第6章2話 魔獣の襲撃
馬車が出発して数時間、街道の両側には広大な草原が広がり、遠くの丘陵が草原の緑に映える。陽光が幌の隙間から車内に差し込み、木製の車体が軋む音が響く。昼食と休憩のために馬車が停まり、リオニアさんが貴族馬車から降りてきた。彼女の茶色の髪が風に揺れ、緑色のつり目が鋭く俺たちを捉える。黒のメイドドレスに白のフリルエプロン、膝丈のスカートが細い腰を強調し、黒のガーターストッキングがスラリとした太ももを締め付ける。淡紫色のコットンブラウスが胸元で軽く開き、清楚な魅力が草原の緑に映える。シルバーの耳飾りが陽光にキラリと光り、彼女の妖艶さが際立つ。
「皆様、これから昼食の準備をしますが、皆様の分はいかがなさいますか?」
「自分たちで用意する予定だったが……」
俺はリオニアさんをチラリと見る。彼女のエプロンが風に揺れ、ガーターストッキングの縁が太ももに食い込むのがたまんない。俺はニヤけそうになり、わざと低い声で続ける。
「まあ、せっかくだ。リオニアさんの料理、味見させてくれよ。な?」
俺は彼女に近づき、肩に軽く手を置く。メイドドレスの布越しに、華奢な肩の感触が伝わる。俺の手がスッと胸元に滑り、エプロンの下に手を入れ、淡紫色のブラウス越しに柔らかい膨らみを軽く揉み解す。リオニアさんは一瞬キョトンとするが、すぐに冷静な顔に戻る。緑色の瞳が俺をじっと見つめ、ほんのり赤い頬が色っぽい。
「アクイラ様、食事の準備中ですので、お手は控えていただけますか?」
「悪いな、リオニアさん。美味そうなもんが目の前だと、つい手が出ちまうんだ」
俺は笑いながら手を離す。リオニアさんは小さくため息をつき、落ち着いた声で続ける。
「もしよろしければ、ご一緒に食事もいかがでしょうか?」
カイラさんもリオニアさんの誘いに乗り、全員で食事をとることにした。ちなみに、伯爵の妹様は馬車の中で食事を済ませるらしい。貴族の娘っつーから、どんな美人か楽しみだが、出てくる気配はないか。
馬車から少し離れた草原にテントを張り、その中にシーツを敷く。陽光が草の緑をキラキラと照らす。リオニアさんがテント内で料理を並べる姿は、メイドドレスのスカートが軽く揺れ、ヒップの丸みがチラリと浮かぶ。
「どうぞ召し上がってください」
目の前に出されたのは、馬車道中で食う飯とは思えない豪勢な料理だ。焼きたてのパン、香草の効いたスープ、ジューシーなローストビーフ、色鮮やかな野菜のグリル。草原の風に肉の香りが漂い、腹がグゥと鳴る。…………この肉どうやって保管しているんだ?
「頂いてもよろしいのですか?」
エリスが目をキラキラさせてリオニアさんに尋ねる。彼女のクリーム色のニットセーターが胸元で軽く揺れ、ダークグリーンのタイトスカートが華奢な腰を強調する。道中の飯は基本不味いし、こんなご馳走が出てくるとは思ってなかったんだろうな。
「はい、もちろんです。お嬢様も皆様が護衛に加わってくだされば心強いと仰っています」
リオニアさんが笑みを浮かべる。彼女の緑色の瞳が陽光に輝き、エプロンのフリルが風に揺れる。お嬢様ってのは伯爵の妹様のことだろ。妹って聞いてたが、結構若いのかもな。
昼食をとりながら雑談してると、草原の奥からざわめきが聞こえてきた。魔獣の気配だ。俺は箸を置いて立ち上がる。
「よし、ひと暴れするか」
「そうだな、昼食分働かせてもらおう」
いや、カイラさん、動いたら貰った飯じゃ足りないだろ。まあ、そんなケチなことは言わないけどな。
現れたのは、巨大な人型の魔獣、ヴィトルカプティだ。鍬形の甲羅に覆われた白い体、顔のキバがガチガチと鳴る。五体もいる。カイラさんが一瞬で二体を蹴り飛ばす。彼女の銀髪が風に舞い、淡緑のコットンブラウスが豊満な胸を押し上げる。ヴィトルカプティが拳を握り、三体がかりでカイラさんに殴りかかるところで、エリスが銃を構える。
