはダークカーキのニーハイソックスを履いていた。しかしそれがまた似合っている。もしかしたら何を着せても様になるのではないかと思えるほどだった。
と、また見惚れていたところでひづりは冷静になり、周囲に視線を投げた。自分とラウラ・グラーシャに、教室中の視線が集まっていた。
「官舎さん、どうしました? 聞きそびれましたか? お昼休みや放課後に、百合川くんと図書室へ案内してあげて欲しかったんですが、体調が優れないようでしたら百合川君に任せますか?」
須賀野が心配してくれているのだろう、気を遣う言葉を投げてくれた。……しかし。
……図書室? 案内? 今、そんな話をしていたのか? 自分は、それを聞き逃していたのか? そんなに動揺しているのか、自分は? ひづりはただただ困惑していた。
そして図書室……? どうして? 確かにひづりと百合川は図書委員だが……。
「私、図書室が大好きなんです!!」
ひづりの思考を見透かしたかのようなタイミングでラウラ・グラーシャは顔を近づけて、ぱぁっ、とその大きな眼をまた一段と輝かせた。驚いてひづりは思わず少々のけぞった。
「だから図書委員のひづりに、丁度隣の席だから、お願いしようと思ったんです! ……でも、体、よくないんですか? 具合よくないですか?」
しかしすぐ須賀野の言葉を追ってか、その顔に心配そうな色を浮かべた。表情筋が本当によく動く。けど……誰から私が図書委員だって聞いたんだ? あ、事前に須賀野から聞いていたのか? それだけのことか? ……ああ、なんだこれは、思考が追いつかない。ひづりは座ったまま立ちくらみがするようだった。
それでも一呼吸置いてもう一度冷静さを一応程度には取り戻すと、ひづりは席を立って右手を差し出した。
「……はい、私が図書委員をしてる、官舎ひづりです。体調は大丈夫。ちょっと休み続きでぼんやりしてたみたい、ごめんなさい。……隣の席だし、厄介掛けるかもだけど、よろしく、グラーシャさん。図書室も、あとで百合川と――」
その様に挨拶を返していると、ラウラ・グラーシャは急に切なそうな顔をしてひづりの差し出した右手をぎゅっと握り、そのまま両手で包み込むようにしてお互いの胸の前辺りまで持ち上げ、言った。
「ノウ、ノウです。ひづり。ラウラと呼んでください!」
さっきより更に顔が近い。それこそもうほとんどキスする一歩手前の距離で、教室中が一気にざわめきを取り戻した。
ちょっとちょっとちょっと待って。そういうものなの!? オーストラリアってそういう感じが普通なの!? この娘が珍しいの!? ようやく落ち着けたはずのひづりの思考は再び現実逃避気味に働いた。
「わ、わかったよ、ラウラさん」
「ノウ! ラ、ウ、ラ!」
何故かは分からない。だが彼女はどうしても呼び捨てが良いらしく、でなくては離さない、という具合に主張した。呼び方などこだわるつもりも無かったが、これ以上接近されると、さすがに先ほどから銃のレーザーサイトのような殺意のみを孕んだ一直線の視線が一切ブレることなくアサカの方から放たれていたがためにひづりはもう折れる事にした。
「わかった、わかったよラウラ。だから離れて――」
ひづりがそう言い終わるや否や、ラウラはひづりに抱きついた。
「はい! よろしくおねがいしまーす!!」
嬉しそうに、それはもう本当に嬉しそうに彼女、ラウラ・グラーシャは叫んだ。
「待てえ味醂座!! 刃物はまずい! ストップ! ストップー!!」
視界の端でアサカが光る何かを手に駆け出したのと、それを引き止める事に無事成功した百合川と、当然の如く起こった悲鳴と、百合川に続いてアサカの制止に助力する須賀野と、抱き付いて離れないラウラの細く繊細な色素の薄いブロンドが顔をさらさらと撫でる感触と、そしてそこから不意に香った――いつどこで嗅いだのか分からないが、確かに知っている気がする懐かしい仄かな匂いが嗅覚を満たし、もはやひづりの頭はいっぱいいっぱいになってほとんど諦念しながら天井を見上げた。
見慣れた教室の天井の模様。そこでふと、ひづりは思い出した。
……あれ? 何だっけ。さっき何か、ひどく不自然に感じていた事があったような……? 何でだろう、思い出せない……。
しばらく止みそうに無い教室の喧騒と、暖かくてやけに柔らかく、そして分からないながらも懐かしい香りのするそのラウラの体に、またひづりの思考はどろりと乱れて消えた。
抱きつく際にほっぽり出されたラウラの鞄が、ひづりの隣の席に無造作に置かれていた。
お久しぶりです、ゆきかさねです。
和菓子屋たぬきつね《第2期》、連載開始致しました。
ソロモン王の七二柱の悪魔に堪能な方は《彼女》が誰なのか、きっとすぐに察しがついたことかと思います。そうです。ご想像の通り、たぶんその《彼女》で間違ってないです。
第2期は《彼女》がとても重要な位置に立った物語となります。どうか《彼女》のことも、そしてひづりのことも引き続き見守ってあげてください。
2話はちょっと面白い人が出てくるので、不穏な1話の事は少し忘れて、どうか楽しみにしていてくださいまし。
ではでは。