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第19話 少女たちは次なる出会いを果たす。

短めです。




アレンの提案により私たちは宿を探すことにした。


今は山の中腹に居たらしく、この山頂に近いところに観光客向けのロッジがあるのでそこへと足を向けた。


オリバーが運んでくれた位置から近くにあったので難なく着いた。

そしてヘイマンは直ぐに居なくなり私とアレンとオリバー3人で先に食事を摂ることにした。


山頂付近なので、室内には灯油ストーブがあり暖かい。

私たちは鶏肉と山菜が入ったスープを飲んだ。

色々な出来事が舞い込んだため、スープの味が薄味なのに身体に滲みる。


「やっと落ち着いたな。」

アレンが食べながら私に話す。


「そうね。思えば今日は大変だったわ。」

ロッジでは他の観光客も入っており、ある程度賑わっていた。


「食べ終えたら他の人に話を聞いてくる。何か情勢が変わっているかもしれないからな。」


アレンは自分が何をするのか簡素に伝えてくる。

「わかった。私はどうすればいい?」

「お前か。そうだな、特には。今はオリバーは大人しいが何をするか分からないから見ておいてくれ。」

「…つまりお守り?」


私は他に出来ることがないのか聞いたがアレンは別の意味で感じたようだ。

「そうだな。そう捉えてくれて構わない。お前の能力は使うとき目立つかもしれない。何もしてくれないときの方が役に立つかもしれない。」


アレンは私が反発したのかと思って皮肉を垂らす。

感情が逆上しそうになったが、事実私は大したことは出来ない。

ここは受け入れよう。


「分かった。しばらく休みたい。」

「それでいい。」

食事が終わる頃、また観光客が1人入ってきた。


しかし観光客には似つかわしくない格好で、青いオーバーオールを着た髭面のおじさんだった。

全体的に汚れている。

ロッジの店員を探してるのか辺りを探している。

そこに私と目が合った。

そして興味深く見られて寄って来る。

私は身に覚えがないが近くに来て言い放った。


「オリバーじゃねぇか!!!!なんでこんなところに!!!」


ひと段落したところにまた思わぬ出会いが訪れていた。

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