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詩花

詩花 恋のはじまり

作者: 葵冬弥

きっかけは席替えの時


初めて目があった瞬間


よろしくと


優しく笑う顔を見て


胸がドキッとなった


この時からもうって


今になって思う



最初はただなんとなく気になった


ただ窓の外を眺めるときに


彼の横顔が視界に入った


それくらいの意識


その程度の気持ち


時々目があって


気まずいから


すぐ目をそらしてた




気づいた時には


彼の横顔を眺めてた


目があった時は


胸がドキッと


高鳴るようになって


顔に熱さを覚えるようになった




彼の事ばかり考えるようになって


おかしくてなんだか一人笑った


なんでだろう


わからないや


これが好きって気持ちか


疑問だった




確信したのは


それから間もなく


また彼と目があって


慌ててそらすときに


弾き落としてしまった消しゴム


コロコロ床を転がる


急いで手を伸ばしたら


彼の手と重なった


触れた大きな手に


心臓の高鳴りは止まず


自然と見つめあったときに


声が出なかった


ごめんと君から


手を離すのを寂しがった


そう思った時に


やっと分かった


この人の事が好きだって


その日それからは


ずっとうわのそらで


彼の触れたところを眺めてた





彼は目の前にいて


落ち着かなそうにソワソワして


立っている


これから私は


彼に伝える


今さらかもしれないけど


届けたくて


彼にぶつけた


彼に投げつけた


自分の気持ちを


君の事が好きです

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