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少年3
殺風景な部屋だ。
そう思っていると1人の少女が現れた。
美しく冷たい真っ赤な目で僕を見つめる。
似てる。
ぼくと同じ。
血に飢え、戦場をさまよい、
強さだけを求め続けた。
ぼくと一緒。
「目が覚めたのね。
調子はどう?」
そんな目とは裏腹な、優しい言葉だ。
何で隠すの?
その瞳のおくになにを隠しているの?
なぜかわからない。
彼女に懐かしさを感じた。
どこかで会ったことのあるような。
「名前。名前、教えてよ」
「威夜華。」
「・・・・・・そう。」
威夜華?
「どうしたの?」
「いや・・・。」
「・・・・。」
僕はその冷たい眼から何も感じ取ることは出来なかった。