表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不定期日記  作者: O馬鹿者
2025年(令和7年)
18/31

6月22日(日)

 午前中、家に戻る。

 父、腕に汗をかきながらも、エアコンを付けようとはしない。あまりの暑さに手のひらで扇いでいると、気を遣ったのか「エアコン付けていいよ」と言ってくれる。

 台所に行くと、なにか匂いがするので見回してみると、ビニール袋に包まれたものが目に入る。どうやら昨日の夜、便が出たらしい。

 この暑さなのだから熱中症対策もそうだが、衛生面でのことも考えてやはりエアコンは付けたほうがいいと思うのだが……。何もかも我慢すればいいというものではない。必要な出費もある。

 寝ている母に起きてもらい、買い物へ行く。

 セブンで売ってるという四百五十円のレトルトのカレーが、棚を回ってみても見つからない。もしかしたらこの辺には置いていない商品なのかもしれない。今度、商品名か画像かなにか見せてと言っておく。



 昨日あたりは、どうして自分の家なのに帰れないのだろうと随分もやもやしていた。それまで当たり前のようにくつろいでいた家を追われ、祖母の家にお世話になっていることが忍びないというか、誰かを頼らないと生きていけない弱い心をもってしまったことが恨めしかった。

 支援員さんからはグループホーム入所するという選択肢も出されたが、うーん……本当は父が土日でも施設で泊まってきてくれればいいのに。そうすれば自分も家に帰れるし、溜まった洗濯物を祖母や叔母に頼まなくて済む。母も休息を取ることができる。

 お互いが余裕をもって接するには、やはり距離を置くことも大事だろう。そのほうが長続きすると思う。

 ただ、これを父にどう伝えればいいかというのが難しい。どういう言い方をしても、結局「あなたが負担になっている」と聞こえるような気がする。

 もう少し、様子を見るしかないのだろうか。母が熱中症で倒れなければいいが。あと犬も心配。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