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お~ば~ろ~ど・ミニマム  作者: トータス
ぷるぷる・ぷるちねっら?
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まじっく・しょ~? 【おまけ/しるくはっとVer.2】

多分、こんな感じになるんじゃないかな~と。

Ver.2 アウラとマーレ


「んっと、アウラ姉様、マーレ兄様。手伝って!」

「え、私? えっと・・・」ちらりとアインズの方を伺うアウラ。

「ボ、ボクも?」

「アウラ、マーレ。手伝ってあげなさい」


 戸惑っているアウラとマーレに対し、優しく後押しをしてあげるアインズ。


「はい! じゃ、マーレも行くよ!」

「ま、待ってよ、お姉ちゃん」


 素速く壇上に宙返りをしながら駆けつけるアウラと、ワタワタとあわてつつも壇上に上がるための階段を急ぎ足で駆け上がるマーレ。


 壇上では、1/3サイズのプルチネッラが二体、それぞれに次の道具(アイテム)を持って待っていた。


 最初に辿り着いたアウラには、ハンチング・キャップと玩具(おもちゃ)風の上下二連式猟銃。マーレには、パリッとしたシルクハット風のミニハットと、実寸大より大きめ・・・というより、マーレがすっぽり入れるサイズの山高帽子(シルクハット)をそれぞれ手渡された。


 マジックアイテム:ハンチング・キャップ

 =職業:銃士(ガンナー)でなくても銃が使える様になるマジックアイテム。

  使え(遊べ)るだけであって、命中率などの補正は皆無。

  通称:なんちゃってハンチング (音改’製)


 アウラはハンチングを被って、支障なく持てる銃を構えてみたり、アレコレといじって確認をし。マーレはミニハットは被れるものの、大きすぎるシルクハットを持て余し気味に抱えていると、何やら中からもぞもぞと・・・


 ぽん! と軽い音がしたかと思うと、アウラがやっちゃった! という顔をして居る。

 矢弾はマーレの持つ特大シルクハットに当たったようで、そのシルクハットの上には10のカウンター表示が9~8~7~と数を減らしていく。マーレが抱えるのに四苦八苦している動作に、こそばゆさを感じていたインプ達は身動きが取れなくなったように拘束された。


「んっと、シード(タネ)ギミック(シカケ)もありませ~ん!」


 そうプルチネッラ’sが掲げるカンペを見ながら宣言するリュート。明らかになにか種も仕掛けもあるのだろうと思われる。

 しかし、ヤサシイ観客達はニコニコと悩ましい笑顔を浮かべつつ、何も言わない。


 種も仕掛けも掛かってはいないが、魔法が掛かっていることは明白だから。


ポッポ(ハト)だしま~す!」


 その合図を待ってましたと、カウントが0になるのと同時に飛び出す小悪魔(インプ)達。手に手に羽箒を持ち、(クチバシ)を模したマスクを付けて飛び立った!


くるっぽぅ(クルルッポゥ)! クルルッポゥ(くるっぽぅ)!」

「わぁ!」

「わ、わゎわっ!」


 驚く観客達、とっさにアウラが銃を構え、ポポン! ポポン! と撃ち続け、足止め。


「ウサギさんに変えま~す!」


 更に動きが止まった小悪魔達をリュートが狙撃して次々にバニーな小悪魔達に変えていくと・・・アウラの速射スピードが速すぎたせいか、密集状態のインプ達が近すぎたせいか、(かす)かな影響を浴び続け、直撃しなかったはずのマーレに、変化が訪れた!?


「マ、マーレ?」

ぷぅ(えぇ)? ぴょぴょん(お、お姉ちゃん)? うっさうさ(どうしたの)?」

「「「ぐふぅっ!」」」


 笑撃のあまり、観客が数名倒れるなか、アインズは、


「・・・と、尊い」


 と叫んでいる丸い体の真ん中辺りから紅い雫を垂らしながら、存在しないはずの目に焼き付けんとガン見するやや赤味が強い桃色粘液(スライム)を幻視した。


 マーレはと言うと、頭部からは真っ白な垂れ耳ラビット・ロップイヤーが伸び、両手両足には真っ白な肉球手袋(ラビット・グローブ)真っ白な肉球足袋(ラビット・ブーツ)(ハイニーソ)、() ()加腐化(かふか)兎の尻尾(バニー・テール)

 三帖(スリーペースト)効果により、ヘソ出しタンキニにサスペンダー付き短パン(ホットパンツ)な、バニーStyle:マーレ!?


 どっかのナニカによく似ている・・・かも?

 命名するならば、イタリア語でIsola(イゾラ) Vento(ヴェント)島風(トウフウ)


 付属するなら、三体の良心的な(グッド) ()魔人形(デビドール)(ぷるちねっら風)を従えている・・・のだろう。


 ただ、マーレの頭上にはエントマの孫娘であるグリフィンドーリ(グリンダ)が、八目六臂(はちもくろっぴ)妖精(ピクシー)に変身。エントマに良く似た姿形(なり)で、とんがり帽子に浴衣(ユカタ)風バニーStyle(ミニ丈)で六本の手を振っている。



 八目六臂=八つの眼と六本の腕、二本の足で立つ。

 紅玉(ルビー)のような硬質な八つの単眼が両眼と眉と眉間と目尻の辺りに大小それぞれが配置されている。


 後日、その形態は蜘蛛(アラク)妖精(・シー)と命名された。

 翅がないので、空を自在に飛ぶことは出来ないが、その器用さはずば抜けている。


 その後、グリンダは特定魔法の習得を頑張っている姿があったとか。

変・身! バニー・マーレ!

普通のバニーじゃつまらなさそうかな? って連想していたらこうなってた。

似合うんだろうけど、なんでこうなった!?


アウラだと、普通に(バニー)さん(レッド)が似合いそう。

アルベドだと、ホワイトなツノウサギ(ジャッカロープ)風かな?

シャルティアだと、エナメルな亜魔魅(アマミ)の黒ウサ風かな?


ちなみに、グリンダは主に筆談。自前の網で空中に文字を書いてフキダシ風に意思疎通を行ったり。糸を伝って骨伝導を用いて会話をしたり。

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