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キタマジ!?~帰宅部LV99が異世界から帰宅するってマジ!?~  作者: たかしクランベリー/TOKISDEO公式
一章~メスカル帝国編~
40/168

24灯 ヤク奪還計画

<TOKISDEO・RADIO>


「どうも、私TSO宣伝部のゾン・クラヴィラです。

 前回のあらすじにておさらいを致します。」


Aあらすじ1:ヤクはブラックにメスカル帝国へと誘拐される。


A2:ヤクはメスカル帝国女帝の妹になる。→宴の準備始動


A3:ヤクはブラックとデートすることになった。




 

 ブラックとヤクがデートの計画で盛り上がっているその同時刻、シナムリア遺跡では。

 

 サンライトが悔しそうに散々にした紙に地団駄を踏んで叫んでいるで候。

 

 「くっそぉおおおおお!」

 

 「その話、この俺リュウが協力してやる。」

 

 「母上!」

 

 なっ! さっき消えたはずじゃ?

 どこから現れたで候、まさかこれも『灯術』という謎の力の仕業。

 

 「可愛い娘が困ってるのに助けないわけないだろ?

  それに君らは運が良い。シナムリア遺跡は偶然にもメスカル帝国に近いんだ。

  ……おい、デンキ起きやがれ!」

 

 「はっ!」


 デンキは母上の大声で瞬時に体を起こす。

 デンキの起立を確認した母上は姿勢をしゃがませて地面に指をぶっ刺し始めたで候。

 

 「ん~、メスカル帝国王宮王室内部にplayerが一人。成る程ね。

  デンキ、案内よろしく!」

 

 「まじっすか? はぁ、また侵入しなきゃなんねぇのか。しかもこいつらと?」

 

 デンキはわざとらしく溜め息をついて嫌そうに拙者らに指をさす。

 

「逆らうとどうなるか分かるよねデンキくーん?」

 

「……しゃーねぇな。」

 

「よろしい!」 

 

 ***

 

 メスカル帝国王宮地下下水道にて。

 

「くっせぇええ!」

 

サンライトは下水道の臭さに悶絶しているで候。

ドクロの仮面越しでも嗅覚は正常なのが不思議で候。

 

 正直、あの仮面は防塵、防臭、防寒の三大性能を持っていると思っていたが的はずれで少し恥ずかしいで候。

 

 「静かにしやがれ仮面野郎、ここは100%安全が保証されている訳じゃない。」

 

「ここは番人の言うことを聞こうよサンライト。」

 

「そうで候。」

 

「……わかったよ。」

 

 サンライトは不貞腐れながら一行についていく。

 

 暫く歩くと先頭のデンキが左に手をはらって指示をする。

 

「おし、ここだ。お前ら飛ぶぞ!」

 

デンキは手に電撃を走らせて拙者らの頭上へ輝く雷撃光線を放つ。

電撃光線は地下下水道から王宮の内部に繋がる大穴を形成する。

 

 そこからはリッチな昭明が降り注ぐ。

 よく覗くと大きなシャンデリアがある。

 

「よし、お前ら行くぞ。

 3、2……1飛べ!

 ーー《電磁波跳び(エリンギジャンプ)》!」

 

 足元から青電を帯びた円陣が展開され、拙者らの体が一気に上へと飛ぶ。

 

 拙者らがシャンデリアにぶつかる寸前に宙に浮く感覚が消える。

 ってこのままじゃ落下するで候ォオ!

 

それをわかっているかのようにデンキは懐からパッと謎の言語が刻まれた石を取り出し下水道の穴へと放り投げる。

 

「……いけ、トランポリンの灯素石ルーンッ!」

 

トランポリン、成る程。

これなら足場を作って侵入できる!

 

投げられた石は淡い光を放ちながら薄い幕を生成。

 

即行で作ったためか弾力は強くなくボインボインと鈍く柔らかい音を立てて拙者らを優しく着地させる。

 

思わずホッと胸を撫で下ろそうとした最中。

 

「おめでとう侵入者諸君。って、よぉデンキ。

 またこの侵入方法か? 懲りないねぇ、次は何を盗みに来たんだい?」

 

なんか、強そうな騎士が現れたで候。


<TOKISUDEO・RADIO>


「どうも、私TSO宣伝部のゾン・クラヴィラです。」


「同じく、浅田朝夫です。では、今日の質問をみていきましょう。」


Q:作者の呟きコーナーにて呟かれた話数130ストック蓄積後に一気に連載を始める。

と申していましたが本当ですか?


「すいません。この件については無能な作者(たかしクランベリー)に代わり我々が謝罪申し上げます。その一気連載の企画とやらはボツとなりました。」


「何故、急に謝罪始めるんですかゾンさん?」


「聞いて下さいよ浅田さん。

 あの作者ヤロウ、急に変な企画立てやがったんですよ。」


「企画?」


「そうです。なんと彼、100日連続投稿でブクマ100件突破(底辺作家卒業)は出来るのか?

 という馬鹿な企画を実証するらしいですよ。」


「マジですか。現公開話数24に対し現話数ストック71ですよ? 流石に無茶なんじゃ。

 つまり、その企画をする為には公開話数と蓄積話数で100ストック以上の差をつけなければならない。」


「そして現段階で話数ストックの差は47。それに作者の意地で本編連載は週一ペースを維持しなければならない。

 ここはハードルを下げて50日連続投稿はどうでしょう? これくらいならギリギリ可能範囲な筈です。」


「浅田さん、ナイス提案です。

 では、企画変更致しましょう。

 蓄積話数-公開話数=50(ストック差)が生じたときに始まる実証計画……」


 「その名も【一話約千文字のクソ雑魚底辺作家が50日連続投稿したら底辺作家卒業は出来るのか計画】を行います。」


「そんなのやる意味あるんですか?」


「作者曰く、結果が知りたいだけだそうです。」


「つまり、失敗成功どちらでも良いと?」


「はい。

 ちなみにこの計画実証が始まった時、私が前回のあらすじにてお知らせ致しますので是非とも楽しみにお待ちください。」


「「今回も我々の茶番に付き合って下さりありがとうございました!!」」

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