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3 伊藤くん

また着替えさせられている時に、さっき栗間さんが壊したポケモン赤と花京院のフィギアのことを思い出した。未来人は自己中だ。



栗間

「あなたがアーマードスーツに受け入れられてよかったです。また適合者を探さなければならないですから。」

あたし

「そうじゃなければ今頃手足がちぎれてるじゃないですか、あたし。」

栗間

「まぁまぁ…。」

栗間

「で、作戦をお話します。その前に…」

あたし

「まだ何かあるんですか?」

栗間

「ぶつぶつ…ぶつぶつ…」

あたし

「?」

いきなりひとり言?な、なに?

栗間

「ルーラ!」

突然目の前に男の人が現れた。

あたし

「ぎゃ!」

栗間

「彼はあなたの前にこっちへ呼んだ過去の人間で、あなたと同じこの作戦の適合者です。」

「あー退屈だったよ。ななさんだったよね、伊藤です。よろしく〜」

と言って伊藤君は伸びをした。

あたし

「あわわ。よ、よろしく…。」

栗間

「伊藤君とはもう話をつけてあります。二人で力を合わせて頑張ってください。」

あたし

「は、はい。」

日本を救えるのはあたしだけのはずじゃ。まぁいいか。どんな作戦か知らないけど仲間は多いほうがいい。

それにしても伊藤君、年は18、19だろうか。ふくよかと言うか…普通にピザ。100キロ近くありそうだ。着ている服は絶対、しまむら。そしてやっぱりお世辞にも美男子とは言えないタラコ唇だった。

栗間

「二人そろったところで作戦を。」

伊藤

「待ちくたびれたよ。さっきから待機室で。手ぇ叩いても叫んでも何にも出ないんだもん。」

栗間

「すいません、あれは私の声にしか反応しないんです。」

伊藤

「ふーん。まぁいいや。そういえばななさんはいつの時代の人?俺平成35年!」

あたし

「平成18年だよ。伊藤君、栗間さんの話を聞こうよ。(天皇、17年後も存命なんだ…すごい)」

栗間

「では私の作戦とは」

伊藤

「てゆうか栗間さん俺が未来に来る前に壊したPS5、ちゃんと直してくれるの?高かったんだよね、あれ。ホログラムの立体映像なんだぜ。240GB!」

栗間

「治すことはできませんが問題が解決したら弁償します…。」

伊藤

「ななさんの時代って言えばあれでしょ?任天堂のリモコン振り回してプレイするやつww平成35年じゃ指先に小さい赤外線シール貼るだけでいいんだぜ!」

伊藤ハムうぜぇぇええぇえぇえ

あたし

「あの栗間さん、早く帰りたいので作戦を教えて下さい。」

栗間

「あ、はい。で、作戦は」

伊藤

「あー栗間さん、さっきのアーマードスーツさ、ちょっとキツかったから直しておいて。」

あたし

「ちょっと伊藤君!とりあえず話を聞こうよ。」

栗間

「アーマードスーツは後で直しておくので今は作戦を」

伊藤

「わかったよ。どんな作戦?…あ、未来って車が空飛ぶんだよね!栗間さんも持ってる?どんな感じ?わくわくしてきたぞ!」

栗間さん

「あとでお願いします。今は話を…」

伊藤

「眠いから話は後でいい?ベッド出してよベッド。」

栗間

「メラゾーマ!」

伊藤君は一瞬のうちに火に包まれて消えた。

あたし

「ちょwwww味方wwww」

栗間

「彼は不適合者だったようです。ハァハァ」

あたし

「…」

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