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折々な日常の中で  作者: 仲村遊一


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30/43


本当に不思議なものだと感じる。




最近、予定が詰まっていることが多い。

このエッセイを更新するのが予定通りになっていないのに対して言い訳をしている訳ではないが、誘いがあれば断らないというマイルールのおかげか週末にかけて忙しい日々を過ごさせてもらっている。

嬉しい悲鳴と言えばそれまでだが、趣味の競馬も最近はヒットすら打てず、財布と預金口座の中身を気にしながらも楽しい日々を過ごしている。


食事に行ったり遊びに出かけたりする人の内容だが、30年来の付き合いがある幼馴染、また逆に数ヶ月前に出会った共通の趣味がある友人、会社の同僚、そして家族。

男女問わず様々な人が自分という人間と何かをして過ごしたいと思ってくれていることが只々嬉しい。

そして心の底から感謝している。

1人でいる時間も大事だが、年齢も性別もバラバラな人達との交流は楽しく、そして気付かされることも多い。

自分から何かアクションを起こした結果が現状として身を結んでいると思っているが、ここまで自分にとってプラスになる人達と密に交流できるとは思ってもいなかった。


本当に縁とは不思議なものだと感じる。

自分が作った殻などすぐに破られ、新しい発見や考え方などを注入してくれる。

各々に好きなものや趣味などがあり、こちらもその部分を毛嫌いするわけではない為、尚更得られるものが多い。

こういうことは自分に向いていないや、また逆に新しい発見を通して視野が広がることが面白い。

自分を変えたければまずは行動することが大事なのだと中年になった今しみじみと感じている。


本当はこのエッセイもペンネームで書き続け、誰にも知られずにひっそりと更新していこうと思っていた。

心の中を赤裸々に書き綴り読み手の方には申し訳ないがストレスの捌け口として使おうと考えていた。


だが、最近その考えをやめた。

身近にいる今後も自分の人生において大切にしていきたいと思っている人にはこっそりと教えることにした。

顔もどんな性格かも知られている人に教えるのはある意味リスクだが、それよりももっと自分のことについて知ってほしいという欲求が勝った。

教えた人は数えるほどしかいないが、自分なりにその人を見つめ信頼し、決してこのエッセイを書いていることについて茶化したり馬鹿にはしない人に教えた。


そういう人が自分の周りに増えてきたのだなと思う。

決して読んだ感想を求めているわけではない。

ただ信頼の証と同時にその人たちとの距離をもっと近づけたい、その為にはこちらから心を開く必要があると思ったために教えたまでだ。


教えた人たちから直接感想をもらったわけではない。

だがそれでいい。

このエッセイを通じてどこか繋がっているという感覚が欲しかった。

架け橋になっているのだなとこのエッセイを書きつつ思い、これもまた縁なのだなと思う。


昔からの腐れ縁、大人になってから出会った人との良縁。

縁、という言葉には「たよりにする、てがかりにする、関係」という意味の他に

「たどってゆけるつながり」

「二つ以上のもののかかわり」

という意味もあるらしい。


調べれば調べるほど「縁」という言葉の深さと意味に美しさを感じ、また生きていく上で大事にしないといけないと改めて思った。


「つながり、かかわり」

1人では生きてはいけない。

誰かに頼りつつ、誰かに頼られたい。

そのためにも日々を精一杯生きていこう。

持てる力の全てを毎日使い果たそう。

そして関わってくれる全ての人を笑顔にしよう。


明日からの活力になる言葉。

「縁」とは不思議なものだ。





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