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キタマジ!?~帰宅部LV99が異世界から帰宅するってマジ!?~  作者: たかしクランベリー/TOKISDEO公式
一章~メスカル帝国編~
41/168

25灯 デート始動

<TOKISDEO・RADIO>


「どうも私、TSO宣伝部のゾン・クラヴィラです。

 前回のおさらいあらすじ!」


Aあらすじ1:デンキ率いるグループ(サンライト、会長、カエデ、デンキ)はヤクを取り戻すべくメスカル帝国王宮内部の第一フロアへ侵入。


A2:そこでデンキ一行は第一フロアの番人と思える老騎士に遭遇。


 デンキ一行が怪しい騎士と邂逅を果たしたその同時刻、ヤクはブラックの着せ替え人形と化していた。

 

 そう、デートタイムは始まっていたのだ!

 

「うーむ、チャイナ服、和服とか色々着せてみたがやっぱり一番グッとくるのはこの衣装!」

 

「いいね、いいね。その慣れない衣装にそわそわしながらの赤面。

 でも実際ここまでメイド服合う娘いないっしょ!」

 

 「……!?」

 

 はっずぅうううう!

 何が楽しくてメイド服着なきゃいけねぇんだよ!

 

 てか何でこの世界に和服とかチャイナ服があるんだよ!

 いや、運営の配慮だろうけど世界観ぶち壊しだろこれぇ!

 

 あぁ、すぐにでもコイツを冥土におくりてぇ!

 

 「素晴らしい程合う!

  白と黒は表裏一体とはよく言ったものだ。

  黒のメイド服は体のラインを否応なしに目立たせ美しさを醸し出す。

  それに相反するは可愛い白猫耳と白リボン!

  輝く金髪も相性抜群!

  超! エキサイティング!」

 

おい、誰かコイツを止めてくれ。

 

***

 

メスカル帝国が誇る宮廷料理店『ウマシ』にて。

 

俺はブラックに奢られたカフェオレを冷ましながらゆっくりと飲んで心を落ち着かせる。

 

ってか、この世界にはカフェオレあるのか。素晴らしいな。

 正直一生飲めないと思ってた。

 

「さぁて、飲み物だけじゃなくて料理でもいかが?」

 

「すまんなブラック、食欲がない。」

 

主に目の前の奴が原因でな。

黒光りするスキンヘットに当たり前のように付いているピンクの大きいリボン。


 どうゆう原理でくっついてるか問いただしたいところだがファンタジーに現実を持ち込むのはやめよう。

 

 相手はplayerじゃないんだから。

 そう自分に言い聞かせているとブラックは残念そうに頭を抱える。

 

「おーのうっ! じゃデザートは?」

 

くっ! デ、デザートは別バラだし……

 

 「欲しい!」

 

 「いいよ! 

  ってゆーかぁあ宮廷料理店でデザートしか頼まないとか超可愛いんですけどぉ♡」

 

 暴走する女装スキンヘッドをスルーして俺はメニューのデザートページへと目を向けて考える。

 

 ん~、どれも魅力的だ。

 ファンタジー感満載の美しいデザートがたっぷり並んでやがる!

 

こういうときは仕方なくだがこの世界の住民に聞くのが良いだろう。

 

 「ブラック~? なんかお勧めのデザートない?」

 

 「大丈夫! ヤクちゃんの好きそうなデザートはもう注文しときやしたわ♡」

 

 ブラックがむかつくポージングを構えながらどやってる間に一品目のデザートは完成したようだ。

 

 「どうぞ『ローリエッグパンケーキ~シナムリア蜂蜜がけ~』で御座います。」

 

 白いエプロンに身を包んだダンディーなオジサンがテーブルへゆっくりと品を置く。

 

 テーブルに置くときに発生した僅かな音だけでパンケーキはぷるると震えて柔らかさと甘い香りを主張し始める。

 

 ……こんなの、美味しいに決まってるだろ!



<TOKISUDEO・RADIO>


TSOログアウト不可。

サンライトの多量飲酒による莫大な借金。


先輩player達との対立。

メスカル帝国へと誘拐される男子高校生主人公ヤク!

ヤク達に次々と襲いかかる受難。


次々に明かされる幼馴染み達の過去。

彼らの過去が<今>と交差する!


語られる灯術の実態!?

彼等の鍵界冒険? の舞台はメスカル帝国へと移る!


ーーメスカル帝国編始動!


ーークソ雑魚底辺作家50日連続投稿計画は2月より始動! 

※2018年2/1~3/22まで

※投稿時刻は作者の勝手な都合により安定しませんので御注意下さい。


~TOKISDEO・PresentesPV第一弾


監督 ゾン・クラヴィラ

提供 [TOKISDEO]


「……ゾンさん、良い歳して何してるんですか。」


「いゃあ~、誰しも一度はやってみたいよね!」


「やってみたいよね! じゃないですよ。

 我々がこれから説明しようとした事あっさり伝えちゃってどうするんですか!」


「もういいよ浅田さん。もう遅いし寝ましょ?」


「……そうですね。」


「「今回も我々の茶番に付き合って下さりありがとうございました!」」

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