余談:間違って理解できる!! うろおぼえ、古典ファンタジー紹介(主観のみ)
アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー
トム・ソーヤーの人が作った未来から来た俺TUEEEのご先祖様。
アーサー王時代に転移した主人公が、現代知識(アメリカ南北戦争後)で俺TUEEEする。
株式とかガトリングとか使う。ゼロの使い魔のおじいさん的な何か。
さらに余談だが、なろうの異世界転移・転生云々の直接の系譜はゼロ魔やその二次創作だと思うがいかに。
蛮族王コナン
古代キンメリア人、ムキムキマッスルの兄ちゃんが無双する話。
作者のハワードはマザコンの筋肉トレマニアで自身の憧れをそのまま投影しているっぽい。
ハワード・F・ラヴクラフトとハワードは仲良し。ふたりはハワハワ。
そのせいか、コナンもクトゥルフ神話にも出張している。
なお、筋肉のハワードさんが自殺する時に遺した詩が超格好いい。
ファファード&グレイ・マウザー
作者とその親友がモデルのコンビが、アメリカをファンタジー風に再構築した場所で、
ファンタジーギャング“盗賊組合”と立ち回ったり、泥棒したり、強盗したり、ロマンスしたりする話。
みんな大好き、盗賊ギルドという謎の組織の走り。アメリカマフィアがモデルらしい。
最後のヒロインがマニアックすぎて時代先取り感が今でもする。
永遠の戦士/エターナル・チャンピョン・シリーズ
呪われた魔剣ストームブリンガーが有名な小説。
オサレなファンタジー世界で、延々と世界のバランス取ったり、悲劇で涙をるるるしたりする。
主人公達は基本的に同じ魂の別人である。線が細く美形で悩みが多い。
アメリカンなコナンに比べると儚げな雰囲気が強い。
余談だが、テーブルトークRPGにおいて、似たようなキャラクターばかりで遊んでいるものを
エターナル・チャンピョンということがあったそうな。
指輪物語関係
言語学者で設定マニアの教授が、ひたすら設定を重ねた話。
これによってゴブリンは貶められ、クソッタレのエルフどもは耽美な存在になってしまった。
エルフは人さらいに、子供を取り替える、なんとなく殺すなどモヒカン・パンクな奴らであったというのに。
とはいえこれは、架空の物語を翻訳したという、ていの作品であるため。
教授があえて英語翻訳するなら、エルフとしただけっぽい。
指輪物語エルフは古代神人とかに近いニュアンスな気がする。
南総里見八犬伝
江戸時代のラノベ。
完結した大作。宝玉に選ばれた八人の勇士が因縁と立ちむかう。
村雨とか、ヒーローのうち二人が女装経験者とか、いろいろ業が深い。
同じ作者のものに、水滸伝の男女逆転版、傾城水滸伝とかある。
やはり、すごく、ラノベだ。
ソードワールド・ノベル
架空のファンタジー世界、フォーセリアを舞台にしたシェアードノベル。
なんやかんやいって日本では一番、作品数が多いファンタジーではないだろうか。
オススメの「死せる神の島」「輝ける夜に」「ただひとたびの奇跡」など。
水野良、友野詳作品なら特に短編がオススメである。
同じようなシェアードノベルならモンスター・コレクションも悪くないぞ。
さて、そんなことより、TRPGしようぜ、おまえがマスターな!
終わる。