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謎の研究室~仙丹と超生物~


【恋愛シミュレーションすごろく デートマス9 神代遺跡】


『プレイヤー・ハルナとプレイヤー・愛美が恋人同士になりました』


『プレイヤー・愛美は全員と恋人同士に―――――ガーッ……ガーッ……』


 突然、謎の声に『雑音』が入り始めた。そして、聞こえなくなった。一体、何があったのかしら?


 声からすれば、私とハルナ姫が恋人同士になったのは、間違いないみたい。というか、私がこんなに好きなんだから、間違いないよね。


「ねえ、ハルナ姫!すごろくの『声』が途中で聞こえなくなっちゃったよ!」


「ああ、これはアカンやつかも知れんのや。最悪、本当に一生すごろくの中に置き去りかも知れんのやね」


 すごろくの中に置き去り!?じゃ、じゃあまさか、音が聞こえなくなったのは、すごろくが壊れちゃったってこと!?だとしたら大変だ。


 だって、クリアの条件を満たしたとしても、ワープで戻してもらえないんだから、帰る方法が無くなっちゃう。本当にここに置き去りだ。


 私は何かいい案がないかと、ハルナ姫の顔を覗き込んだ。


 さすがのハルナ姫も、置き去りは怖いらしく、怯えた表情で小刻みに体を震わせている。


 そっか。いくkらハルナ姫だって怖いものは怖いよね。私だって、置き去りは怖い。


 置き去りにされたら、ハルナ姫とここで一生一緒に暮らせるかも知れないとしても、ね。


「ええ……。ほ、ホントに、もう帰れないの?」


「いや、まあ、半分は冗談なのや。何かのバグやとしても、多分少し待てば、復帰するはずなのや。もし、致命的なバグなら、置き去りどころやすまんのやね」


 置き去りより酷いことって……。一体どんなことなのか、すごく不安だわ……。


 もしかして、ハルナ姫が怯えているのも、『もっと酷いこと』がホントに起こると思っているからなのかも知れない。


 う、ううん。弱気になっちゃいけないわ!


 だって、機械に詳しいハルナ姫が大丈夫って言うんだもん。きっと今のところは大丈夫なのよ!


