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声無き魔導士  作者: 玄米茶
転成・幼児期編
2/2

転生したらしい

 次に私が目を覚ましたのは暗闇の中だった。周りは生暖かい水で満たされているらしい。なんだ、これは。


 手を伸ばしてみる。柔らかい壁に触れた。足を伸ばしてみる。また柔らかい壁に触れた。どうやら私は水とともに小さな袋に詰められているらしい。どういう状況だ。


 苛立ってその壁を蹴ってみた。すると壁の向こうから声がした。


「You,Baby trat den Magen !」


 女の声だ。でもなんで?考え込んでいると周りが揺れ始めた。地震か?


 「Geboren!」


 女が騒いでいる、何が起きてるんだ、状況が分からん。


 それから暫く一定期間ごとに揺られたり頭を締め付けられたりしたりするのだが、そんなこと説明しても面白くもなんともないので割愛する。



 結果的に、まあ、何だ。


 どうやら私はもう一度産まれなおしたらしい。


 「Danke, dass Sie immer da!」


 どうやらさっきから聞こえていた声は母親のものだったようなのだがなんて言ってるのか全然わからない。


 母に抱き上げられながら、これから始まるのであろう人生に、暗雲が立ち込めているようにしか思えない私であった。









ぶっちゃけいきなり異世界転生とかしてもまずは言語でつまずくと思うんですよ。

ちなみに私は日本語しか使えません。

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