ドラキュラ屋さん
「今日はどのくらいにされますかー?」
「そうねー肩こりが酷いので400ccでも大丈夫かしら?」
「頑張りまぁーす」
町外れにあるドラキュラ屋
実利を兼ねた商売をしだしたアリサは吸血鬼だ
人を襲うのは嫌だし、お腹はすくし
考えたのがドラキュラ屋
アリサには前世の記憶があった
「献血をすると肩こりが楽になるのよね〜」
アリサは血液が減るので血行が良くなるからと思っている
そして商売を始めると繁盛した
満腹過ぎるほど
他の吸血鬼も雇いだしたが吸血を求める客方が多くなった
「どうしましょうねぇ…」
と悩んでいたが
「赤十字の様に飲みきれない分は輸血に使えばいいじゃない!」
血液の善し悪しは指に針を刺してもらって味見して
針はドワーフに説明して作って貰い
チューブとパック…
嗚呼、机の引き出しから青いネコ型ロボットが来ないかしら?
Dr.スラン〇の博士?
魔道具?
と悩みながらチューブとパックの完成までに100年掛かった
ドラキュラ屋はいつの間にか国の事業に組み込まれてしまった
今や無くてはならない事業となった
客は安くで肩こりが治り、国は血液を販売できる
まさにwin-win
代表になったアリサは思う
「なんで食事が血液カプセルになったんだろう?」
無理矢理吸血するよりも まあ いっか
と思うアリサだった
肩こりが酷い時は献血に行くと楽になるんですよねー
健康な方はオススメです
ルームやバスだとライオンズクラブがやる献血は良いそうです