表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄になるのを拒否した錬金術師は先生になるそうです  作者: 無名のニート
二章マギア学園
12/16

復習と復讐Ⅰ

 王国動乱から、2日がたった。今日から俺はマギア学園と出勤しなくてはならない。先生というものがどういうものかなわからないが、教えていくうちにわかるだろう。という甘えた考えをしている。

 騎士団長ヴァンの件は結局まだ国民たちへは言っていない。全ての調査が終わるまで騒ぎになっても困るからというわけだ。しかし代理の騎士団長フランという女騎士だ務めることになったらしい。まあ俺には誰がなっても同じだと思うからどうでもいい。


「リリス、そろそろ行ってくる」

「はい。行ってらっしゃいませ」


 そういえば、リリスも当分の間は起動することにした。仕事が増えてしまい、家事をこれ以上やらなくなってしまっては、体に不健康だからと思ったからだ。


 青い空、灼熱の太陽。そしてこの素晴らしい王道、全てが新しく見える。そんな妄想をしながら、マギア学園に到着した。正門のところにエレナ学園長が待っていた。


「エレナ学園長。ライオただいま到着しました」

「ご苦労。国王様より事情は聞いてある。早速だが、学園長室で話をしよう」


 エレナについていき、学園の敷地を移動しているが、広すぎる。明らかに王城までとはいかないが、一つの街としても使えるくらいの広さだった。そして様々な場所を見ながら学園長室に到着した。


「ライオよ。国のお墨付きがあるとはいえ、学園では新人だ。まずは、生徒の信用を得るように頑張れ」

「了解」

「それとお前の担当するクラスはSSクラスだから、気をつけるように」


 SSクラス?明らかに大変そうな連中が集まってそうなクラスじゃないか。


「反論するわけではないですが、俺新人ですよ」

「国には度胸のある人物を派遣するようにお願いした」


 リナのやつ大丈夫かと聞いたときに大丈夫と言ったのは先生としての実績は関係ないからか。だから秘密にしないと俺が行かないと思ったのだろう。どっちみち国王命令だからやらないといけなかったが、これはあまりにも酷すぎる」


「まあ、あれだ。頑張ってくれ。授業までは好きにしていていいぞ」

「はい・・・」

 

 絶望という言葉を使うとするならば、今だ。やっていけるかどうか不安で仕方ない。学園長室を後にした俺は、もう少し学園を知るために、見学することにした。


「ライオさん。今日からでしたっけ」

「あれ?リオンなんここにいる?」

「私はここで実技魔法を教えています」


 丁度いい、リオンに学園を案内してもらうか。リオンも喜んで引き受けてくれたので、リナの愚痴を言いながら学園を回った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=75312912&si
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