夢のある話
下の下、以下ですね。
「夢のある話をしよう。」
今回も唐突なはるの一言から始まる。
何が言いたいのかは伝わってこないので団長は質問を始めた。
「何?ミッ○ーとかがいるとこの話?」
「それは夢の国の話でしょ」
「昨日はワニに食べられそうになる夢をみたぞ」
「そういう話でもないよ」
言いたいことが伝わってないことがわかったはるはもう一度切り出す。
「アレだよ、希望とかそういう類の話だよ」
「縁の無い話だな」
「多少はあるでしょ」
なんとも絶望にまみれた団長。
「そもそも何でいきなりそんな話がしたくなったんだよ」
「なんとなく」
肝心なところはいつも適当。
「……はぁ」
「しょうがないな、僕から夢のある話をしよう」
その後しばらく熟考しているが、頭から煙が出ているような印象を団長は受けた。
「そういや、これ地の文少ないよな。どっちの台詞とかわかるのか?」
「いきなりそんな話をするなよ」
「じゃあ何か夢のある話思いついたのか?」
「……夢も希望もねぇよ」
「急に絶望すんな」
特に思いついてなかったはるのために団長は話を逸らしたと言うのに……
「言ってやるなよ……」
「うわあああああああん」
「『うわあああああああん』ってお前……」
ねぇ?これ収拾つかないんじゃない?
オチが全然見えないんだけど?
「地の文が聞くな!よく喋る地の文として売り出すつもりか!」
「なにそれあたらしい」
……会話に参加する地の文……ありですかね?
「ねぇよ!3人目だすなら普通にドヤ呼んどけ!」
「ドヤはあれだよ。前回の反省を生かした結果だよ」
なぜはる、団長以外出てこないのかわかったところでもう一度どうぞ。
「だから地の文やれ!話かけるな!」
「俺には夢は無い……でも、夢を守ることはできる」
「お前はどこのたっくんだよ」
そんなこんなで今日も彼らの日常は流れていきます。
「そういえば場所とか時間設定してないよね」
「いまさらだな」
連載、短編、このゴミ……俺はあきらめない!