 私がどうにか不安を振り払おうとしていると、ハルナ姫は急にテンションを上げて騒ぎ始めた。


「それより、何より、あの工房なのや!!このまま調べんと帰るなんて、ハルナは耐えられんのや!!」


 ハルナ姫は巨大ロボットや、腕輪が出てきた工房を指さして言った。


「で、でも巨大ロボットが踏みつぶしたせいで、工房は跡形もないよ?調べて何か見つかるかなあ?」


「いや、よく見るのや愛美ちゃん。ハルナは発見したのや!」


 よく見ろと言われても、ハルマナに乗っている私たちは視界を共有している。ハルナ姫に見えているものは、私にも見えてるはずなんだけどな。


 そう思っていると、ハルマナの視界が、一点に集中された。ハルナ姫が私に見せたい場所を見せてくれてるのね。


「あれは!もしかして地下室?」


「そうみたいなのや。多分、上の工房はダミーで、地下室に本当に隠したい研究があるのや!」


 つまり巨大ロボットは、地下室を守るためのガードマンだったのね。でも、そこまでして隠したい研究って一体なんなのかしら。


「さっそく入ってみるのやね。ロボットは一旦解除なのや」


「何だか、危なそうだけど、わかったよ」


 私たちはロボットを解除した。ハルマナの部品は私たちの腕輪に戻った。


「じゃあ、調べてみよう」


 私はさっき見た地下室に近づいていった。地下室の入口にはフタのようなものがある。でも相当に頑丈そうだ。ちょっとひっぱったくらいじゃ外れないよね。


「こら!あんまり不用意に近づいたらいかんのや。ハルナが見んと、神界が吹っ飛ぶかもって言うたやろ」


「え、あ、ああ!!そうだった!!危ない危ない。せっかく守った神界が滅びちゃったら、元も子もないよね」


 ほっとくのも危険って言ってたし、ハルナ姫が調べるのがベストなのよね。


「あんまり心配させんでな。ほら、ハルナが行くから、ちょっと待っとくのや」


 そう言って、ハルナ姫は地下室のフタに近づいて行った。


「ようし、やっぱりそうや。ここでパスワードを入れ間違えたら、ドカンなのやね。これじゃあ侵入者が来たら、研究もふっとんでしまうやろうに、どういうつもりなのや」


 パスワードを入れ間違えたらドカン!?何て物騒な研究室なの?本人だって、間違えて入れちゃうこともあるはずだし、思い切った仕様だなあ。


「ほら開いたのや。けど、まずハルナが入るのや。安全そうなら、愛美ちゃんも入ってくるのや。二人やないといかんこともあるかも知れんからね」


 私がいないとダメな場合もあるの?って、そうか。さっきの巨大ロボみたいに、強いのが出てきたらハルマナで対抗しなくちゃダメだよね。


 まあ、いきなり爆発しちゃったら、ハルマナでもどうしようもないと思うけど。


 そう考えているうちに、ハルナ姫は地下研究室に入っていった。


 しばらくして、地下室から私を呼ぶ声が聞こえた。


「ちょ!!ちょっと愛美ちゃん来て!これすごいのや!!」


「え!?どうしたの?」


 呼ばれたので、私も恐る恐る地下室に入っていった。


 そこには……!!


「何これ?」


 そこには刀を鋳造する炉のようなものがあった。ものすごく大きくて、中央には陰陽のマーク(太陰大極図だっけ)が描いてある。


「何かを燃やす炉なんやろうけど、残存エネルギーがおかしいのや。ハルナの見立てが間違ってないなら、ここで作られてたものは宇宙三つ分ほどのエネルギーがあるのや」


「宇宙三つ分!?」


 宇宙のエネルギーなんて、想像もつかない。それが三つ分となると、もっと未知の世界だわ。


 一体、この地下研究室では誰が何を作っていたんだろう。


「そうなのや。それくらいのエネルギーがあったら、ハルナの目指す『時間遡行』も可能なのや。そんなもんを作れるなんて……。ホントにここは何なのや」


 ハルナ姫は考え込み始めてしまったので、私は部屋の中を少し見回した。


 そして、机の上に何かの書類があるのを見つけた。


「ねえ、何か書類があるよ。ここで何を研究してたのか、書いてないかな?」


「なんやと!!それは是非、読まないかんのや!もし『未知のエネルギー』について書いてあるなら、神界の歴史がひっくり返るのや」


 私たちは、その書類を貪るように読み始めた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


『仙丹』

 『愛の核』を模して作った仙薬。一粒につき宇宙3つ分の仙気が含まれる。飲むと寿命が三百年延びる。


【作り方】

 仙人から『仙気』を抽出し、固めたものを『八卦炉』で溶かして成型する。熟練の仙人なら、身体の10%ほどのエネルギーで仙丹が一つできる。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「なんなのや、これは!!」


「宇宙三つ分のエネルギーを得る薬やと?い、いやそれよりも仙人の仙気の10%でできる?仙人が何かは知らんけど、まさか一人の人間から、宇宙三つ分のエネルギーを作り出せるってことなのや?」


 それだと、そもそも宇宙一つ分という定義自体おかしくなっちゃうよね。仙人だって、宇宙の一部なのに、宇宙三つ分のエネルギーって意味が分からないもん。


「ここ、どういう施設なんだろう?何と言うか、すごいエネルギーを生み出す研究?みたいなことなのかな?」


「そうやろうけど、この規模となると、絶対平和利用とかやないのや。軍事の……しかも神界だけやなく、他の宇宙まで支配しようとしてたんやないか?」


 そんな恐ろしいことを考えてる人が、この施設を作ったの!?それに『未知のエネルギー』を使えば神界が吹っ飛ぶんだったら、研究はほぼ成功してたってことになる。


 けど、だったらなんで『腕輪』は私たちに味方してくれたのかしら。


 そう思っていると、部屋の奥に別の部屋があるのを見つけた。


「ちょ、ちょっとハルナ姫、これ見て!!」


 私の指さした先にはグチャグチャに破壊された金属扉の残骸があった。厚さが三寸(3.5mmくらい)あるだろうか。


「なんや、これ?部屋の中にいた何者かが扉を壊して逃げたのや?この金属、見たことのない素材や。多分、巨大ロボットに使われてるのと同じ素材なのやね」


「こ、こんな扉を壊すって、中には何がいたって言うの?」


 あの巨大ロボットや、ハルマナくらいの装甲を壊せる何かが、ここにいた?まさか、研究の過程で生み出された生き物ってこと?