「銃よ、我が魔力を込めて、弾丸を装填せよ。魔弾装填」
エリスの正確な銃撃が魔獣の目を撃ち抜き、視界を奪う。彼女のポニーテールが風に揺れ、セーターの裾が細い腰をチラリと覗かせる。
「アタシもやるよ!」
セレナがボウガンを構え、風属性の矢を乱射。彼女のベージュのニットカーディガンが胸元で開き、薄桃色のコットンブラウスが柔らかい膨らみを浮かび上がらせる。だが、セレナの矢は威力不足だ。
「セレナ! 蒼だ!」
「オッケー!」
「炎の守護、我が身を囲みて鎧となれ。炎焔の鎧!」
「風よ、我が呼び声に応えて、突風を巻き起こせ。突風召喚!」
俺の紅い炎にセレナの風が吹き注ぎ、炎は蒼く燃え上がる。
「蒼炎焔の鎧!!」
俺とセレナの連携技がヴィトルカプティを一瞬で焼き尽くす。残った一体にカイラさんが蹴りを叩き込み、終幕。草原に焦げた匂いが漂い、魔獣の残骸が陽光に黒く光る。
「ヴィトルカプティをこんなにあっさりと……」
リオニアさんが驚きの声を上げる。彼女のメイドドレスのエプロンが風に揺れ、ガーターストッキングの縁が太ももに食い込む。ヴィトルカプティは凶暴な魔獣で、傭兵を何人も葬ってきた。リオニアさんが驚くのも無理はない。
だが、ヴィトルカプティは群れない。二体一緒でも珍しいのに、五体は異常だ。まるで……伯爵の妹を殺すために仕向けられてるみたいだ。
「なあ、リオニアさん……ここまで来るのに何度襲われた?」
「はい、この五日で四度ほど」
襲われ過ぎだ。やっぱり濃い目に狙われてると考えるべきだろ。俺は少し考える。ぶっちゃけ、カイラさんがいりゃほぼ安全だが、ついでに護衛するのは割に合わない。
「狙われてる心当たりは?」
「とくには……」
リオニアさんがチラリと馬車の方に視線を向ける。思いっきり彼女関連だろ。話せない理由があるのか、俺たちがまだ信用されてないのか。あるいは、彼女が原因だと薄々気づいてても、理由まではわかってない。どっちかだな。
「それより、このペースの襲撃に対する護衛はこっちの消耗も激しい。俺やカイラさんはともかく、そこの二人は見習い傭兵と初級傭兵だ。実力はあるが、体力があるわけでもないんだ」
「そうでしたか……しかし、貴方がたに護衛を降りられてしまうと……」
リオニアさんが何かをためらう様子で言う。マジで困ってるみたいだが、どうすりゃいいのかわかんないんだろうな。俺はダメ元で提案してみる。
「可能なら、移動時にこっちから一人、そっちの馬車に乗せて貰えないか? 女性なら問題ないか?」
伯爵の妹が顔を出したくない可能性も考えての頼みだ。リオニアさんは一瞬考え込む。
「……わかりました。お嬢様に聞いてみます」
彼女は馬車に戻り、確認しに行く。俺たちはテント内で少し話し合った。草原の風がテントの布を揺らし、ローストビーフの残り香が漂う。
「正直、今程度なら七日くらい問題ない。だろ、カイラさん?」
「ああ、それにまだ隠してるが、アクイラにはジェンマとアウロラの二人もいるだろ。戦力はむしろ過多だ。それでも隠してるのは……」
「はい……こっちも、伯爵家の二人をまだ信用できてない」
俺とカイラさんが言うと、セレナとエリスがハッとする。彼女たちには、伯爵家が危険人物って発想がなかったんだろうな。
「でも、もしそうだったら……なんで狙われるの?」
セレナが首を傾げる。彼女のウェーブヘアが肩に落ち、薄桃色のコットンブラウスが胸元で軽く揺れる。集落出身で最近街に出てきたセレナには、貴族同士の潰し合いとか、そういう発想が薄いんだろうな。一方、男爵令嬢のエリスは何かピンときた顔だ。彼女のポニーテールが風に揺れ、セーターの裾が細い腰をチラリと覗かせる。
