8月19日(水)
応募していた「お弁当の配達」の求人の結果が出た。残念ながら不採用ということ。
求人を見てすぐ応募し、人よりも一、二週間ほど早く面接を受けたのに、なんだか複雑な気分。
職歴も空いていたし、履歴書に貼ってある顔を見て、「もう少しいいのいないかな」と会社側も判断したのかもしれない。
結果はお盆明けまで待ってくれと言われた時点で、なんとなく予感はしていたのだが。
その後、派遣会社の人から別の求人を勧められる。面接に行ったときにも勧められた『ショベルカーの部品の塗装作業』。
そんなに難しくないと言っていたが、通うのに少し距離があるのと、作業内容がどんなものだか想像がつかないのとで尻込みしていた。結局、お断りの胸を伝える。
その後、またすぐ派遣会社から連絡があり、また別の求人を勧められる。気が進まなかったので断ったが、その日のうちにまた連絡があり、別の求人の紹介を受ける。
まごまごとしていると「あ、ちょっとすみません」などと言われて突然電話を切られてしまう。
実はこないだ、近況報告で支援員さんと話す機会があり、この派遣会社に応募したことを伝えたのだが、あ~という妙な納得のあとに「あんまり良い噂は聞かない」と言われた。
そのときは派遣会社の面接官に好印象をもっていて、なんでそんな不安になるようなこと言うのだろうと思ったが、この瞬間、こういうところなのかなと少し納得。
その後かけ直しの電話があり、どうするか問われたが、作業内容よりも相手先に信用が持てず、あやふやに返事をして断る。すると、「じゃあどういう仕事ならいいんでしょうか」などと相手が焦れた様子。
どういうもなにも、自分が応募したのは「お弁当の配達」なのだが……。
もしやと思い、「わたしは派遣登録されているんでしょうか」と訊くと、「そうですね」と答えが返ってくる。
派遣会社の求人に応募するということは、自動的に派遣登録もされてしまうということなんだろうか……。なんだか仕組みが分からないせいで、困惑。
とりあえず登録を削除(こういう言い方でいいか迷ったが……)して欲しいと伝えると、「わかりました。でも、もしかしたら誤って別の担当から連絡がいくかもしれません」と返事をかえされ、そこで通話が終わった。
なんだか軽い人間不信を味わったような気分。自分の認識が甘いのだろうか。
久しぶりに映画「レオン」を観る。
最後のシーン。ヒロインのマチルダが、養護施設のような場所に入る場面を見ていて、昔は「人を殺してないのだからこの子の人生はまだ救われたんだ」というように感じたと思うが、いまはそう思わなくなった。
信じられる人がいなくなって、まだ彼女の人生はつらく続いていくのかなあと。
中庭に彼が大事にしていた植木鉢を植えてあげるシーンとともに、エンディングロールが流れ、なんだかしんみりとした気分に。