「それは調べてみんとわからんけど……。さすがにしらんぷりするわけには、いかんのやね。これまた神界の危機なのや」


 そう言って私とハルナ姫は、壊れた扉の奥にある、もう一つの研究室に入っていった。


【恋愛シミュレーションすごろく デートマス9 神代遺跡 謎の研究室】


 そこには、やはり炉のようなものがあった。けど、さっきのとは大きさが違い過ぎるわ。外のビルと同じくらいあるんじゃないかしら。


 やはり扉と同じくグチャグチャに壊れていて、中から培養液のようなものが漏れているわね。


「この炉から逃げ出した生き物が、さっきの扉を壊したの?」


「そうやろうけど、にしては外の工房は壊れてなかったのや。もしかしたら、その生物は『転移』が使えるんかもなのやね」


 コメットくんの『ワープ』みたいな能力を使う生き物ってことか。だったら、もうここにはいないんだろうけど、どこに行ったんだろう?


「うーん、またさっきみたいに設計図みたいのがないかな?」


「あるかも知れんのや。ちょっと探してみよう」


 そうして部屋の中を探し回ると、それほど時間がかからずに、いくつかの書類を見つけた。


「『超生物』開発記録?」


 私は思わず書類のタイトルを読み上げた。


「ここで作られてた生物の記録ってことなのやね。読んでみよう」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


【超生物 『孫悟空』の研究日誌】


概論

 仙丹の研究はある程度は上手くいったが頓挫した。宇宙三つ分以上のエネルギーを固めようとしても、成分が分離してしまうのだ。


 我々は愛の(コア)を超えるエネルギーを作り出すため、次の発想を得なければならなくなった。


具体的な方法

 我々は、本物の『愛の核のかけら』を使えばより愛の核に近いエネルギーが生み出せるのではないかと考えた。


 そのために、まず天界の仙人『五千人』を溶かせるだけの『巨大八卦炉』を用意した。


 それから二か月後、巨大八卦炉が完成し、仙人『五千人』を溶かした。そして、彼らの『愛の核のかけら』と抽出したエネルギーを融合させ、究極の超生物を生み出した。


 我々は、この究極の生物を悟りの極地『空』を知る者として『孫悟空』と名付けた。


 さらに五日後

『悟空』が暴走した。すでに研究員二十五人を溶かして吸収し、さらに暴れまわっている。

非常にまずい。あれが外に出てしまっては、神界は消滅してしまう。


 三年後

 やっと研究所に戻って来た。これまでの悟空の所業をここに記録しておく。


 あの後、悟空は我々が『物理界』と呼んでいる宇宙に転移した。そして、現地の猿に仙術を教え、彼らと共に天界に攻め入った。


 天帝軍はついに悟空に敗れた。


 この事態を重く見た釈迦牟尼仏(ブッダ)は、外法を持って悟空を超空間に封印した。


 なお、この施設は入口を封印し、破棄するものとする。


 記録はここで終わっていた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「せ、仙人を『五千人』溶かして材料にした……!?」


