第5章11話 襲撃
島中に響く轟音が耳を劈いた瞬間、俺の体が凍りついた。指輪を外そうとした手が震え、胸の奥で罪悪感が締め付ける。次の瞬間、祝福の証から黄色の光が弾け、ジェンマが飛び出してきた。彼女の華奢な体がふわりと浮かび、柔らかな白い肌が朝陽に透けるように輝く。紅い髪が肩を越えて揺れ、琥珀色の瞳がキラキラと光る。細い首筋に汗が光り、ほのかに甘い花のような匂いが漂う。彼女の胸は小さめだが弾力があり、動くたびにブラウスの下で柔らかく揺れる。
「なんだ!?」
「侵入者よ! 結界に入ってこれるなんて魔獣じゃありえない! これ……魔族しかないわ!!」
魔族……まさか魔の九将がこの島に来たのか。俺には感知できないが、妖精族のジェンマは別らしい。どういうわけか分からないが、魔族がこの結界を破って乗り込んできたんだろう。神殿の静寂が一気に張り詰め、朝陽が窓から差し込む光が揺れる。
「ジェンマ! 場所は分かるか?」
「うん! 案内するね!」
ジェンマがふわりと浮かび、飛行しながら俺を導く。彼女は赤みがかったブラウンのシルクブラウスを着てて、胸元に小さな金の刺繍が光る。薄紫のフレアスカートが膝まで揺れ、動きに合わせて白い太ももが覗く。足元は茶色の革サンダルで、ストラップが細い足首を締めてる。髪は紅く、朝陽に照らされて燃えるように輝く。彼女の体はしなやかで、華奢な肩と細い腕が動くたびに柔らかい曲線を描く。スカートの下で白いシルクのショーツがチラリと覗き、汗で湿った太ももが滑らかに光る。彼女の動きには妖精らしい軽やかさがあり、ほのかな甘い香りが俺の鼻をかすめる。
「あそこ!」
ジェンマが指差した先は、神殿の外、森の奥だった。そこには魔獣の大群が蠢いてる。黒い毛皮と赤い目が朝霧の中で蠢き、唸り声が響く。この数を相手にしてる時間はねえ。魔族じゃねえみたいだが、知能のない魔獣がここに来れるはずがねえ。魔族が引き連れてきたと考えるのが妥当だ。俺はすぐに魔法を発動した。
「炎の守護、我が身を囲みて鎧となれ。炎焔の鎧!」
「私も戦う!」
ジェンマが宝石でハンマーを作り出す。ダイヤモンドの輝きがハンマーの表面を覆い、彼女はそれを握って俺の背後に立つ。ブラウスの袖が汗で軽く張り付き、華奢な肩が露わになる。彼女の肌は柔らかく、汗でしっとりと濡れて朝陽に光る。細いウエストがブラウスの下で微かに動き、ほのかな甘い汗の匂いが漂う。胸の柔らかい膨らみがブラウスに押されて微かに揺れ、俺の視線を一瞬奪う。俺は鎧の炎を拳に集中させ、魔獣の群れに突っ込んだ。
「はあっ!!」
炎を纏った拳で殴りつけると、数体の魔獣が吹き飛ぶ。肉が焦げる匂いと唸り声が響き、地面に血と毛が散らばる。だが、まだまだ数が減らねえ。ジェンマがハンマーを振り下ろし、魔獣の頭を砕く。彼女のスカートが動きに合わせて揺れ、汗で濡れた膝が光る。細い太ももが力強く動き、柔らかな肌が朝陽に照らされて輝く。彼女のハンマーを振るう姿は力強く、華奢な体からは想像できないほどの勢いがある。汗が額を伝い、甘い花のような匂いが微かに漂う。
「うおおっ!!」
雄叫びを上げ、次々と魔獣を殴り倒す。ジェンマの援護で動きが楽になり、彼女のハンマーが魔獣を薙ぎ払う。だが、敵の数は尽きねえ。森の木々が魔獣の突進で揺れ、朝霧が血の匂いで濁る。
「アクイラ!」
「アクイラ殿!」
