【どうやら】吸血鬼がいないらしい【EEOには】3スレ目6
860:タマゴ探索者
ルチルの気持ちを無視?
861:シャーロット
もしくは、少なくともマリーとルチルの母親は
ルチルの伯爵に対する恋心的な物を嫌悪してる
862:タマゴ探索者
いや、普通そうでしょ
863:タマゴ探索者
化け物に魅入られたなら、普通その恋路に反対こそすれ
賛成はしないと思うけど
864:シャーロット
……うん、まぁ、そうなんだけど
なんか、俺たちに伯爵が化けた犬との出会いを語ったルチルがさ
たしかに魔に魅入られたって顔にも見えれば
ただただ、普通に恋に落ちた女の子にも見えたから
865:タマゴ探索者
シャーロットは恋愛経験あるの?
866:シャーロット
無いよ
俺には無い
867:タマゴ探索者
じゃあ、誰にあるの?
868:シャーロット
家族
869:タマゴ探索者
家族?
870:タマゴ探索者
あ、リアル関連は書き込まないのがマナーだぞ
871:シャーロット
わかってるけど
説明には手っ取り早いから
それに身バレするようなことは書かないよ
872:シャーロット
俺の兄ちゃんと弟なんだけど
結構女の子にモテるんだよね
でさ、まぁ、お近付きになりたいからってことで、俺に橋渡し役を頼んでくる子もいるんだ
873:タマゴ探索者
ふむ?
それが??
874:シャーロット
要はさ、今にして思い返すと
ルチルが犬について語った表情が、弟や兄ちゃんに恋した女の子の表情と似てんだよ
で、必死さや真剣さも似てる気がして
あぁ、本当にルチルは伯爵が好きになっちゃったんだなぁって感じてさ
兄ちゃんや弟に告白してくる子達は、みんな真剣なんだよ
どこかダメ元で、それでも真剣で必死でさ
それと同じものをルチルに感じたんだ
875:シャーロット
だから、とにかく、ルチルの気持ちが知りたくて話聞きたいなぁって
876:タマゴ探索者
なるほど
877:シャーロット
とりあえず、まずはメイドからかな
878:タマゴ探索者
メイドから話を聞くのか
879:スー
あの時は、たしかこの部屋にいたはず
あ、いた
880:パイルバンカーニキ
おばあちゃんメイドなんだな
881:シャーロット
話しかけて、と
お、語ってくれるだけだけど
ルチルのことだ!
882:タマゴ探索者
メイドはなんて言ってるんだ?
883:シャーロット
小さい頃のルチルの話を、一方的に語っただけだった
なんでも誕生日プレゼントで、真っ白な小鳥をもらったんだけど
ルチルはある日不注意で、その鳥を逃がしてしまったらしい
当然、母親にキツく怒られた
その後、懐いていたこのメイドのとこに来て、泣きながら真相を告白したらしい
884:タマゴ探索者
え、鳥?
885:タマゴ探索者
小鳥を逃がした話??
886:シャーロット
ルチルは、小鳥が可哀想に見えたらしい
こんなに空は広くて、海は大きてどこまでも果てなく続いているのに
ちっぽけな籠の中に囚われて、可哀想に見えたんだって
メイド曰く、まるで自分のように見えた、とルチルは泣きながら訴えたらしいんだ
887:タマゴ探索者
え、ルチルは自由に憧れてたの?
888:タマゴ探索者
かなぁ?
889:シャーロット
気になって、俺もその事を、ダメ元で聞いてみた
そしたら、メイドは答えてくれた
890:タマゴ探索者
ダメ元で?
891:シャーロット
高性能AI積んでるからか
ジルやオールドマン、アウストロみたいに
自由に答えてくれたんだ
892:タマゴ探索者
え、え?!
893:タマゴ探索者
マジ?!
894:タマゴ探索者
ただのある意味モブNPCなのに
そんな受け答え出来るよう、設定してるなんて
895:タマゴ探索者
変なとこでレトロだけど
このゲーム、変なところでちゃんと高性能AIが仕事してて草
896:タマゴ探索者
>>895
それな( ´-ω-)σ
897:シャーロット
それによると、ルチルは冒険者、いや、開拓者になりたかったらしい
ルチルの部屋の窓からは、遠く果てしない海と空が見える
そして、遠く大海を旅するだろう船も見える
ルチルは、いつかあの大海原へ旅立つんだ、と夢見てたらしい
でも、それは叶わなかった
898:タマゴ探索者
そりゃあなぁ
いいとこのお嬢様なわけだし
899:タマゴ探索者
普通に反対されるわな
900:シャーロット
反対されるだけだったら普通の話だ
そうじゃなくて、ルチルは厳しい淑女教育を受け
婚約者を用意され
まぁ、つまりは人生そのものを用意されていた
901:シャーロット
淑女教育とは名ばかりの、洗脳教育にルチルは嫌気が差していた
さらに、ルチルの近くにはマリーがいた
902:タマゴ探索者
マリー?
