6月1日(日)
夜、父の排便あり。
母は片手にビニールの手袋をはめ、父の肛門に手を入れて「力んでー」などの声掛けをしながら便を取り出す。自分は横でビニール袋を広げ、母の補助をする。
犬がするような大きさのが何個も出た。やはり近くにいると、臭いもある。自分だったら父がオムツに出し切ってくれるまで待つな、と思いつつ、母が手を汚す様子をそばで見ていた。
父は柵に掴まって半身をひねって、太ももを震わせながら懸命に踏ん張っていた。排便後、いつもは筆談でなにかと小言を言ってくる父も、流石に大人しく横向きになってじっとしていた。
その後、母が浣腸を挿して二回目の排便。今度は自分もおしりふきで肛門周辺を拭く。見ているよりも手伝った方が気分的にいいらしい。
もう出ないようだったので、仕上げに母が父のお尻をタオルで拭いた。
それから少しして、母がサンドイッチをつくってくれる。
具材は玉子とキュウリ。耳は落として取っておいてと父が言ったらしく、ビニール袋に入れていく。マヨネーズが中途半端についていて気持ちが悪い。捨ててしまえばいいのにと思った。
自分はマヨネーズが苦手で、小さい頃は口に入れると胃の奥からオエっとなる感じがあった。いまは少量なら大丈夫だが、やはり得意ではない。
父、三回目の排便。母が処理するのをそばで見ていた。




