参加しよう!授業に!
私、猫は今、木から上教室を除き見ています... こんな空き巣みたいなことはしたくなかった。
そう、こうなった理由は少し前...
入学式の日のように馬車に乗り、学園に着いたまでは良かったのだ。だがしかし!!
ご主人が校舎内に入った瞬間思ったのだ!
(隠れる場所がない、だと... !?)
廊下を歩けば、
「あっ、猫だー」 「何でいるの?」
「飼い主誰ー?」
というふうに障害物がないためばれてしまう...
もしばれずに校舎内に入れても教室に入ってしまえば...
教室内は人間がたくさんいるからすぐに見つかり、
「猫じゃん!誰の子!?」
と誰かがいい...
「私の飼い猫です!」
とご主人が名乗り上げてしまう...
そうなれば私はもちろんご主人まで教師の方に怒られてしまう...
ということで!
一匹だけ青空教室です!
はあ、雨の日とかどうしよう...
とはいえイベントを見逃すことはできない!
あっ、クラスの人が座り始めた!
「これから、魔法学を始めるぞー」
始まったっぽい。
私も勉強になるから聞いておこう!
「えー。まず始めに、魔法とは人の強い想いによって発現している。
それじゃあ一番最初に発現した魔法はわかるか?じゃあ... ○○。言ってみなさい。」
すると1人の生徒は立ち上がり、
「えーと、水魔法、です」
「そう水魔法だ。正確に正しいかはわかっていないんだけどな。始まりは、干ばつによって水を求めた人々の強い想いから水魔法が発現したんだ。」
へー。そういう始まりだったんだ...
「だが魔法が現れると同時に現れたものが魔物や魔人だ。こちらも理由はわからない。が魔物や魔人は人々を無差別に襲い、種族によっては捕食するものもいる。」
「そうして、人間と魔物、魔人の戦いが始まったんだ。」
魔法や魔物、魔人の出現理由がわかっていないところが気になるにゃ...
前の世界の製作チーム、何で詳しく設定しなかったんだろう?
そうこうして、モヤモヤしたまま魔法学の一時間は終わった。