第7章登場人物紹介➁ 撤退班
■白銀の薔薇リーナ
リーナ・アルゲンテアは、アルゲンテア伯爵家の貴族で、18歳の女性。異名は「白銀の薔薇」。カラスティア出身で、スリムで美しい容姿を持ち、紅色の波打つロングヘアと黄金色の瞳が特徴的だ。知的で冷静な性格だが、強い情熱を秘めている。趣味は読書や刺繍で、フルーツ系のデザート、特にベリータルトが好き。辛い食べ物は苦手だ。
過去には魔族ルクレティアに操られ、アクイラたちを欺いたが、最終的にアクイラの怒りを買い、自ら焼き払われることを選んだ。しかし、ルーナとアウロラの力で蘇生され、現在はアクイラと共に魔界で過ごし、運命を受け入れ新たな生き方を模索している。
戦闘では細身のレイピアを使い、光属性魔法を駆使する。「光刃召喚」で魔法の剣を召喚し、「光の障壁」で防御し、さらに「剣技+魔法融合技」で華麗に戦う。すべての魔法を完全無詠唱で操る技量を持っている。
現在、アクイラとの関係は深まりつつあり、魔界で新たな生活を模索している。脱獄後、粗末な衣服を身にまとい、実用的でシンプルなデザインの服装で過ごしている。
■風読セレナ
風読セレナは、18歳の見習い傭兵。セルヴァスの小さな集落出身で、スリムで引き締まった健康的な体型と茶色のミディアムレングスのウェーブヘア、緑色の瞳が特徴的だ。服装は動きやすさと機能性を重視し、寒冷地でも対応できるようなデザイン。ノースリーブのレザー製ブラウスとアシンメトリースカート、膝下までのレザーブーツを身に着け、風を感知する魔道具のペンダントを常に着けている。全体的に自然との調和を意識したデザインで、アウトドアにも適した装いだ。
性格は冷静で慎重、誠実であり、優れた傭兵としての存在を広めることを目標に活動している。信頼した仲間には心を開き、優れた協調性を持ち、他者とのコミュニケーションにも長けている。個人的には自然を愛し、静かな時間を好む。ヘルシーなサラダが好物で、油っこい食事は苦手だ。
戦闘では後衛支援と遠距離攻撃を担当し、ボウガンを駆使して精密な狙撃を行う。風属性の感知魔法を使い、敵の位置を察知して周囲の環境を素早く読み取ることができる。冷静な判断力と高い瞬発力を生かして、機敏かつ効率的に戦う。
目標は誠実な傭兵の存在を広め、戦闘技術と魔法スキルを向上させること。現在はアクイラの家に居候しており、アクイラに好意を抱いているが、アクイラがルーナを優先していることを理解している。過去には仲間を守るために戦ってきたが、現在魔族領の瘴気にあたり、目を覚まさない状態に陥っている。
■突撃のリーシャ
リーシャ・ヴァル・エルシュワルトは、元リヴァルディア公国騎士団の戦術家であり、現在は上級傭兵として活躍する女性だ。彼女は冷静で理知的な戦術家としての優れた判断力を持ち、戦場では槍術の達人として圧倒的な力を発揮する。戦術の立案や戦闘状況の分析にも長けており、戦闘中の位置取りを巧みに行う迅速な魔法「迅足化」を駆使する。
リーシャは仲間思いで犠牲精神が強く、時に自分を犠牲にしてでも仲間を守ろうとするお節介な一面を持つ。恋愛に関しては感情に素直で、アクイラに対しては信頼しつつも「しょうもない男」と笑って受け流し、友人としての関係を大切にしている。責任感が強く、誠実な性格で、家族や仲間のために尽力する。
外見は金色のストレートヘアと緑色の瞳を持ち、スリムでしなやかな美しい体型をしている。服装は機能性を重視しつつ、美しさをも兼ね備えたデザインで、戦闘に適したレザー製のノースリーブブラウスに緑と金の刺繍が施されたミニスカートを着用している。
趣味は旅行と製薬で、薬草や毒草の調合にも長けており、仲間や地域社会の健康と安全を守るために貢献している。チーズを好み、甘いものは苦手だ。彼女は傭兵としての実力を高めつつ、仲間を守り、戦闘技術と魔法スキルを向上させることを目指している。
■盾将軍グラディアス
