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君と輪廻の結び方  無適正者と鬼姫の異界捜記  作者: 鈴片ひかり
第三章 ヴァイス・レイジ
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34 海妖の迷宮

 青く輝く水平線の景色にぽっかりと空いた洞窟の入り口が、現実に戻れと訴えているようだ。


 イクスだけに頼らずユキノは魔力、俺は瘴気の気配を読みながら進むも、通路は狭いため逆に前方から群れを成して襲ってくる化け蟹のような魔物の群れもユキノの魔法で一網打尽といったところだ。


「ユキノ無双だな。疲れたら休憩するから言ってくれよ」

「大丈夫。今までレイジとイクスがメインだったからね、私も活躍できるってこと教えてあげる」


 気負ったりいきったりしている訳ではないが、できることをやろうという意思が伝わってくる。この子なりに前に進もうといつかくるダルギーバ族との決着に向けて鍛錬を積んでいるのだろうな。


「あれ? さっきの魔石に似た魔力を感じるよ、ほら汚いからレイジほじくってここの甲羅の裏」

「汚いから俺にってまったくお姫様は人使いが荒い」


「きりきり働け~」

「ほんとだ、魔石が出てきた。これは青っぽいんだな」


「きっと水属性の魔石だねこれは高く売れそうな予感!!」

 イクスは俺から魔石を受け取ると、データを収集し微弱だが特徴的な魔力反応のパターンを認識したという。


 さらには次々と襲い掛かる魔物たちは蟹の次は海老とバラエティー豊かになってきた。


 イクスは器用に大鎌で魔石の埋設ポイントを切り裂き、さくっと魔石を回収していく。


「へぇ~いろんな場所に魔石って埋まってるんだね。実は今までに倒した魔物も持ってたけど見逃してる可能性あったのかな」


「そうかもしれません。私も魔石に関するデータが著しく不足してたためですがユキノの助言で新たなお金稼ぎの道が開けました」


「よし、この調子で稼ぐぞ!!」「「おおー!」」




 現在地下四階に到着した。空き部屋を見つけ、イクスに内部スキャンを頼み罠や装置の類がないことを確認してから簡易結界を貼って休憩地とする。

 やや気温が下がってきたので、魔法のコンロでお湯を沸かしてお茶を用意し、ユキノの体調を気遣いつつ、軽い食事も取っておく。

 地形属性や魔物の種類から見ても、ユキノの魔法がいかんなく発揮されるため魔力を含め負担が心配ではあったがアホみたいな魔力資質のためけろっとしている。


 イクスに霊力チャージをしながら、状況確認をしておくとかなり一本道に近いルートであることが分かる。

「ほとんどの冒険者たちは内部で襲われ逃げ帰り探索はほぼ進んでなかったようですね」


「魔石の相場は分からないが、現状で8個ほどだ。このまま無理しない範囲で荒稼ぎするぞ……ぐへへへへ」

「悪そうな顔。でも落ち込んでるよりそっちのほうがレイジらしい」

「そうです。私の下着が見たいなら見たいとおっしゃってくれればいいのです。それぐらいで元気になるのでしたら」


「お、おいそれ以上俺を惑わすな。頼むから」

「惑わされてるって認めてるようなもんじゃん!」


「当たり前だろ、イクスみたいなかわいい子の下着とか興奮しないほうがおかしいわ!」

「か、かわいい……」


「ほらイクスだって困ってるじゃないの」

「かわいい……」


 すっと立ち上がったイクスは何やら目がチカチカと光りだし始める。

 < 新規バージョンアップデータを受信。ブートアップウィザードを実行中……>


 およそ数分、動かなくなっていたイクスは突然元に戻ると何事もなかったかのように警戒モードへ移っていく。


「大丈夫かイクス?」

「問題ありません。オーラリアクター効率が4,8%向上しオーラバレットの強化システム案がセット可能になりました」


「ん?」

「魔石の属性エネルギーを用いたエレメントバレットの精製システムが実装されました。ファイアバレット、アイスバレット、ライトニングバレット、アースバレット、ウインドバレット、ライトバレット等になります」