ヴァルキリーとアカンサが駆けつけてきた。アウロラも一緒だ。ヴァルキリーは白いシルクブラウスに金の刺繍が輝き、黒のタイトスカートが膝上まで上がってる。汗で濡れた首筋が白く光り、動きに合わせて胸のラインが微かに浮かぶ。彼女の体は引き締まりながらも柔らかい曲線を持ち、剣を握る腕は細くしなやかだ。汗がブラウスの襟元を濡らし、ほのかな花のような匂いが漂う。胸は豊かで、ブラウスが汗で張り付くとその柔らかさが強調される。アカンサは薄緑のコットンブラウスに灰色のロングスカート。ブラウスが汗で透けて、緑のレースの下着が微かに見える。彼女の肌は白く滑らかで、汗でしっとりと光る。大きな胸がブラウスに押されて揺れ、柔らかい膨らみが動くたびに目を引く。金色の髪が汗で額に貼り付き、甘い果実のような匂いが漂う。アウロラはクリーム色のシルクブラウスに赤のフレアスカート、金のペンダントが朝陽に揺れる。彼女の体は華奢で、細いウエストとしなやかな太ももがスカートの動きに合わせて光る。汗が首筋を伝い、微かなハーブのような清涼な匂いが漂う。彼女の胸は小さめだが、ブラウスの下で柔らかく揺れる。
「魔獣の群れか。結界を破った主がいるようだな」
「雑魚はあたくしとアクイラにお任せを。聖女様は先に行ってくださいませ」
「すまない。アクイラ殿、不合格の手前悪いが、ともに戦ってくれないか?」
「もちろんです」
「ありがとう」
ヴァルキリーが剣を引き抜き、森の奥へ走る。アカンサは毒針を手に持ち、アウロラが光を剣に変えた。アウロラが剣に変形する瞬間、ブラウスの裾がめくれ、赤いショーツが一瞬覗く。彼女の柔らかい白い肌が朝陽に照らされ、しなやかな太ももがスカートの動きに合わせて光る。微かな汗の匂いが漂い、俺の鼻をかすめる。
「アクイラ! そっちに魔獣が行ったよ!」
「分かった!」
ジェンマの声で振り返ると、背後から魔獣が襲いかかってきた。拳で殴りつけ、ジェンマがハンマーで追撃する。だが、数が減らねえ。このままじゃ消耗戦だ。魔獣の爪が地面を抉り、土と血が混じる。
「一気に殲滅するわ。下がりなさいな! 毒の針よ、空より降り注ぎ、敵を貫け。毒針雨」
アカンサが詠唱を終えると、上空に無数の針が現れた。針が一斉に降り注ぎ、魔獣に突き刺さる。魔獣が次々と倒れ、唸り声が途絶える。地面に毒の跡が広がり、血と混じる。彼女のブラウスが汗で体に張り付き、大きな胸の柔らかさが強調される。汗が首筋を伝い、甘い果実のような匂いが強くなる。細いウエストがスカートの動きに合わせて揺れ、しなやかな太ももが光る。
「相変わらずすげえな……」
感嘆の声を漏らす。だが、まだ終わってねえ。アカンサの魔法で半分以上は倒したが、魔獣の群れはまだ動いてる。彼女のスカートが風に揺れ、汗で濡れた白い膝が光る。柔らかい肌が朝陽に照らされ、しっとりとした輝きを放つ。
「アクイラ、大丈夫?」
ジェンマが心配そうに俺の顔を覗き込む。彼女のブラウスの襟が少し開き、汗で濡れた鎖骨が覗く。細い首筋に汗が光り、甘い花のような匂いが漂う。彼女の小さな胸がブラウスに押されて柔らかく揺れ、華奢な肩がしなやかに動く。俺は頭を撫で、力強く答えた。
「大丈夫だ!」
だが、このペースは厳しい。アカンサの魔法は連発できねえ。俺とジェンマ、アウロラの三人で前線を維持し、アカンサの魔法で一気に殲滅を繰り返してる。だが、魔力が尽きる方が早い。魔獣の数が多すぎる。
「大変よ! ヴァルキリー様の魔力が減ってるわ!」
アウロラが叫ぶ。火属性の妖精が聖女の魔力の減衰に気付いた。あのヴァルキリーが苦戦する相手がいるってことだ。森の奥から轟音が響き、木々が揺れる。彼女の華奢な体が叫ぶたびに震え、汗で濡れた白い肌が朝陽に光る。細いウエストがブラウスの下で動き、微かなハーブの匂いが漂う。
「足止めしてる場合でもなさそうね」
アカンサが魔力を集中させる。俺とジェンマ、アウロラは魔獣から一斉に離れた。彼女のブラウスが汗で体に張り付き、胸の膨らみが微かに透ける。汗が額を伝い、甘い果実の匂いが周囲に広がる。大きな胸が呼吸で揺れ、柔らかい膨らみがブラウスに押されて光る。
「毒の針よ、無数の針となり、我が敵に嵐の如く襲い掛かれ。毒針嵐襲」
