プロローグ
時は、超能力時代。
この世界では、超能力の事をパワードと呼ぶ。
100年前の2186年5月8日に世界各地に複数の隕石が降った。
その隕石は、赤褐色に染まっていて、その隕石にとある病気に悩まされている人が触れると、病気が回復して治ったと世界中に広まった。
その情報を聞いた世界中の医学者、科学者、生物学者が調査のために隕石がある日本の某所に向かった。
生物学者が実験用マウスを隕石に触れさせると、
マウスは巨大化をし、牙を剥き出し、威嚇をした。
威嚇をした後、マウスは実験用だったため、細胞があまり発達をしていないため
巨大化に耐えられず、そのまま破裂してしまった。
その後、生物学者が死刑のせまった、囚人を隕石に触れさせると、囚人は獣に変化できるパワードを得たそうだ。
他の囚人にも触れさせてみると、火が出せる様になったり、分身ができるようになったりと色々な現象がおきた。
学者が研究に50年かけると、ついに隕石のなぞを解く事ができた。
学者はこう公表をした。
「ヒトが隕石に触れると本来自分が持つ能力が使えるようになると言う事が判明しました。ヒト以外の動物が触れると、
その動物は凶暴化をし、ヒトを襲うようになります。
人間がついに本来の姿になる事ができます。まだ隕石に触れていないヒトはただちに触れてください」
と。
世界各地の人々は、能力を得るために次々に隕石に向かった。
そしてその能力には属性がある事が分かった。
だが、光と闇の属性が見当たらないという。
属性だけでなくそれぞれに系統がある。
近距離戦闘。遠距離戦闘。治癒能力。召喚能力。状態変化。
などと複数ある。
まだ発見のされていない能力がたたある。
ヒトは能力を1つしか持てないといわれていたが、例外として2つ持てるというのが、最近発見され、50年に1度だけ生まれるという。
ここからパワード時代が始まる。