「魔法使いっぽいね」

「ユキノ魔法能力を学びシステムとして取り入れているからかもしれません」


「イクスはわしが育てた!」

「おい」

「ごめん、なんとなく言ってみたかったの」


「さらなる追加装備のため、14分待っていただけないでしょうか?」

「ん?かまわないが」


「感謝いたします」

 イクスは位相空間と魔法のバッグにしまっていた発掘ユニットを取り出すと、もう一つのハンドガンを分解し何やら変な部品を取り付け始めた。


 一瞬、アクションゲームで見られるワイヤーショットに見えたがどうやら違うらしい。


「これは魔石の埋没ポイントへ打ち込めば自動で魔石を回収してくれるエクストラクションユニットになります」


「まじでイクス有能! かっこいい!」


 俺が勝手に ”抜き取り君” と名付けたその器具のおかげもあり、地下5階に到達するまでの間で20以上の魔石を抜き取ることに成功していた。


 魔石は幼い個体にはないが、ある程度成長した個体であれば大体あることが分かってきた。


 だが死後5分も経過してしまうと死体と融合してオルナに還ってしまうため素早い処置が求められることも判明した。

 これは周知の事実なのだろうか?


 もしかしたら大発見なのでは?


 wktkを無理やり抑え込んで地下6階へと足を踏み入れる。

 肌寒さが感じられ、周囲の様子もかなり変化が見えてくる。


 非常に天井の高い広い空間が現れる。

 砂浜に点在する岩場、まるで日本の海岸線のような雰囲気に俺の心が波立った。

 時間的には夜……不気味さが背中をぞわっと撫でる。

 潮の匂いもどこか違う。


「ねえ何か声が聞こえるよ?」


 ・・・・ぁ・・・・ぁ・・・・・ぁ・・・・・


 ・・・・・ぉ・・・・ぁ・・・・・ぁ・・・・・


 ・・・ぉ・・ぁ・・・・ぉ・・ぁ・・・・



「やだ怖い」

 思わずユキノがしがみついてくるが、さすがに俺でも鳥肌が立ってきた。


 これは恐らく赤ん坊の泣き声。


「マスター、ユキノ、どうしたのですか?」

「赤ちゃんの泣き声聞こえるでしょ?」


「環境音及び周囲のノイズを分析してみましたが、乳児の泣き声を観測することはできませんでした」

「イクスだと聞こえないってことか、なるほどこいつは俺向きかもしれん」


 腰の小剣を戻し、刀の鞘をぐいと引き寄せる。

 外套を脱ぎ袋にしまうと、汗止めの鉢巻きをしてグリフォンレザーアーマー姿になり気合を入れる。


「イクスはユキノの護衛と索敵にあたれ、ユキノは様子を見てお前の判断で援護してくれいいな?」

「う、うん」


 泣き声に向かうにつれ、妖気が足元へ絡みついてくる。これは須弥山に入り込んだ邪妖の類に近いある意味懐かしいものだった。


 大きな岩の向こうの波打ち際に、一人の女が赤ん坊を抱えている。

 灰色のざんばら髪で着物姿、磯の香が非常に強く鼻がツンとするほどだ。


 なるほど、たしかにこいつは大物だ。


『 もし……もし……すこしだけ……すこしだけでいいので……この子を抱いてあげておくんなまし』


 へぇ日本語の懐かしい響き。

 こいつがいるってことであの神話の信ぴょう性が出てきたってことだな。


「重いのか?」


『もう……腕が疲れてしまいました……すこしだけでよいので……この子を抱いておくんなまし……』


「そうか大変だったな、だが断る」


『もう……うでが……え?』


 その女は信じられないといった様子で俺をまじまじと見つめる。

 見る見るその姿が大きくなり人の背丈ほどの頭が俺を見降ろしていた。


『おのれ人間め、赤子を抱いてやることさえできぬとはなんという冷酷な男じゃ!!』


「うるせえお前が言うな! 知ってるんだぜこれで赤子を持った奴をそのまま食ってしまうんだろ?」