毒針が嵐のように降り注ぎ、魔獣の群れを包む。岩を抉る勢いで敵を貫き、魔獣が次々と倒れる。血と毒が地面に広がり、森が静まる。
「やったか?」
ジェンマが首を振る。
「まだよ」
直後、地面が揺れ、巨大な魔獣が現れた。全長十メートルのゴーレムだ。黒い岩の体に赤い目が光り、毒を受けても動き続ける。アカンサの魔法を耐える生命力に驚くが、厄介な相手だ。ゴーレムが拳を振り上げ、振り下ろす。俺たちは慌てて回避する。地面が砕け、土埃が舞う。ゴーレムが足踏みを始め、森が震える。
「アクイラ! 私を使って!」
「分かった! 来い、ジェンマ!!」
ジェンマが黄色に光り、ハンマーに変わる。頭に呪文が浮かぶ。ゴーレムに向かってハンマーを振り下ろし、魔法を詠唱した。
「大地の力よ、我が鎚に金剛石の棘を宿し、強固なる打撃を与えよ。金剛棘鎚!!」
ハンマーが輝き、ダイヤモンドの棘が生成される。一撃がゴーレムに直撃し、岩が砕ける音が響く。だが、ゴーレムは唸り声を上げ、まだ倒れねえ。さらに強く踏み込む。まずい。次の魔法を放つ。
「大地の恵みよ、我が槌に応え、大量の宝石柱を出現させ、敵を貫け。宝石柱昇」
五十本以上の宝石柱が地面から突き上がり、ゴーレムに突き刺さる。岩が割れる音が響くが、まだ足りねえ。
「アクイラ!」
ジェンマの声でハンマーが光る。俺は再び魔法を放つ。
「大地の力よ、我が鎚に金剛石の棘を宿し、強固なる打撃を与えよ。金剛棘鎚!!」
渾身の一撃がゴーレムの体を粉々に砕いた。岩が崩れ落ち、土埃が舞う。ゴーレムはその場に倒れる。
「はぁ……はぁ……」
肩で息をしながら座り込む。ジェンマが人型に戻り、微笑みながら俺の頭を撫でる。ブラウスの裾が少しずれて、細い腰が覗く。心地良い感触に目を細めるが、すぐに我に返る。
「まだ終わってないんだ」
「そうね」
ヴァルキリーはまだ戦ってるはずだ。加勢しなきゃ。だが、今の俺じゃ足手まといだ。だけど、アカンサじゃ駆けつけるのも一苦労だろう。アカンサさえいれば…………俺はすぐにヴァルキリーに加勢出来る。
「お嬢さん」
「分かってるわ。解毒ね? 全部は解放しないから安心して」
「ああ」
アカンサが俺に抱きつき、ゆっくり口づけしてきた。唇が触れ、舌が絡む。甘い感触に意識がそっちに持ってかれそうだが、必要なことだ。彼女の体温が伝わり、ブラウス越しに柔らかい胸の感触が手に染みる。これまさか、揉み放題なのでは?
体内に溜まった毒素がスーッと抜け、魔力が回復する。アカンサが俺を見つめ、言いたげな表情を浮かべるが、ぐっと堪えて口を開く。
「いってらっしゃい」
「ああ……」
俺は魔力を吐き捨てたくてたまらねえ気分だった。彼女の唇の感触が残り、胸が締め付けられる。
「俺は先に行く。アウロラ、お前は火の聖女の居場所がいつでも分かるんだろ? 案内を頼む」
「分かったわ? 飛んでいい?」
アウロラが羽を広げ、飛び上がる。彼女のスカートがふわりと揺れ、赤いショーツが一瞬覗く。
「俺も飛ぶ。邪悪なる炎、我が身を囲みて禍々しき鎧となれ。邪炎の鎧」
呪文を唱えると、赤黒い炎が体を包む。炎が肌を焼き、軽い痛みが走る。この状態は長く保てねえ。ジェンマとアウロラが一瞬驚くが、すぐに頷く。
「行くよ!」
アウロラが空高く飛び上がり、俺も追いかける。ジェンマが並走し、森の奥へ向かう。アカンサを一人置いて、ヴァルキリーのところへ急ぐ。彼女の後ろ姿が頭に残り、罪悪感が胸を締め付ける。
「……さてと、あたくしも向かいますか」
アカンサが一人、ゆっくり歩き出す。彼女のブラウスが汗で体に張り付き、スカートの裾が土で汚れてる。
今までも炎の推進力で浮くとかはあったし、白の時は一気に上昇とかできましたけど、指定した方向に飛び回れるのは初ですね。まあそもそも物理的に無理なのは魔法だからで納得してください。