グラディアスは、32歳の特級傭兵で、異名は「盾将軍」。彼はアスカリ出身で、がっしりとした体つきと白髪、翠色の瞳を持つ。常に重厚な鎧を身にまとい、大きな堅牢な盾と刀を武器に戦う。その戦術的洞察力に優れ、冷静かつ論理的な指示を出し、戦場では圧倒的な防御力を誇る。
性格は真面目で義理堅く、強い意志と責任感を持つ。冷静かつ論理的に戦局を制御し、仲間を守るために防御戦術を駆使する。リーダーとして仲間を鼓舞し、戦場でも私生活でも尊敬されている。趣味は演説や戦術分析で、戦術の知識を深めることを楽しんでいる。
目標は、戦術の知識をさらに深め、戦場での指導力を一層強化すること。料理の腕前は一流で、特にローストビーフを得意としている。戦闘経験が豊富で、その経験を活かして仲間を守り、戦術の指導を行っている。
■銀鉾のシルヴィア
シルヴィア・ヴェルジェノヴァは、27歳の毒属性専門の魔法使いで、貴族に近い立場にある魔法使いの家系出身。通称「銀鉾のシルヴィア」として知られ、冷徹で論理的な性格を持つ。感情を表に出さず、他人との距離を大切にし、他者に依存せず自分の力で成し遂げることを重視している。
外見は、銀色の瞳と青みがかった銀色のロングヘア、透き通るような白い肌が特徴。優雅で無駄のない美しい体型で、高貴で知的な雰囲気を漂わせている。服装は黒と紫を基調にしたローブに金色の刺繍が施され、寒冷地対応の機能的で女性らしいデザインのスカートを身につけている。
戦闘能力は、毒属性の魔法を駆使して相手をじわじわと追い詰める戦術を得意とし、魔法結界を使って防御と攻撃を兼ね備える。冷静かつ戦術的な戦闘スタイルで、状況を冷徹に分析し最適な方法で戦う。趣味は魔法の研究で、特に古代魔法文献の調査に情熱を注ぎ、新しい魔法や呪文を発見することに情熱を持つ。
私生活では、他者との関わりには慎重で、魔法の研究に多くの時間を費やし、自分の信念を貫いている。アクイラには冷淡だが、その力に敬意を抱いており、異性として興味を示すことはない。
■双剣士レン
レンはカイラ親衛隊の隊長として、戦術家としての役割を全うしている。実は森姫カイラの孫であり、冷静で戦術的な判断力に優れた人物だ。見た目は登場人物中で一番のイケメンと評され、その美貌は部隊内でも特に目を引く。双剣を使いこなすその戦闘スタイルは定評があり、部隊内での信頼も厚い。彼の冷静かつ確実な実力は、仲間たちから強く評価されている。
性格は非常にネガティブで内向的だが、戦術に関しては集中力を発揮し、感情を表に出すことはない。祖母カイラの死には大きな動揺を抱えているものの、その心情を表に出さず、冷静を装いながら戦術に没頭している。感情を抑え込み、部隊を守るために戦術的判断を下す姿勢が、その役割において重要な存在となっている。
レンの目標は、戦術家としての役割を全力で果たし、部隊の指導を続けることだ。部隊内では、バランスを保つ重要な存在として、信頼されている。戦術の知識を深めることに専念し、私生活に関する情報はほとんどない。彼は常に仲間を守るために冷徹に、しかし確実に戦術的な判断を下していく。
■風刃の騎士ゼファー
ゼファーは、22歳の貴族出身の騎士で、「風刃の騎士」として知られている。スリムで高身長、引き締まった筋肉を持ち、整った容姿とシャープな顔立ちが特徴。冷静で計算高い性格を持ち、戦術的判断力に優れ、仲間や部下から強く信頼されている。
戦闘では、風の力を宿したハルバートを武器に、風刃や旋風の舞などの風属性魔法を駆使して戦う。風を使って移動速度を強化し、攻撃を避ける能力にも長けており、近距離戦と遠距離戦の両方をこなす。戦術家として戦局を有利に導く冷静な判断力を持ち、仲間を守るために戦い続ける。
騎士団内での評価は高く、後輩騎士の教育にも力を注いでいる。信念を持ち、理性を保ちながら騎士として誇りを持ち続け、仲間への感情も大切にしている。趣味はクラシックや民族音楽を好み、料理ではサラダ作りが得意で、新鮮な野菜やハーブを活かした軽やかな料理を楽しむ。
ゼファーの目標は、騎士団内で信頼を集め、戦術家としての能力を最大限に活かすこと。仲間を守り、戦局を有利に導く使命を果たし続けている。




