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英雄になるのを拒否した錬金術師は先生になるそうです  作者: 無名のニート
一章:怒涛の一ヶ月
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終わりの生活と始まる生活Ⅳ 錬金魔法とカイン

「リナ・サディス国王との面会予定がないのであればここを通すわけにはいかん。すまないがお引取り願おう」

「いやいや。話を通してくれよ。ライオといえば、許可が出るはずだからよ」

「それはできぬ。ルールはルールだ」


 面会予定には予約が必要なようです!・・・・。じゃあねえよ。緊急事態なのにも関わらず、通さないとはありえんぞ。でも、事情を聞くためにはどうにかして会うしかないが、方法がない。しばらくそこで立っていると、中からリオンが出来てきた。


「リオオオオオオオン、緊急事態だから、リナに会いたいんだが、どうにかできないか」

「今は無理です。ただ知りたいことを教えてあげます」

「その顔だと聞きたいことを分かっているようだな」

「いずれ来ると思ってました。宮廷魔術師団ローナ本部に行きましょう。あそこなら話の内容が外に漏れることもないので」


 こんな時にはリオンってはっきり分かんだね!ローナ本部に到着したが、訓練があるということなので、待ち時間に館内を「自由に見学しててください」と許可をもらったし、錬金魔法のことを調べるために、書庫へ行くことにした。


 『錬金魔法と初代皇帝』という本を読んで大体の事はわかった。


 当時の世界情勢は、サノラス帝国、ユリシス王国、マギア帝国という順で領土を持っていたらしいが、マギア帝国初代皇帝カインは、己の国こそが、世界で覇権を握るべきだと思い、3カ国を巻き込む、第一次大戦を起こした。マギア帝国は戦闘技術は劣っていたため、敗北しすぎた結果、帝都攻防戦まで追い込まれてしまった。このままでは、国そのものが無くなると思ったカインは、錬金術と魔法を融合させれば、一人でも他国を滅ぼすことができると知り、帝国民を利用し、実験したということだった。しかし、その実験をしていくうちに制御が効かなくなり、魔王を産み出してしまった。更に、実験を辞めなかったカインのことを止めるべく、初代大賢者ローナ、初代賢者ライラ、初代聖女マリアの3人は結託し、カインを殺したと書かれていた。


 待てよ。今の歴史書には、カインは民の反乱により、殺害されたと書かれていた。どういうことだ?


「やっぱり、ここに来ていましたか。お待たせしました」

「錬金魔法のことを調べるために来たんだが、余計なものを読んだせいで、更に迷宮にいりしそうだ」

「そうですね。私の知っていることを全てお話しますので、安心してください。それでは統括室へご案内するので、そちらにある魔法陣へお入りください」


 すげぇー魔法陣なんて初めて見るぞ!新しい転送方法に恐る恐る入ると、光に包まれながら、目を開けると統括室にいた。

更新遅れてしまい、申し訳ございません。色々と立て込んでいまして(棒)もう少しで4000PV突破しそうです。皆さんに読んでいただき嬉しいです。


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