拾った令嬢の目覚め
うまく繋がってるか心配ですが
たのしんでもらえたら幸いです。
森で倒れていた令嬢をマイハウスに連れ帰って
とりあえずベットに寝かせる事にした。
なぜ倒れていたのか?この少女は誰なのか?までは
わからないが、身に纏っている服の質感を確かめれば
平民ではなく貴族、それもかなり高位の方なのでは?
と大方の予想はできる。
ちなみに、貴族の服には普通の布ではなく魔力通しながら織った布が使われるのが一般的で、その魔力糸が細かければ細かいほど値段が高い。なぜかと言えば魔力を込めて縫ったり織ったりするのには大変な神経とそれなりの魔力を使うからである。そして念入りに作られた服は魔力に対する防御力が非常に高くなるので高価なのだ。
これは鎧や武器にも同じことが言えるらしい!
(ばぁちゃん談)
家まで連れて帰るのに抱きかかえて来たので質感は
バッチリにチェック済みなのである。
俺自身、魔力系は使えるのは使えるが本当に直す程度ぐらいしかまだ使えない。直し屋としてはそれで十分だと
ばぁちゃんは言ってたけど、俺としては全部極めたい。
けど触ってわかった事もある。プロの道はまだまだ遠い。
「もし、そこのあなた。倒れていたところを助けて頂きありがとうございます。不躾な質問をしますが、ここは何処で、あなたのお名前はなんといいますの?」
そんな事を夕食の支度をしながら考えていると、ベットで寝ていたであろう令嬢らしき人の声がした。
少し警戒した様な声では有るが、はっきり礼は言ってくれたので俺もしては少し好感が持てそうな、、、、
ちょっと、待って。
全く足音やら気配を感じなかったんですけど、
最近の令嬢はみんなこうなのだろうか?
ダンスとかで鍛えられるのか??背中越しにさえ感じる圧倒的強者オーラをどう隠してたの???
いかんせん怖すぎる、、、。
「俺の名前はバルバラと言います。ここは王都の外れの町のスポンジって所です。森で倒れてたので連れてきたんですよ。放っておくのもおかしいですし、ただの人助けみたいなものです。良かったら夕食の支度が出来たのでご一緒にどうですか?」
相手を刺激しない様に丁寧かつわかりやすく、そして
ビビりながら振り返る。とそこには凛として正に美しいという言葉ぴったり似合う正に令嬢がいた。
白く美しい顔、少し吊り目気味だがハッキリとした目鼻立ち髪の毛はブロンドのロング、、、ドリル?
「なるほど、少しヤケを起こして王都から走っている途中に力尽きたようですわね。」
なぜドリルなのだろう?倒れていた時はたしかに
ブランドの綺麗なロングストレートだったはずなのに。
「しかし、あまりお邪魔をしすぎると追っ手が
いえ、迷惑をかけるかも知れないし、知らない方との夕食は色々と、、、、」
令嬢の全然話が入ってこないドリルしかないのである。
なんか注意深くみるとあのドリル動いてない??
横にサワサワしたり縦にピョンピョンしてない?
「あのっ!!あなた聴いてますのっ!!」
令嬢は少し怒りを感じさせる声と呼応するかの様に
なんと、ドリルもこちらに向かって臨戦対戦をとった。
「やっぱり生きてるじゃん!?そのドリル!!」
思わず出た言葉の後に目にも止まらぬ速さで
鳩尾に叩き込まれた。令嬢の拳が。
「ギルティですわ!」
ズドンッ!
「おげJ#なまざZgぶらッ!!」
声にならな無い悲痛な叫び共に
彼女にドリルの話をするのは辞めようとこの時
深く深く誓ったのだった。
戦闘描写(戦ってない)難しい。
これからの戦闘が怖くなるくらい難しい、、、