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うん、このゲーム糞だ  作者: 運 虎太郎
うんこくさい森編
2/27

第2糞 うんこくさい森

ちょっと短いです。



すいません。

オレの名前は糸魚川(いといがわ)金太。

トイレで死んで今はデカいトイレにいる。


「スカーレットさんそれで、オレの転生する糞ゲーはなんていうゲームなんですか?」


「『五感ブレイカー』っていうフルフェイスVRのRPGゲームですね。現実とゲームの五感が連動するんです!

ちなみにフルフェイスVRっていうのはヘルメット型のVR機器って感じで五感を連動させるために作ったみたいです!」


「すげー、それって普通に神ゲーじゃないっすか?」


「…それがリアルすぎるんですよね」

「リアル?」


「先程言った通り五感が連動してるんで闘いもリアルすぎるんです。

例えば剣同士がぶつかった時の顔への衝撃とか、五感ってことは味覚も感じられるんでゲーム内で負傷して出た血の味も分かるんです。」


「それって人死んじゃわないですか?」


「いや、五感だけで頭より下は連動してないんでそこは大丈夫です。」


「まぁ他にもいろいろと説明することあるんですけどとりあえずゲームの世界に転生すればなんとかなるんで行きますか!」


「えっ、まだ心の準備が…!」とは言ったもののスカーレットさんは聞いておらず気がついたら木々が生い茂っている場所にいた。

そこは何故かうんこ臭がしたがオレは「自然ってそんなもんだろ」と鵜呑みにした。


「ふぅ、なんとか転生できましたね!」

と、どこからともなくスカーレットさんの声が聞こえた。


「えっ、スカーレットさんも来たんですか!」

と、周りを見渡しながら言った。


「いえ、私はさっきの場所にいます!」


「さっきの場所ってあのデカいトイレですか!?」


「デカいトイレって…あそこはうんこを排泄する聖地ですよ!!!」


「それはただのトイレなんすよ!!!」


「あっ、そうですね。

すいません取り乱しちゃって…

ちなみに私はドラゴンボールの界王様的な感じでお主の心に直接話しかけています!」


「だから、キンタさんも心の中で話せば大丈夫ですよ」


そう言われ、オレは心の中で話すようにした。


「あぁ、はい分かりました。…聞こえてます?」


「はい聞こえてますよ!」


「良かったです。で、目の前にパネルみたいなものがずっとあるんですけど…」


「それはクエストとかプロフィールを確認できるよくあるやつですね。

…そこになんて書いてありますか?」


「チュートリアルを行いますかって書いてあって下にはい、いいえっていう選択肢があります。」


「なるほど…それじゃあはいって書いてある方を押してみてください。」


「このパネル空中に浮かんでるんですけどどうやって押せばいいんですか?」


「はいって書いてある方に指をかざせば押せます。」


そう言われオレは、はいと書いてある方に指をかざした。


すると、『五感の確認をします。この画面が見えていたらOKボタンを押してください。』と出てきてOKボタンを押すと『視覚確認OK』と出てきた。


次に聴覚、味覚、触覚と何事もなく確認が行われた。


しかし、最後に残った嗅覚で、匂いがしないという問題が起きた。


どうすればいいのか分からないのでとりあえず、スカーレットさんに聞くことにした。


「あぁ〜それは多分キンタさんの固有スキルが問題ですね」


「このゲームって固有スキルがあるんですか!」


「いえ、キンタさんにだけ特別に私がつけました!」


「そうなんですか…それでその固有スキルってなんですか?」

絶対変なスキルだなと思いながら聞いた。


「それは………











『激臭』です!!!」










「………ゲキシュウ?」








…………うんこくさいと思った時に気づけばよかったな

ブックマークと評価お願いします。



五感ブレイカーの触覚については顔以外に手でも感じられます。

ちなみに顔や手にダメージが当たると五感が連動しているため痛いです。

(しかし他の部位とダメージはそこまで変わらない)

そのため、プレイヤーの性癖によっては顔や手を狙ってきます。

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