終わりの生活と始まる生活Ⅲ 騎士団長汚職
「リリス、すまないが、久しぶりに偵察の仕事をしてくれないか?」
「はーい。かしこまりました」
「すまない。本当に助かる」
錬金人形リリス、研究の助手兼メイドとして作ったが、実際には戦闘も行える万能メイドになってしまった。だから、今回のように何か調べてほしいことがあれば、命令をすれば、翌日までには情報を流してくれる。しかし、一個だけ致命的な欠点がある。
「御主人様、命令を聞くご褒美は私を犯してくれることでよろしいでしょうか?」
「研究が終わったらな」
「わかりました。絶対ですよそれでは、行ってまいります」
「そうだ。言い忘れたが、今回は何か分かり次第その都度連絡をくれ」
「はーい」
このように、命令し、仕事を終えた後、犯してほしいと言ってくるところだ。この設定は、俺が18歳の時に作ったことも関係しているらしいが、何故こうなったかという真実は今も不明である。そして、研究が終わったらという嘘をつき、ごまかしている。ちなみに、錬金術の研究って生涯をかけても終わらないと言われているから、結論から言うと、死ぬまでお預けということだ。
残された俺は、久しぶりに書庫の整理をすることにした。相変わらず汚いが、愛着が湧いていて捨てられないのは仕方ないことだろう。整理を進めていくうちに『錬金魔法』という本を見つけ、読んだことのない本だったので読んでみたが、この本の内容は錬金術と魔法界を震え上がらせる内容だった。
古代マギア帝国。初代皇帝カイン・マギアは、民を利用し、錬金術と魔法を融合させ、新しいものを産み出し世界の覇権を握ろうとしていた。そして多数の民を利用し、無事に開発は成功したが・・・。
「ご主人さま。貧困街での偵察を一通り終え、分かったことがあります」
「ご苦労さま早速教えてくれ」
「ご主人さまの予想どおり、騎士団長ヴァン主導の元、反論会が開かれてる度に、武力行使鎮圧し、リーダー格と、その家族を王城地下牢へ投獄しているみたいです」
「わかった。ありがとう。引き続き偵察を続けてくれ」
念話能力による、通信は遮断された。
次にリリスから聞いたことを、国王に聞いてみないとな。もし、それを認めているなら、この国を壊さないとな・・・・。出来ればやりたくないし、それを望んでいる者など誰一人いないだろう。
「ご主人さま。騎士団長ヴァンが魔物と会話をしているのを発見しました」
「どういうことだ?」
「魔物から魔力をもらっているように見えます」
「そうか。もう十分だ帰ってきてくれ」
やはり、ヴァンの魔力量が増えていた奴らからもらっているから。でもおかしいぞ?勇者には魔力が宿らないようになっている。もし、宿っているならば魔物に体を乗っ取られたか・・・。
まだ教師にならないの?と疑問になる人もいると思いますが、もう少しなのでお待ち下さい。
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次話は二日後の予定です。