美しさ
これから本当に考えていかなければいけないと思った。
最近、交友関係が広がったお陰で様々な人との付き合いが増えた。
気心知れた人から気を遣う人まで色々な人との繋がりをへて、未だ少年のままの精神年齢を大人へとランクアップしている感覚だ。
楽しい時間を過ごしているのには変わらないのだが、今まで避けてきた自分の内情を話すといったことが、会話の折り合いをつけながらも上手く話せるようになってきた。
漸く自分が自分に求める「大人」という感覚がアウトプット出来るようになってきたかなと感じているのだが、ここで違う部分で課題が出てきた。
人間の本質部分を見抜きたいという欲求があるのだが、会話する相手からはあまり感じない、ということだ。
これは相手のレベルが低いからと言っている訳ではない。
単純に中身より見た目や着飾った部分を大事にする人が多いと感じたからだ。
例えば、女性と1対1の食事に行ったとしよう。
出会いはどうであれ、お互いがほぼ初対面という状況で、インターネット上でしか相手のことを知り得ていない場合、実際に会うまでは緊張している状況だと思う。
実際に会ってみて、容姿はどうであれ、会ってみたいと感じた人ならば、会話が弾まないわけはない。
少なくとも文面では会話が弾んだお陰で、食事をするという機会が生まれたわけで、そこを外見がどうとか、雰囲気がどうとか、という部分を会話をしている中で話題に出してくるというのは、個人的にはどうかと思う。
見た目も勿論大事だがそれ以上にその人の中身、本質部分をもっと大事にしたいと常々思う。
男女問わず誰かと会う際は良いように見られたいが為に、お気に入りの服を着たり、化粧を念入りにしたりと外見から決してマイナスな部分が見えないようにするはずだ。
だからこそ、隠せない部分を見るように心がけている。
店員さんに対しての態度や会話の中での気遣いなどが当てはまる。
細かいことを言えば変質者になってしまう為ここでは割愛するが、そういう人間力の部分を人と付き合う際は大事にしている。
「神は細部に宿る」という。
細かいところにその人の本質が見えるような気がしているため、その部分にフォーカスし、もっと大きく言うならば、その部分にこそ「美しさ」が詰まっていると思っている。
食べ方や書く字が綺麗、きめ細かい気遣いができるといった部分に、昔からすごく惹かれる。
この人ともっと深い関係になりたいと思う。
これは男女問わずだ。
こんな人間になりたいと強く願う。
実際には近づくのですら難しいのだが、心の持ちよう1つで人間は変われると思っているので、このエッセイを通じて、これからの中身、心の持ちようを磨こうと思う。
30代も半ばになり、付き合いが増える分、付き合う人と付き合い方には気をつけなければならない。
若い頃のように無限に時間を使えるほど、余裕はないと思っている。
これからの1日1日が未来の自分を作り、笑える老後を迎えるのか、泣いている老後を迎えるのかという分岐点に、今立っていると考えている。
その為にも、失敗を失敗のままでは終わらさずに、失敗から学べるところは学び、毎日を全力で過ごさなければいけないと思う。
妻といた時のような、20年・30年後を見て、今を蔑ろにする事は、絶対にしてはいけないと思っている。
今を蔑ろにする人間に明るい未来は無いはずだ。
今日もこれを書き終わったら、日課である日記と筋トレに励むつもりだ。
律するのは難しいが、1人ででも生きていけるように今年は「自律」をテーマに決めたことはやると決めた。
自分の人生に逃げたくない、本質を見抜く力をつけようと思う。
もう何かから逃げるのは御免だ。
毎日を全力で楽しみつつ、明るい未来に向かって邁進しよう。
そこに本当の意味の「美しさ」があると信じて。