「何ちゅうことをするのや。それに仙人の10%でも宇宙三つ分やと言うのに、五千人を丸々やと?単純に考えても宇宙十五万個分の……」


 そこまで言うと、ハルナ姫は頭を押さえてしゃがみ込んでしまった。


「ダメなのや。考えるのが馬鹿らしくなってきた」


 ホントにそんなエネルギーをもった生物が逃げたんなら、大変だけど、とても私たちに何とかなる問題とは思えないわね。


 一応、封印したって書いてあったし、気にしても仕方ないのかもしれない。。


「どうしようか?」


「どうしようもないのやね。いっそさっぱり忘れて……」


 ハルナ姫がそう言った瞬間


『システムが妨害から復旧しました』


『プレイヤー・愛美は全員と恋人同士になりましたので、『修羅場』マスへ移動します』


「え?妨害って……」


 ハルナ姫に向かってそう言いかけたところで、私は『修羅場』マスに飛ばされた。


【恋愛シミュレーションすごろく 修羅場マス】


 気づくと私は、何もない空間に飛ばされていた。


 どこまでも真っ白い空間が広がっていて、そこにツバサがいた。


「あ、ツバサだ。ここが『修羅場』なの?何にもないねえ」


「やあ、愛美もクリアしたんだね。じゃあ、ハルナと仲良しになったのかな?」


 おお、さすが修羅場マスだね。さっそく答えにくい質問がきたわ。


「う、うん。仲良くなったよ。ハルナ姫が機械が大好きなのもわかったし、ツバサや皆を守るのに必死なのもカッコよくて……」


「そうか。この短時間だけど、愛美は随分とハルナのことを理解したみたいだね。ふふ、僕も嬉しいよ」


 ツバサはにっこりと笑った。その笑顔に裏はないように見えるけど、どうなのかな。


 私もコメットくんとのことを聞いてみようかなと思ったところで、『謎の声』が聞こえた。


『プレイヤー・コメットがデートマス”大無限地獄”に止まりました』


『デート相手を選択します……決定しました』


『プレイヤー・コメットとプレイヤー・ハルナを大無限地獄に転移させます』


 大無限地獄!?何それ、どんなところだろう。地獄と言うからには、拷問だらけのところなのかしら。


 あ、でも二人の内どちらかの得意なところなんだとしたら、きっとダンジョンだよね。


「ねえ、無限地獄だって。何かコメットくんの好きそうな名前だね」


 私の言葉に対して、ツバサは『ああ』と言って、すごく嬉しそうな表情になった。


「ふふ、そうだね。コメットは本当に難しいダンジョンが好きだから」


 私はツバサの素敵な笑顔にキュンとする一方で、ツバサがコメットくんのことを想っている事実に心を痛めた。


 私はなるべく、焦りや不安が顔に出ないようにしながら、ツバサの言葉に答えた。


「そ、そうだね。無限に続く地獄なんて普通だったら怖いけど、コメットくんなら、すごく喜んでそう」


「ああ、そうそう!!海底神殿でもすごく、はしゃいじゃって、僕の方が彼を守るのに大変だったよ」


 一見すると、普通に仲のいい会話なんだけど、相手がどのくらいコメットくんのことを知ってるのか、デート先でどんなことをしたのか探り探りだから、どうしてもぎこちない感じになっちゃうわね。


『プレイヤー・コメットとプレイヤー・ハルナが大無限地獄をクリアしました』


「早っ!?」


「うん、これまでも思っていたけど、飛ばされた先と『ふりだし』や『修羅場』では時間の流れが違うのかも知れないね」


 時間の流れが違う?そんなことってあり得るのかしら。時間を戻すには『宇宙三つ分』のエネルギーがいるのよね。


 時間のスピードを変えるだけなら、そんなにいらないのかしら?それとも時空がねじ曲がって時間の流れが変わってるとか?


 私は自分でもよくわからないことを考え始めていた。


 ツバサはそんな私を見つめて笑っている。すごく愛しそうな眼をしている。やっぱり私のことも好きなんだよね。少しほっとした。


『プレイヤー・ハルナがデートマス”終焉神研究開発センター”に止まりました』


『デート相手を選択します……決定しました!』


『プレイヤー・ハルナとプレイヤー・コメットを、”終焉神研究開発センター”に転移させます』


「あ、ついに!」


 これまでのルールからすると、二回デートした二人は恋人同士になってるのよね。だとしたら、これが『恋愛シミュレーションすごろく』で最後のサイコロ振りのはずよね。


 これで四人が『修羅場マス』に揃う!!


「ああ、これでコメットとハルナが恋人同士になれば、ついにここに四人が揃うわけだね」


 そしたら、どうなるんだろう。今は何とかツバサと会話できてるけど、これにコメットくんやハルナ姫が加わっても、普通でいられるのかな?


 せっかくハルナ姫やツバサと愛し合ってるのに、コメットくんを盗られちゃうと思うと、やっぱり冷静じゃいられないもん。


 段々ドキドキしてきた。これは恋愛のドキドキじゃないわね。緊張してきたんだ。


「愛美?どうしたの?何か調子悪そうだけど」


 ツバサはそう言って優しい顔で私を心配してくれた。


「だ、大丈夫だよ。もうすぐ四人揃うと思うと、ちょっと緊張して来ただけ。変だよね。皆、仲良しなのに」


「ふふふ、そっか。うん、僕も緊張してるよ。僕の知らないハルナと会うことになるんだからね」


 そっか。そうだよね。ツバサとハルナ姫は幼馴染でお互いのことをなんでも知ってるんだ。


 でも、私やコメットくんを好きになったハルナ姫のことはまだ知らない。だったら緊張するのも無理ないよね。


「そっか。ツバサも緊張してるんだね。へへ、少し気持ちが楽になったかも」


 私がそう言った瞬間、ついに謎の声が運命のときを告げた。


『プレイヤー・ハルナとプレイヤー・コメットが仙術研究所をクリアしました』


『プレイヤー・ハルナとプレイヤー・コメットが恋人同士になりました』


『プレイヤー・コメットは全員と恋人同士になりましたので、『修羅場』マスへ移動します』


『プレイヤー・ハルナは全員と恋人同士になりましたので、『修羅場』マスへ移動します』


 その声とともに、私たちの目の前にコメットくんとハルナ姫がワープして来た。


『プレイヤー全員が『修羅場』マスに揃いました』


『最終イベント『修羅場』を開始します』


 こうして私たち四人と『嫉妬心』との戦いが始まった。


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