 海中から巨大な蛇のような体がぬるりと浮かび上がり俺の前でとぐろを巻くようにうねっていた。赤ん坊だったモノはただの石に変わり放り捨てらえている。


『何故知っている!! なぜじゃあああああああ!』


 巨大な頭を打ち付けるように襲ってきたのは、そう日本で有名なあの妖怪、濡れ女 である。こいつもこの世界に流されてきた口なのだろうか。


 するりと身をかわし、敵意があることを感じとると左手が熱を帯びてくる。


 妖力に対して最大の効果を発揮する戦闘鬼神の力。


 周囲の海水が盛り上がり蛇のようにのたうつと鋭い水の槍となって俺の周囲へ突き刺さる。

 水を操る水の妖。


 その水槍が5本、6本同時に襲い掛かる。難なく避けることはできているが、足元が砂浜のためどうしてもギリギリの動きになってしまう。


 イクスがハンドブラスターでとてつもなく長い胴体部を攻撃してくれているが、焼け石に水。

 しかもオーラバレットは妖力の塊である濡れ女に対してあまり効果的なダメージを与えられずにいる。


 表面のぬめりと鱗が想像以上の強度と防御力を有しているようにも見えた。


「だったら私に任せてね!」


「インペリアルユニオンマジック! ラヴァジャベリン!!」


 灼熱のマグマによって構成された槍が10本も空中に浮かび上がると、ユキノの手に合わせて砂浜へ突き出た胴体部に突き刺さり表面を焼き焦がしていく。


『ぐぎゃああああああああああ!』


 すかさずイクスはミニガンを取り出すと、マグマの槍によって大やけどを負った部位に炸裂式のオーラバレットで集中砲火を浴びせていく。


 凄まじいマズルフラッシュの中、濡れ女の胴体にあたる全体の三分の一ほどの部位を銃撃によって切り裂いたのだ。

 辺りには濡れ女の悪臭を放つ緑の血がまき散らされ、潮風を上書きするように悪臭が押し寄せる。千切れた尻尾が地響きを立てながらビタンビタンと痙攣するかのように跳ねている。


『きさまらああああああ! 食ってやるうううううううううう!』


 毒液を吐きまくり、水槍を俺やイクスに放ちまくって暴れまわるこの凶悪な妖怪は残された胴体で俺を締め上げようとするもイクスの射撃とユキノの援護で阻まれている。


「破っ!」

 気功破をぶちあて顔が見にくく歪む濡れ女。


 だがそのけた外れの生命力と妖力の強さは執念深さとも比例するのか、鋭い鱗を銃弾のように撃ってきやがった。

 避けつつ刀で撃ち落とし手足を多少切り裂かれたが、かすり傷。

「ユキノ!無事か!」


「大丈夫、イクスが守ってくれた!!」


 ユキノをかばうイクスの周囲には防御フィールドで弾かれた鱗が散らばっており、ギリギリで防ぐことが出来たようだ。


「よくやったイクス。怪我はないか!?」

「問題ありません。あの魔物をマスターはご存知なのですね?」


 大鎌を収納しつつ奴が逃げこんだやっと人がくぐれるほどの穴をイクスは捉えていた。


「濡れ女 というかなり質の悪い妖怪だ。体の大きさをコントロールできるようだな」

「はい、かなり非常識な魔物のようです」


「だったら魔石も大きくて売り値が高そう」


 そうだ、このぐらいがめつく太々しく生きていく気概が必要なんだ。

 ユキノから元気をもらった俺はなんとなく頭を撫で、別の下り階段を目指す。


 奴の気配を追いつつ広めの通路に出るが、そこには大量のワニのような頭部をしたワニ亀が待ち構えていた。


「いくよ! インペリアルマジック! ライトニングボルトォォ!!!」


 通路に密集していたワニ亀たちが貫通性の高いライトニングボルトの直撃を喰らい悲鳴の叫びをあげている。

 あまりの電荷の高さに頭部や甲羅の内部から破裂しすさまじい事態になっていた。


 電流が収まった時点でイクスが魔石を抜き取り、2分以内に11個という戦果に驚く。すごいぞ抜き取り君!


