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主人公に蹴落とされたくありません!!

たぶん、俺は漫画で言う淘汰される方の天才なんだと思う。

よくスポ根漫画で見る、成長型主人公にいずれ追い越されて淘汰されるタイプ。

心のうちに深い闇を持ってて、主人公の明るさと馬鹿さによってそれが浄化されていくタイプ。

いわゆる、勝手にライバルにされがちなタイプ。

一見主人公のように見えて、実際は主人公の踏み台にしかなっていない、そんなタイプ。

結局、「俺の負けだ、お前は強い」とか負けを認めちゃうタイプ!!

でも、俺は絶対、必ず、本当に、マジで、それを回避したい。なぜなら、俺はスーパーウルトラハイスパー負けず嫌いで、1番じゃないと気が済まない、自分でも自覚できるくらいの高慢なナルシストだからだ!!!

「転校生を紹介する、入れ」

きたっ。天才が突如転校してくる系のやつだ。

「NYから来ました。櫻井ルエールです。前の学校ではルエって呼ばれてました!」

和やかに微笑めば後ろからあがる黄色い声。

「櫻井くんは、生まれてこのかたNYに住んでいたそうだ。わからないことも多いだろ。小鳥遊の隣の席が空いているな。ちょうどいい、小鳥遊、色々教えてやれ」

「は、はい」

弱気そうだけど、間違えない。このシュチュレーションは彼が主人公だ。

筋肉のつき方が良い、体操の経験者と見て間違えない。でも、かなりブランクがありそうだ。

多分これ、あれだ、俺がまた体操の世界に引きこんじゃう奴だ。それは何としても阻止しないと…。

「ルエールくん、もしかしてルエールくんって、天使?」

唐突なことに頭の処理が追いつかない。

やばい、これは予想外だ。たぶんこの主人公、予想以上のちゃんとした体操オタクだ…!

鉄棒の天使っていう二つ名がだいぶ前についたことがあった。全くもって迷惑で嫌いな二つ名だが、知っている人は知っている。

「やっぱりそうだ!鉄棒の天使、ルエール・マッカートニーでしょ」

真夏の蒸し暑い空気に、窓から強烈な光が差し込んだ。

この作品を読んでいただきありがとうございます!!作者の暁です。 ひっさしぶりに小説を投稿させていただきました!

毎日投稿を、目指しています。是非毎日読んでルエールくんの楽しい青春を見守っていただければな、と思います!

ルエ「おい、作者…、これ以上は俺が言う。次回は、俺の正体がわかる。是非見てくれよな」

アニメでもないのに次回予告しないでよー、ルエくーん!!!

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