思い出とやくそく
初書きです。
学生故に遅筆、そして拙い文章ですが
気長にのんびり楽しんで頂けたら嬉しいです。
では、彼女達のゆっくり必死に生きた長い長い1週間を
お楽しみ下さい。
※この作品に登場する人物、団体はフィクションです
※この作品には青春百合要素がありますが、
手を繋がないくらいの親友の距離感です
☆感想など凄く嬉しいです!
__________幼い頃の記憶。
『ねぇきょうちゃん、りゅうせーぐん?すごいね…!』
「すごいね!!れーちゃんまたこよ!!約束!ね!」
『うん約束、指切りげんまん…』
『指切りげん…ま…ん……っは…あれ、今何時…?』
懐かしい夢を見てしまった。
時計の針はもう8時過ぎを指し、怜…私を起こすべく、
アラームを鳴り響かせていた。
『…っやば、早くご飯食べて家出ないと
響に置いてかれ…って、あれ』
天気予報の日付けを見ると今日は休みだった。
『なんだ休み……よかった…』
一喜一憂していると信じられない内容の速報が
目に飛び込んで来た。
【1週間後に隕石が振る】
という内容のニュースを目にした怜は、
考え無しに家を飛び出していた。
着いた場所は幼なじみの響(きょう)の家だ。
『ねぇ響、ニュースみた…!?』
と言った怜の手を取り、
「来ると思った」
とにやりと笑みを浮かべ、響はもう既に準備してある
リュックを見せる。響も同じニュースを見ていたのだ。
「あの時の星、もう1回見たくない?」
『え…でも、もう1週間しか…』
「あるじゃん、1番大っきいのが。」
『え、もしかして隕石!?』
「ご名答〜 ♪ 最後なんだし、ね」
「2人で人生から逃げようよ、逃避行するの。」
『……響となら』
「じゃあ、決まりだね」
『私準備してくるから、待っててね!』
「ちゃんと戻ってきてよ〜?、指切りげんまんね」
『指き〜りげんまん、嘘ついたら針千本飲〜ます』
「ゆびきった!」