006.『魔力』を使ってみた。
よろしくお願いします。
......何だか、暑くなってきた.....もう夏ってところかな?
外は見えないからよく分からないけど。
もう、スキルのレベルを上げてからあれこれ数日、その2つのスキルはまだそのままだ。
その日、以来にも壁を叩かってみたのだが熟練度が全然上がらない......
もう一度やってみよか?
.....せーの!ほいっ!
ぽこっ。
......うん。物理耐性のお陰なのか、もう痛くはないないんだが....熟練度ども上がらない.....
.......これから僕は何をすれば.......
.............
.............
.............
.........『魔法』とか練習してみるか?
うむ、決まりだ!
じゃあ、まずは『魔法』に就いて、だな!
『魔法』とは何だ?
『魔法』とは結果だ。
世界と言う大きなプログラムに、『魔力』と言うコマンドを入力した結果。それが『魔法』だ。
それで、それは文字と大きな関わりがある。
入力するコマンドが同じじゃ、結果も同じ。
だからそのコマンドは区別しやすく、文字の形をしている。
火の文字は《カ》
水の文字は《ス》
地の文字は《チ》
風の文字は《フ》
電の文字は《デ》
暗の文字は《ア》
光の文字は《ヒ》
.....何だか『魔法』の文字が片仮名だけどそれは神に聞こうとしよ。
じゃあ、次にいって、『魔力』とは?
『魔力』とは、この世界を動かす源の力、コマンドを入力するキーボードみたいなものだ。
そした、『魔力』は空気とように、生きるために必ず必要で、『魔力』が場所では、この世界の生き物は生きられない。
まぁそれもまた、空気みたいで、どこにでもあるようだけど。
《『スキル』:『深化思考 : Lv.1』の熟練度が1上がりました。【7/10】》
で、『魔法』の原理も文字も知っているけど?次は?
次はもちろん、『魔力』を操作してみる事だ。
どれどれ、神は何と言ったけ?
深呼吸?深呼吸だな。
よーし!やってみよ!
まずは、大きく息を飲んで.......
すぅ..........
出して.......
ふぅ..........
すぅ..........
ふぅ..........
すぅ..........
ふぅ..........
......少しだが....何かが体に染みるのを....感じる.....
すぅ..........
ふぅ..........
すぅ..........
ふぅ..........
.....これが『魔力』......?
すぅ..........
ふぅ..........
《経験値を10得ました。》
《『ルイス』の Lv が5に上がりました。》
《『スキル』:『魔力感知 : Lv.1』を得ました。》
お!レベルアップとスキル!
少し前より『魔力』を確実に感じる事ができるようになった。
よし!これを手に集める!
.............
.......うぅ...よくできないな......もう一度!
.............
.....う....少し.....集まったか?
《経験値を10得ました。》
《『スキル』:『魔力操作 : Lv.1』を得ました。》
できたァァァああ!!
神の加護のお陰なのか、やくすできた!
よし!これで、まほー!.........うぅ....なんだか.......いき...なり.....ねむくなって.......
............
――――――――――――――――――――――――
名前 : ルイス • スポード
MP : 0/10
――――――――――――――――――――――――
◆◆◆
「お坊ちゃまー、失礼します」
部屋のドアが静かに開かれると一人の少子が入った。
黒のドレスに白いエプロン、頭には白いカチューシャ。
まさにメイド服を着た少子は、ドアを閉めないまま、前のベビーベッドを見るとすぐ心配な顔をした。
「お坊ちゃま、また寝てるんですね.....もう何日も寝ばかり....本当、大丈夫でしょうかね.....?」
すぅすぅと寝息が答える。
「....もうすぐ、ご主人様とハンス様がお戻りになさるのに.....その時は起きていてください.....お坊ちゃま」
そんな事をいった少子は来た道を戻る。
少子が出た、部屋は赤ん坊と、そのすぅすぅと吐く寝息が部屋を満たす.......
よろしくお願いします。