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ブレイクタイム・・⑤

 ギルドに到着し、真っ先にサキュバスの受付嬢、チャリーンちゃんを探す。


 いた!


 当然チャリーンちゃんの受付の列に並ぶ。まだ冒険者が帰ってくるには早い時間だからか、全体的に客足はまばらだ。

 人気のチャリーンちゃんの列でも数人しか並んでいないので、あっという間に自分の分になる。


「あらん? 今日もきたのね~? 今日はどうしたのかしらん?」


 くぅーー……相変わらず刺激の強いおっぱいだ!っていかんいかん、魔石を換金しにきたんだった。

 必死に平静を装い、声を掛ける。


「やぁ。今日はソロでダンジョン潜ってきたから魔石を換金しにきたんだ。」


 素材ほど大きくなく、あまりかさ張らない魔石だが、さすがに倒した数が数なのでそこそこ量がある。


「じゃあこちらにどうぞ~~」


「んじゃ、っと」


 ゴロゴロと音を立てながらカゴに魔石を投入する。


「あらぁ~? 今日はいっぱい出たのね~~」


 ぷっくり艶やかな唇を、チロリと下で舐めながら話し掛けてくるチャリーン。


「あ、あぁ……」


(やべーーー、エロすぎだろ……うっ、鼻血でそう……)


「じゃあカウントするわね~」


 ギルドにしかないと思われる、特殊な機械に魔石が投入される。

 この機械に通すことで、何かしらの加工が施されるので、安全に魔石を使えるようになるのだとか。

(以前、どういう処理をしてるのか軽く聞いてみたが、企業秘密らしく、教えてもらえなかった。)


 機械音がウィンウィンゴトゴト鳴る中、チャリーンちゃんもこの時ばかりは真剣な顔でメーターを見たり書類に記入している。

 金額が間違ってたり、魔石の数が合わなければ、終業後にピッタリ合うまで計算し直さないといけないらしく、長時間の残業になってしまうそうだ。


 そんな最中に俺はあることを思い出す。


【フル鑑定(等級:ユニーク)】

 説明:従来のステータス画面で非表示状態となっていた情報を開示できる。また、知りたいと願って魔力を込めると、意識を向けた対象に対して鑑定を行う。自身に対して使用することも可能。消費MPが足りない場合はMPは消費されずに不発となる。

 ~中略~

 対象が秘匿したいと無意識下で願っている情報に関しては成功率は下がり、消費MPも増える。対象とのレベル差が大きい場合も成功率は下がっていく。

 例外として、成功率が低いものに関しても、込める魔力量を上げると成功率は上がる。



 ……これ…………対象が誰であろうと発動するんだよな……?


 つまり…………



(おっぱいの情報見れるんじゃね?)


(サイズ……わかるんじゃね!?)



 サイズがわかったところでどうなるものでもなし、だがそれでも知りたくなってしまう悲しい男の性。



 いや、でもな……さすがにそれはなプライベートな情報だしな……勝手に覗き見るみたいでヤバいんじゃ……でも、でも……ばれるはず無い……フル鑑定!


 自制心、好奇心に敗北す!


 ん……?なんも見れないぞ……MP50じゃ足りないのか?よし、倍の100……んん?まだだめか!

 ダンジョン探索後で残り少ないMPを全部ぶちこむ……ぬぬぬぬ……!

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