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折々な日常の中で  作者: 仲村遊一


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柔らかい


忙しくものんびりとした日々を過ごしている。




お盆期間中ということもあって色々と日程が詰まっており先週の更新ができなかった。

言い訳するわけではないが、もし楽しみに待っていてくれている方がいるのであれば申し訳なく思う。

これもライフワークにと考えてる為、無理なく更新するというマイルールの範囲内のことなので、ご了承いただきたい。


今回の長期休暇は9日間の連休だ。

これを書いている現在も休暇の真っ只中ではあるのだが、ようやく落ち着いて自分の時間を過ごせるタイミングができた。

何も予定のないただの休日。

忙しなく予定が詰まっているのも悪くはないのだが、やはり本来はこうやってのんびりする方が向いているのだなと感じる。

バイクに乗り、行きたかったカフェで珈琲を飲みながら手帳の整理をする。

昼過ぎの時間に物思いに耽りながら少しウトウトして、家ではなくここはカフェであることを思い出し、背伸びをして体を起こす。

凄く気持ちのいい休日。

精神的に満たされていくのがわかる、自分にとってバイクに乗り珈琲を飲みに行くのが最大のデトックスなのだなと感じる。


ジリジリと照りつける太陽も少し弱まり、感じる熱風も時に冷風が混じるようになってきた。

心地いい風を感じながら晴天に恵まれた中バイクを走らす。

お盆期間中で近くの観光地は車と人でごった返しているが、地元である以上観光地に興味はなく、その部分を横目にしながらエンジンを吹かす。

最近買った香水を家を出る前に吹きつけ、風を切るたびに仄かに香るようにしておく。

誰かと一緒にいて食事をしたり談笑したりするのを悪くは無いが、1人でいる時間が恋しくなる。

我儘を自覚しながらも人は無いものねだりが好きなのだと自己暗示する。

つらつらと書き連ねているが最近の災害レベルの猛暑と関わってくれる人からの誘いが一旦落ち着いた段階で書いているのでこういった文章になってしまった。


この一年で起きた事がようやく整理されていて、刺々しい心になっていたものが丸く柔らかくなってきたように思う。

角が少しずつ丸くなっていき感覚としては石というよりはスライムに近い。

柔らかくしすぎたのかもしれないが、そのうち様々な経験を経て固くなったり角が立ったりするかもしれない。

そうならないよう感じたことを記す。

エッセイというにはあまりにも幼稚な内容なのかもしれないが、心が潤い優しさを纏える状態にどう持っていくかは誰にとっても永遠のテーマだと思う。

私にとって上記に書いた部分が「そこ」の部分なのだと思う。

忘れないように書き記しておく。


これを書いていて珈琲が尽きてきた。

合わせて頼んだパンケーキも食べてしまった。

お会計を済ませ家に帰ろう。

昨日から買い物に連れて行ってとせがんでいる妹が拗ねているかもしれないのが気がかりだが、デトックスを済ませてきた柔らかい心で対処しよう。


気持ちのいい天気の中バイクを走らせよう。

風を切り、気持ちよくエンジンを吹かしながら。





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