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1-5

プロット作成しました。

執筆速度を優先したいため、今後は大幅な改稿はしないつもりです。

(文体や詳細設定等直したい部分は別途小説を作成し推敲の後UPさせて頂きます)

 どれくらい狩っただろうか、夜が開け朝になり日も高く上ったころらんさんから連絡が入った。


『おはータロさん』


「おはようさんです」


『今何してるの?』


「作った武器の練習ついでに平原で狩りしてますね」


『ふむふむ。何作ったの?』


「流星錘ですね」


『ぬ?何それ?見に行ってもいい?』


「いいですよー。ベナレスの門の前で待ってますね」


『すぐ行くよー』



 門の前まで戻るとらんさんが待っていた。


「おはー」


「お待たせしました。」


「こっちも今ついたとこだよ。で、腰のやつが武器?」


「ですです。」


「ふむふむ。早速でなんだけど、見せてもらってもいいかな?さっきまでやってた狩りと同じ感じでいいからさ」


「ほいほい。ではついてきてくださいね」


 探索術で周辺を調べる。範囲は大体30mくらいまで調べられるのは昨日の狩りで分かった。反応は3匹か……近い順からだな。


 流星錘を準備し、駆け出す。


 駆けながらまずは右手側に投擲。--ヒット。手首のスナップで手繰り寄せ、今度は前方に投擲これもヒット。気づかれたのか、3匹目の右斜め前に動きがある。錘にマナを通し投擲、直前で避けられるが、錘を操作し横に反動を付ける。足に巻きついたので釣り上げた所を蹴りで打ち落とす。


「ほいっと。こんな感じです」


「……全然状況が理解できないんだけど」


「探索術ないんでしたっけ?最初に右の藪にいたラビを倒して、次は前方に潜んでいたバイパーを、最後に右にいたラビですけど、アクティブになってて避けられちゃったんですけど、マナは通してたんでどっかに巻きつけば儲けもんって感じで横に操作したら足に巻きついたので釣り上げて蹴りで締めって感じです。」


「はぇー。スンゴイね。一晩でこれ?」


「まだまだですけどね。ぶっ通しでやってたんで、投擲の基本動作は出来るようになりましたよ」


「基本動作って……最後にやってたのって基本の範疇なの?……ってか聞き流しちゃってたけどマナで操作ってなにさ」


「基本動作ですよ。投擲だけだと近距離にはまだ対応出来ないですからね。マナでの操作は……思考認識のユーザースペル?」


『ですね。分類的には補助魔法……いえ、無属性魔法といったところでしょうか』


 らんさんに昨晩練習したことを一通り伝える。


「へぇー、色々夢が広がる話だね。僕も練習しようかな……槌の動きに合わせて地面から石の槍生やしたりとか出来たらカッコよくない!?」


「ふふふ、俺も色々考えてますよ。試行錯誤は必要ですけどね」


「だね。一晩も狩ってたなら素材も貯まったでしょ。買い取ろうか?」


「あ、いいですか?じゃあお願いします。」


 一晩で貯めた素材を渡す。5000個近くあったな……これで金欠も解消かな?


「うっそ。流石にこんなには買い取る金持って無いや……総額で18万セスタだけど、買い取れるのは10万セスタ分かな……どうする?」


「うーん……らんさんって防具とか作れましたっけ?」


「一応作れるよ。素材からしてグレーウルフ装備が限界だけどね」


「装備と相殺してもらって余った分貰うって出来ませんかね?」


「それでいいならいいけど、どんな装備がいい?」


「服は布素材で動きやすければデザインはお任せします。出来れば小物類入れるポーチとか欲しいですね。後々投擲伸ばしたいので」


「ふむ……因みにどんなの投擲するかって決まってる?」


「そうですね……流星錘の錘にも流用できるんでクナイがあればよかったんですけど、無いのでナイフとかですかね?」


「クナイか……忍装束にしてみるかい?動きもそれっぽいし、クナイなら多分与作が作れるからね」


「いいですね。動きやすそうですし」


「了解。ちょっと待ってて…… あ、与作?今ちょっといいかい?」


「……お待たせ大丈夫だったよ。試算で装束一式が11万、クナイが10本で4万セスタで計15万かかるけど良いかな?」


「あ、はい。それでお願いします。」


「ほいほい、出来たら連絡するよ。多分夕方には出来るかな?じゃあ残りの3万セスタどうぞっと」


「ありがとうございます」


「じゃあ僕はベナレスに戻ろうかな……タロさんはどうするの?」


「自分もキリいいので一旦戻って常時依頼清算しようかな……と」


「了解。じゃあ一緒に戻ろうか」


 雑談をしながらベナレスに戻る。


「らんさんはこれから製作ですか?」


「うん、そうだね。与作にお金渡さなきゃだし……あ、クナイでなんか要望とかある?伝えとくよ?」


「今から会うんですか?ご一緒してもいいですか容貌はないけど、お礼言いたいですし」


「おっけー」


 ギルドに着くと中で与作さんとダイゴスさんとエレナさんが待っていた。


「お待たせー」


「おう。で、コタローじゃったか?お主がクナイが欲しいというわけじゃな?」


「あ、はい。宜しくお願いします」


「作るのは構わんのじゃが……扱えるのかい?」


「クナイ自体はこれから練習と思っていますが、これと相性が良さそうなので……」


「ふむ、錘か……渋いのぉ。使うところを見せてもらってもよいかの?」


「はい、いいですよ。すぐに出ますか?」


「準備が終わってからでええよ。清算残っとるんじゃろう?」


「すみません、すぐ終わらせますね」


「あ、与作。これ製作代金ね。先に払っておくよ」


「おお、すまんな。らんらんはこれから製作かの?」


「だね!腕によりを掛けてカッコいい忍装束を作るよ!!」


「カッコいいって……そんな忍者おらんじゃろうに」


「ファンタジーだからね。しょうがないね。じゃあ僕は行くよ!」


 らんさんが行ったので清算を済ませる。


「お待たせしました」


「で、どこで狩るかいの?」


「森ですかね?平原は飽きて来たので……」


 一同森へ向かう。

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