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気が付いたら幽霊やってました〜死からでしか始まらない物語  作者: 京子
第二章 修行と事件と記憶探しと
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番外編 魔界について

魔界についての設定みたいなお話しです。

飛ばしても本編に影響は無いと思います。

妖怪達が住む世界…


魔界


昔は妖怪達が住む世界「妖魔界」と悪魔達が住む世界「妖獄界」の2つの世界を総称して魔界と呼んでいた。

言わば魔界は別次元に存在する人間界の裏の世界と言っても過言ではない程に似た世界となっており、科学文明が発達した人間界と違い、自らが保有する妖力や魔力を利用した文明が発達した以外は社会の構造とかは人間界と然程変わらないらしい。


表と裏の関係にある魔界と人間界は1200年前迄は正確な場所と呪法と手順さえ知っていれば行き来は可能であったらしい。

然しそれは妖魔界の一部地域と雨音のみが繋がっており、その為、妖怪達が頻繁に人間界を行き来していた。

では、悪魔達は行き来出来なかったのかと言うと、高位の存在なら行き来出来たのだが、妖怪達の様に誰でも行けた訳ではなく、人間達が稀に行う召喚術や儀式でのみ人間界に顕現出来たらしいが、それは2度と帰る事が出来ない片道乗車券を握らされたと同然の事であった。

何故なら召喚術や儀式での召喚目的は確実に悪事であり、どれだけ強くなっても最後には討伐されてしまうからなのだ。

対して妖怪達は悪事を働いて討伐された者達もいるが、その殆どは脅かしたり怖がらせたりと言ったイタズラ目的であったり真面目に人間と親交を深める為と言った者達が多かったらしい。

であったが為に人間界の文化や知識等を持ち帰った妖怪達が妖魔界を発展させて行くのも比較的に早かった。

自由に行き来出来た者達とそうでない者達。

文化の発達具合も違えば人間達からの扱いも違う。

当然ながら悪魔達は妖怪達に嫉妬を抱えており、妬みに変わり憎悪へと進化するのは時間の問題であった。

1300年前、悪魔達の憎悪が遂に爆発する。


そう、大戦争が勃発したのだ。


悪魔と妖怪の戦力は拮抗しており、決め手を欠き一進一退を繰り返しながら100年間続いた。

その中で強大な悪意を持つ妖怪や悪魔が人間界に侵入し、陰陽師と呼ばれる人間に討伐されたり追い返されたりしていた。

悪魔達は人間達にも憎悪を抱く様になっていった。

悪魔達にとって人間とは最高の食料であり、人間界は彼等の牧場でしかないのだ。

悪魔は魔界と人間界の支配を足掛かりに最終的には神々をも抹殺しこの世の全てを支配する事が目的だったのだ。

悪魔の目的を知った妖怪達の王「空」は悪魔の目的を時の帝「麗覇(れいは)」に伝え戦争終結の暁には人間界への不可侵を条件に協力を求め麗覇はこれを承諾し、1200年前、100年続いた戦いに終止符が打たれる事となる。

戦争に敗れた悪魔は霊界と接点が存在する世界に移り住み、彼等が住む世界を地獄と呼称するようになり、神々の監視下に置かれる事となったのである。

戦争に敗れた悪魔の王はその身を5つに引き裂かれ、復活出来ない様に秘密裏に封印されたのであった。


その後、麗覇と空の間に正式に会談が設けられ、幾つかの約束事が交わされたのだが、会談自体が現在で言うオフレコ扱いであったが為に人間界には当時の記述は何も残っていない。


「かの地には妖怪門なる門が存在しておるらしいがその始末は如何なされるおつもりじゃ!?」


「誠に申し訳ない事にあの門は我等でもどうしようもならんのだ。」


とは言え、魔界と人間界の接点が消えた訳でもなければ「かの地」には大戦中に悪妖怪が造り出した妖怪門が存在しており、利用することは出来るが消滅させれられない門に対して一計を案ずる。


「では、かの地の件はそなたら妖怪にお任せするとしよう。」


こうして麗覇と空の会談は終了し、妖怪門を監視すべく近くに配下の者達を常駐させ門と別の方法で人間界にやって来る妖怪達の監視を行う事になったのであった。


とは言え、監視役だけでは妖怪達の侵入は防げる訳も無く空の名の下に赤・青・黄・桃・黒の五色の色の名を持つ妖怪が集められ秘密警察が組織され、人間界で悪事を働く妖怪達を逮捕又は討伐する任に当たる事となったのである。


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