903:タマゴ探索者
ここでマリー?
904:スー
自分があれこれ厳しい制限の中暮らしているのに
すぐ近くに、自由に恋愛をして生きている友人がいる
まぁ、思うところはあるよなって話だよな
905:タマゴ探索者
うわ、エグっ
906:タマゴ探索者
エグいなぁ
907:タマゴ探索者
思うところがあるだけなら、まだいいけどな
下手すると、それ人を壊すぞ
908:シャーロット
メイド曰く
ルチルについて、俺たちに話したのは
久しぶりにルチルの、本当の笑顔が見れたから、らしい
そういう意味では、おぞましく危険だと言われてる犬、伯爵が化けたやつな
あの犬についても、メイドは感謝してた
909:シャーロット
ルチルから上辺の作った笑顔じゃなくて
子供の頃のあどけない笑顔を引き出してくれたからってことらしい
910:タマゴ探索者
なるほどなぁ
911:タマゴ探索者
ルチルの婚約者については、ルチル自身どう思ってるんだろうな
912:シャーロット
えー、まぁ、メイドはその事にも言及してた
913:シャーロット
嫌ってはいない、ってな
914:タマゴ探索者
うっわうっわぁぁ!!
915:タマゴ探索者
それって……
916:シャーロット
明言はしなかった
でも、まぁ、ニュアンス的には
嫌いではない
でも、好きなわけではないってとこだろうな
つまり、無関心ってことだ
917:タマゴ探索者
婚約者が可哀想
918:タマゴ探索者
アーサー卿が可哀想じゃね?
919:シャーロット
じゃ、次はメインのルチルに話聞きに行くか
920:パイルバンカーニキ
っと、うお、ビックリした
921:タマゴ探索者
うん?
922:タマゴ探索者
どしたどした??
923:パイルバンカーニキ
メイドのいた部屋を出ようとしたら
ルチルが部屋に入ってきた
ここ、メイドの私室みたいだな
話、全部聞かれてたみたいだ
ルチルはシャーロットを真っ直ぐ見据えてる
924:シャーロット
ルチル、部屋に入ってきたら
メイドに目配せした
そしたら、メイドは部屋を出ていった
925:タマゴ探索者
え、え??
926:タマゴ探索者
なにが起こってんだ??
927:シャーロット
え、えー??
うー、どうしよう??
928:タマゴ探索者
どした?
929:シャーロット
いや、ルチルに今回のことを見逃してくれって言われた
930:タマゴ探索者
見逃してくれって……
931:シャーロット
ルチル「彼は、私を自由にしてくれると約束してくれました。
私は、彼と共に永遠の夜を歩くと約束したんです。
だから、お願いします。
私たちのことは放っておいてください」
932:タマゴ探索者
うわうわうわ
933:シャーロット
さすがに、破滅しますよ、って言っちゃったわ
934:タマゴ探索者
冷静すぎwww
935:シャーロット
それは、間違った道ですよ、後悔しませんか?
って言った
そしたら、
ルチル「間違うってことがわかっていても、せめて自分で考えた上で間違いたいんです。
私には、それすら許されなかったんです。
間違う自由すらなかった。
私は、初めて自分で考えて間違うことができるんです」
って言われた
936:タマゴ探索者
滅茶苦茶だな
937:タマゴ探索者
んー、気持ちは分かるかなぁ
938:タマゴ探索者
なんとなく、気持ちがわかる
間違うことがわかってても、横槍入れられずにせめて自分で考えて行動したいってのは、理解できる
そっちは間違い!!
こっちが正解!!
って強制されるのってかなり不愉快だもん
939:タマゴ探索者
間違う自由、ねぇ
考えたこともなかったなぁ
940:シャーロット
ルチル「初めてだったんです。初めて、彼は私の話を聞いてくれて孤独を癒してくれた。
彼も孤独だった。
その孤独を癒したい、とそう心の底から思いました。
私は、彼のおかげで、生まれて初めて、愛を知りました。
そんな私を彼は愛してくれました。
私は彼のために生き、彼に愛を捧げると決めたんです。
だから、お願いします。
私たちのことを見逃してください」
941:シャーロット
あ、選択肢だ
942:タマゴ探索者
ここで?!
943:シャーロット
ルチルを見逃す
【はい】or【いいえ】
さて、どちらを選ぼうか
944:タマゴ探索者
えー、どっちを選ぶの??
945:シャーロット
あ、ちょっと待って
もう一個、選択肢が隠れてた!!
これ!
これにする!!
946:シャーロット
って、うお、スレッドも少ない!?
と、とりあえず、新しくスレ立てする!!
947:タマゴ探索者
ちょ、おい?!
948:タマゴ探索者
まさか、ここでお預けかよぉ?!
((ノシ。`0言0´)ノシ"バシバシバシバシ