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気が付いたら幽霊やってました  作者: 京子
第10章 第2次魔界大戦
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第156話 超獄丸VSパズル軍

今回は少し短いてす。

アメブロ版では無かったお話しなので、どお展開したら良いかと考えながら書いていますので、時間が掛かってしまってぃますm(_ _)m

ギュイ〜〜〜ン


ジャ〜〜〜ン


ダダダダダ


デスキャニオンに響く不協和音と言うか超迷惑な雑音が生み出す衝撃波に崩れる岩そして耳を抑えて悶絶する妖怪達。

人間界で言うと、グランドキャニオンに位置するデスキャニオンは九州の半分がスッポリと入る程の広さと最大深度100mと複雑な地形が美しい景勝地であり、風と水が長い年月を掛けて自然が創り出した美しい渓谷だ。


パズル軍のチーム名は パンクロッカーズ

8500名で構成される悪魔軍第二位の人数を誇る軍団だ。

軍団長のパズルは自らを爆炎と音の支配者と名乗り

人間界で手に入れたエレキギターを自己流でかき鳴らすのが趣味と言う変り者だが、力は折り紙付きだ。


「ノリノリだぜぇ〜!!」


コードを知らないから雑音でしかないギター。ドラムも力任せに叩いているだけだから只の大きな音でしかないしキーボードもドレミを知らないのか出鱈目なメロディを奏でるものだから聴いている方は耳を塞ぎたくなる様な阿鼻叫喚の音地獄と化していたのだが、パズルの兵隊にはバイブスが上がる音楽になっている様だ。


「超迷惑な雑音とダサいスタイルですね。人間界で修行し直したらどおですか?」


渓谷に響き渡る雑音の中でも聴こえる男の声に挑発された兵隊から怒りのオーラが立ち上る。


「俺達のスタイルがダサいだとぉ〜!?」


「取り消せよ!」


皮のパンツ姿に妙な模様のタトゥーとボディーピアスが埋まった上半身に棘が生えた様なジャケットを着込みその上に乗ってるピアスだらけの顔面そしてモヒカンヘッドの兵隊達が怒りのオーラを立ち上らせギャーギャーと喚き出す。


「こう…でしたっけ……?」


近衛を抜かした8400名の兵士が男が結んだ印で発生した巨大な陣から発生した霊糸に捕われるも


「何だこんなもん!」


気合で引き千切って襲い掛かって来る。


然し…


ウグッ!!


先程結んだ印を逆に結ぶと再び現れた陣に捕らわれた兵士が苦悶の表情を浮かべる。


「何をしやがった!?」


一瞬にして魔力を操るどころか指一本動かす事も出来なくなるも、再び気合で逃れようと試みたが何故か力が入らない。それどころか抜けている感が半端なく一気に疲労困憊になってしまう。


「その陣は魔力を奪う力が有ります。あなた方では逃れる事は出来ません」


男が使ったのはレイの得意技の1つでもあるトリモチ結界で、今使ったのはその進化系のバージョン。

トリモチ結界は相手の自由を奪うが印を逆に結ぶ事により発生する陣は相手の自由こそ奪わないが、その代わりに相手のエネルギーを奪ってしまう程の凶悪な陣へと進化するのだ。


「何をやっている!」


一瞬にして全ての兵士を失いそうになったパズルと近衛が楽器をかき鳴らして衝撃波を飛ばし、陣を吹き飛ばしてしまう。


「相変わらずだなぁ

超獄丸…いや…ベルゼバブとでも呼べば良いかな!?」


ベルゼバブ

前大戦時に悪魔軍の総大将であったが、天雷との一騎打ちに敗れ魔王軍の軍門に下る事となる。

折しも楓夏と雲海が氷柱討伐の為に人間界へ向かった後、未帰還の為にそのまま楓夏の後釜に収まった経緯がある。

この時、ベルゼバブは悪魔を超えし者と言う意味を込めて自らの名を超獄丸と名を変えたのである。


「裏切り者に死の制裁を

death penalty!」


雑音としか言いようがないメロディが鳴り響くと兵士達の士気と魔力が上昇して行く。

どおやらパズルと近衛が奏でるこのメロディは兵士達には力が湧き上がる精力剤と同じ効果を生み出す様だ。


・・・厄介な雑音ですね・・・


魔力を漲らせ襲い掛かる兵士達を片っ端に片付けて行く超獄丸は戦いながらもどおしたものかと思案するのであった。

たぶん、年内はこれで最期になると思っています。

お正月休み内に投稿出来ると良いな…

なんて(汗)

皆様、良いお年をm(_ _)m

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