グラスの先には
グラスにはこの先のことは一切映らない
困り顔のわたしだけが
なんとなく映るだけ
震えた指先
あなたは気づかないでいる
・・こんなときくらい、飲ませてよ
過去にとらわれない、
自分探しに出かけたいから
酔いが冷めるまで
あなたを束縛はしないから
涙の代わりに
グラスから水滴が落ちてゆく
アクセントを付けたセリフを並べても
あなたには
ココロ無いことばかりだと
バレてしまうから
本当は好き過ぎて困るくらいなんだ・・
いつかのわたしは
今のあなたに言いたい
くり返し、やさしさのくり返し
ほんの一瞬
あなたの視線が他に向かったとき
わたしはとっておきの角度から
あなたを好きでいること
どんなカタチでも伝えてみたいから
あとは、この先のこと
見守ってほしい