馬車からリオニアさんが降りてきた。彼女のメイドドレスのスカートが草原の風に揺れ、ガーターストッキングの縁が太ももに食い込む。
「お嬢様が皆様にご挨拶されるとおっしゃっています」
馬車から降りてきたのは、長い紅い髪をシニヨンにまとめた女。黄金の瞳が陽光に輝き、白い肌が草原の緑に映える。白銀のショルダーレスのクロップドトップとスリットの入ったスカートが、貴族らしい気品を漂わせる。トップの布が豊満な胸を強調し、スカートのスリットからスラリとした太ももがチラリと覗く。魔法の装飾品がキラキラと光り、ゾクッとするほど美人だ。
「お初にお目にかかります、私はリーナ・アルゲンテアです」
彼女の声は柔らかく、貴族の雰囲気が漂う。俺はリーナさんをじっくり見つめ、トップの布越しに柔らかい胸の曲線に目が吸い寄せられる。たまんないな、この娘。
「私はカイラだ。こっちは右の男がアクイラ、それと右からエリスとセレナ」
「よろしくお願いします」
俺は軽く会釈し、エリスが丁寧に頭を下げる。セレナは慌てて頭を下げたが、動きがぎこちない。彼女のカーディガンが胸元で揺れ、薄桃色のコットンブラウスが柔らかい膨らみを浮かび上がらせる。
「ふふ、可愛らしい方々。そして凛々しく強い方々」
リーナさんが俺とカイラさんに視線を向け、目を細める。彼女の黄金の瞳が陽光にキラリと光り、クロップドトップの裾が細い腰をチラリと覗かせる。俺はニヤけそうになり、リーナさんに近づく。
「リーナさん、いい身体してんな。護衛のついでに、もっと近くで見せてくれよ」
俺はリーナさんの腰に手を置き、スカートのスリットから覗く太ももに指を滑らせる。彼女の肌は滑らかで、ほのかに甘い香りが漂う。リーナさんは一瞬驚いた顔をするが、すぐに微笑む。
「アクイラ様、護衛のお礼はきちんと致しますわ。今はご挨拶だけでご容赦を」
「へえ、楽しみだな」
「アクイラ! 相手は貴族令嬢だぞ!」
へ? あれ? なんで俺…………
カイラさんに止められ、自分がしたことを理解する。さすがに俺だって初対面の貴族相手にこんな事…………なんでだ? 確かに俺は結構フランクだったがここまで軽いノリだっただろうか。…………最近、周りに親しい女が増えてきたからか?
「あ、いや…………あまりにも美しくてつい手が出ちまったみたいだ」
俺は笑いながら手を離す。リーナさんは動じず、にこりと笑う。
「そちらの馬車には私が乗ろう。何、これでもそれなりの身分だ、気分を害することはなかろう」
カイラさんが言うと、リーナさんが頷く。
「助かります。お気を使わせてしまい申し訳ありません」
リーナさんは顔を隠してたわけじゃないみたいだ。馬車に女が乗ってただけっぽいし、怪しむ要素はなさそうだ。それでも、念のため、ジェンマとアウロラにはもう少し宝石の中で控えててもらおう。草原の風がテントの布を揺らし、リーナさんの紅い髪が陽光にキラキラと輝く。
名前: リーナ・アルゲンテア
二つ名: 白銀の薔薇
一人称: 私
性別: 女性
年齢: 18歳
容姿: 長い紅色のロングヘアをシニヨンにまとめた優雅なスタイル、黄金の瞳が気高く輝く。白い肌は貴族らしい気品を漂わせ、繊細な顔立ちに神秘的な魅力。白銀のショルダーレスのクロップドトップとスリットの入ったスカートが、豊満な胸とスラリとした太ももを強調。魔法の装飾品がキラキラと光り、戦士としての実用性と貴族の華やかさを兼ね備える。
体型: スレンダー(女性らしい曲線を持つ)
出身: カラスティア
身分: 貴族(アルゲンテア伯爵家の令嬢)
傭兵ランク: 非傭兵
職業: 剣士、魔法研究者
武器: 細身のレイピア
属性: 光
趣味: 読書(特に魔法書や歴史書)、花の鑑賞
特技: 魔法研究(光属性魔法の無詠唱)、剣舞
好きな食べ物: 甘いデザート(特にベリータルト)
嫌いな食べ物: 辛い料理




