表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

83/203

一方その頃・・SIDE サキ&デルティア②

 ━━━━ダンジョン入口


「じゃあ、よろしく頼む!」


「ええ、よろしく」


「よろしくお願いしますわ」


 3人で臨時のパーティーを組み、ダンジョン上層へ突入する。

 正式なパーティーを組む場合や、正式に離脱する場合はギルドへ届け出をすることになっているが、臨時で組む場合はその限りではない。


 10階層までが上層となっているが、ここまで問題なく進んできた3人。

 いよいよ中層に突入する。


「じゃあちょっとここで休憩しようか」


「ええ、ちょっと疲れちゃったわ」


「こちらが比較的安全なエリアですわ」


 3人で座り込みながら、携帯食料を食べたり水を飲んだりして体力を回復する。


「食べながらでいいんだけど、ここからの作戦会議をしよう」


 頷く2人。


「2人とも知ってるかはわからないけど、ここからの敵はゴリ押しだときついからね。僕がシールドバッシュっていうスキルで敵に盾をぶつけて怯ませるから、その間にサキさんは攻撃魔術を敵に当てて、デルティアさんは僕が敵の攻撃を受けたら適宜回復して欲しいんだ。」


「わかったわ!」


「かしこまりましたわ!」



 ━━━━11階層


「早速でたね。アルマジャーロレッジャーロだ。ちょっと硬い甲羅にくるまって突進してくることもある。なるべくガードするけど、丸まったら逃げる準備をしてくれ。じゃあ手はず通りいくよ!」


「「はい!」」


 はい と、それぞれ返事をしたら開始の合図。事前にそう決めていた2人。


「きた! シールドバッシュ! 今だ!」


 吼えるアルマジャーロにスキルを当てる。


 そして……


「エンバイロフリーズ!」


 アルマジャーロと、ウォリアーの冒険者の足元が凍り付く。


「えっ!? ちょっと!。僕まで巻き込んでるよ!? デルティアさん! 早く回復を!」


「ごめんなさいね」


「え?」


「チェインデトネイト!」


 サキは連鎖的に爆発が起きる火魔法を唱える。


「ぐぁああああああああ」

「グォォォォオオオ!」


 アルマジャーロとウォリアーの悲鳴が響き渡る。


 アルマジャーロは完全に息絶えているが……


「あら?しぶといのね?」


「な……ん……で……」


「なんでですって? そんなの決まってるじゃない。ほら、あなた小さめだけどアイテム収納袋持ってるじゃない? 頂こうかと思って」


「そ……んな……こ、これはやるから助け……回復……を……」


「ごめんなさいね……。天国へ行けるよう神にお祈りしておきますわ」


「そういうことよ。収納袋は不壊耐性があるし、あなたが死んでからありがたく頂くわ」


「こ……の……悪魔!」


 最後の力を振り絞り、サキを剣で切りつける。


「キャッ! ちょっと! 痕が残ったらどうしてくれんのよ!デルティア!」


「ヒール!」


 サキの腕についた傷が消える。


「一瞬で楽にしてあげようと思ったけど気が変わったわ! ファイアーボール!」


 一番弱い火魔法をぶつける。


「ぐぁ!」


「ファイアーボール! ファイアーボール! ファイアーボール! ファイアーボール! ファイアーボール! ファイアーボール! ファイアーボール! ファイアーボール! ファイアーボール!」


「………………」


 物言わぬ屍となってもぶつけ続ける。


 彼の持っていた収納袋以外、後には何も残らなかった…………。



「終わったわね」


「ちょっと可哀想でしたけど……いきましょう」


 収納袋をしっかりとしまい、ダンジョンを逃げるように出ていった2人であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