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対戦の始まり

これは毎年行われる神々の争いの物語である。この世界の神々は一枚岩ではなく二つの大きな派閥に分かれて争っていた。アジアを中心とした地域で勢力を持つ東の神々の勢力。そして、現在もっとも強い勢力アメリカやヨーロッパなどを中心とした神々の勢力。人々の暮らしもこの神の力によるもので貧しくなったり、裕福になったりするので、この世界の一年の運命を決める戦いでもあるのだ。その戦いが今年もはじまる


いよいよ、大会が始まる事となった。まず、最初にそれぞれの派閥の最高神が出てきて挨拶をした。東洋からは代表としてアマテラスが挨拶をし、西洋からはゼウスが出てきてそれぞれ選手たちに激励の言葉を投げかける。そして、ゼウスが挨拶を終わり観客席に行く時にその事件は起きた。


何とたまたま同じタイミングに同じ席に来ていた仲の悪い日本の東洋の元最高神イザナギと遭遇してしまったのだ。


この二人の仲は異常に悪く前あった時は2度大ゲンカになり、それは神々全体を巻き込んだ大戦争になり、人間界にもその影響が及び人間界では世界大戦と呼ばれる戦争にまでなった。


神々の間で緊張感が走る。その緊張感を破り、仕掛けたのはゼウスだった。


ゼウス「おやおや、そこにいるのは奥さんに先立たれあの世で夫婦喧嘩して最高神の座を追われた元最高神のイザナギさんじゃないですか。どうしたんですか。また、いつもの様に自分の元部下が惨敗する姿を見に来たんですか。今回のルールは12人全員がバラバラの場所に飛ばされ敵チームと戦うバトルロワイヤル形式前回の様なまぐれはありえませんよ。せいぜい指を加えて仲間達が全敗する姿を見ているんですね」


それを聞いたイザナギは余裕の表情でこう言った。


イザナギ「たくさんの女性に手を出しさらに妹や姉にまで手を出し、さらに、動物に化けてまで不倫の言い訳をするスキャンダル神さんに言われたくありまんね。それに去年もそんな事言って負けたのお忘れですか。確かにここ数年私達十二支陣営は負け続けて来ましたが去年からは変わったのですよ。以前と同じ様に舐めてかかると痛い目を見ますよ。不倫神ゼウスさん」


二人がやりとりをしているうちにいよいよ選手達が持ち場に着いた。

そして、ルール説明がイザナギなら行われた。


イザナギ「今回のルールはバトルロイヤルだ。まず、用意されているハチマキを付けてもらう。今回はこのハチマキを奪いあって貰う。武器の使用も毒も持てるものすべて使って良いがいくら神とはいえ、大怪我を負えばただではすまない。そこで、今回はポイント制度を導入し、攻撃を受け、ライフがゼロになったら自動的に会場に転送される事とする。当然より多く相手のハチマキを奪ったチームが優勝となる。さらに、今回のバトルフイルードは神々の島レイブン島とする。試合開始と同時に選手はバラバラに島に飛ばされる。なので、今回の大会において重要なのはいかに早く仲間と合流し連携するか、また、敵を欺けるかが勝負の分かれ目となる。それではこれより、選手の皆さんを転送いたします。」

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