「これもっと前から知ってたら稼げたのにね」

「もしかしたら知ってる奴らがいたかもしれないが、利益独占のため秘密にしてた可能性はあるな」


 イクスから手渡された魔石はそれぞれ色が異なるが、若干透けており内部に核のような球体が見える。これが魔石だと見分けるための特徴だ。

「特定の魔物からは同じ色形の魔石がとれる傾向があるようです」


「よーし! じゃんじゃん狩ってやるからどんどん出てこい!」


「いやユキノは魔法を使いすぎだから、次からは俺とイクスに任せてくれ」

「え~!」


「いいか? 大体こういうダンジョンってのは主、つまりボスモンスターがいるって相場が決まっている。ユキノは切り札だ、意味は分かるな?」

「たしかに! うし、魔法力温存ね、でも四分の一も使ってないんだけどね」


 まったくイクスといいユキノも相当に規格外の強さだな・・・・・・


 地下七階の曲がりくねった通路の床は若干の湿り気からぴちゃぴちゃと海水が染み出しつつある。

 水没しているのか? とも警戒したが、構造的に足元を濡らす状況そうかまずいな。


「ユキノ、足元に水がある状態で霊撃呪文を使うと俺たちまで感電して死ぬから注意しろよ」


「ま、まじで!?」

「まじだ」


「マスター、この先の大扉の奥に先ほど戦闘し逃走した【濡れ女】が潜んでおります。さらには大型魔力反応……足元には水があるようです」


「ということだユキノ、電撃系呪文は禁止な」

「しかたないなぁ、そういう対策してるってことだもんね」


「そういうことだ、警戒しろよ。死んだら終わりだからな」


 重い音を立てて開く石の扉の先には、流れ落ちる滝と地底湖を取り囲むように石畳の敷かれた陸地があった。

 そこにも水鏡のように水が満ちているためやはり電撃系を封じる目的なのだろう。


 中央の地底湖からぬーっと姿を現したのは青みのある灰褐色をした巨大な海生生物……大きなヒレと髭、もたげた首が竜のように見えなくもない。

 浮かび上がるその姿に一番記憶と合致するのは、プレシオサウルスやフタバスズキリュウといった海の恐竜だ。だがこの世界ではさらなる進化や力を備えているのだろう。


 巨大化し複数枚あるヒレは空でも飛べるのではないかと思うほどの迫力で、背中から生えた棘や頭部の角などは竜と呼ぶに相応しい威容を放っていた。


「データベースにあるか?」

「照合結果、83%の確率で海竜と判明。ですが下位種というより亜種に近い形態のようです」


「海竜だって! 魔石おいしそう!!」


 まったく、ユキノの明るさには救われる。気を抜くと気分が奈落に落ちてしまいそうな心配事があっても、お前たちと一緒なら乗り越えられる!


「待ってください海竜の様子がおかしい」


 威容を晒していた海竜だったが、その喉元が大きく蠢き苦しむように暴れた後、そこに濡れ女の顔が浮かび上がる。


『くってやるぅ! 骨まで骨の髄まで……喰ろうてくれるわああああああ!!』


 変異というより強制的な寄生状態といえるのだろうか。


 妖怪が海竜という異界のモンスターを内部から浸食している姿は醜悪であり、ユキノも言葉を失っている。

スマートでボスモンスターとしても見応えのある姿かたちであったものが醜く歪む姿は気持ちの良いものではない。

 だが変異中というのはチャンスでもある。


「ユキノ、火炎系呪文をぶちかませ! でもフレイムバーストはやばいからだめ。俺らも死ぬ」


「了解!! だったらえっと、そうだねこれにしよう!」


「インペリアルユニオンマジック! フレイムウォール!」


 燃え上がる火炎の壁が変異中で苦しむ海竜を取り囲んでいく。単純だが、直線的に展開するよりも遥かに火炎の熱を有効利用できる方法でありその威力は苛烈だ。


 ギャオオオオオオオオオン!!!

『ぐぎゅああああああああ!!』


 異なる悲鳴が巻き起こる。大暴れしつつもフレイムウォールから抜け出せなくなった魔物はのたうち回りもがき苦しんでいる。


その何割かが寄生された怒りによるものなのかもしれない。


「映画みたいに待ってる必要はねえ! イクス、炎が弱まり始めたらミニガン斉射! ユキノも低位呪文で追撃をかけろ!!」

「あいさ!」

「了解しました。オーラバレット装填、ミニガンによる斉射を開始」


 淡々と取り出された凶悪なる破壊力を持つミニガンから猛烈なマズルフラッシュが放たれ、ユキノのフレイムアローが雨のように突き刺さった。


『ぐっぼぼぼっぼぼぎゃほおおおおお!!!』

 クオオオオオオオオオオン!!!


 そして俺は気功破を撃ち、遠距離戦で片を付けられればと考えていた。

 だが全身黒こげになりながらも、奴らは怒りを俺たちに向け襲い掛かってくる。


 イクスが素早くミニガンを収納しユキノを抱えて回避行動に移る。

 俺は大きな海竜のヒレを切り裂き、振り回される濡れ女の触手を切り払う。


『おのれえええええええ!!!』


 石畳に乗り上げたこいつを見てなるほど思った。

 いわゆる首長竜に似た魔物だったのだろう。半壊した頭部からはあまり情報はとれなそうだが、大きなヒレやその体躯はその系譜に近い。


 海竜は裂けかけた口を大きく開き、大きく息を吸い込んだ。


「ブレスくるぞ!!」


目を通してくれた方、少しでも興味を持ってくれた方々に心から感謝申し上げます。


忙しく辛い日常の中で、私如きの作品ではありますがほんの数秒でも息抜きや忘れられる時間が提供できたのならこれ以上の喜びはありません。


右上のブックマークや最新話下部の評価ボタンで応援してもらえると、本人は小躍りし跳ね回り喜び、モチベにもなるので、気が向きましたらよろしくお願いします。

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