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ダンジョン探索準備・・

 ダンジョン行くならとりあえず準備しないとな。

 道具屋行くか、道具屋。

 部屋に鍵をかけ、相変わらず無愛想な受付のおっちゃんに声をかけ、道具屋を目指す。


 宿屋から徒歩2分の距離にある、馴染みの道具屋に到着する。


 ガランゴロンと音のする扉を開けると、中から色んなアイテムや薬品の匂いがふわっと漂ってくる。

 いい匂いとは言えないはずなのだが、なぜだか癖になるこの匂いが俺は昔から好きだった。


「お、いらっしゃい」


「どもー」


「聞いたよ、パーティー追い出されちまったんだって?」


 まだ若く見える人族の店主が気軽に話し掛けてくる。

 若く見える……のだが、見た目が昔と変わらなさすぎる。というのも、この店主は稀にいる異世界出身者なのだそうだ。異世界からやってくる人達は総じて特殊な能力を持っているのだそう。


 ま、それはさておき、気心が知れてるので他の店より気楽だ。


「なんだ、もう聞いたのか、耳が早いな」


「ま、この街で商売やってりゃ色んな情報が入ってくるからな」


「ふぅん、そんなもんか」


「ゆっくり見てってくれ」


「おう」


 さて、と。何を買うかな……


 収納袋はアイツらに渡しちまったし、ソロ活動するから配分も考えないとなぁ。

 とりあえずそこそこ大きめで丈夫なリュックサックを……1万2000ドゥルルか……痛い出費だが仕方ない。

 後は薬系か……


 ザッコポーション 200×5

 ノマポーション 500×4

 ドクケッシ 400×2


 こんくらいか


 マヒナインとノロイーゼ……どうするかな?

 うーむ、今日は上層しか行かないし要らないか。


 締めて15800ドゥルルってとこか。


 おっと、そういえばせっかく進化した超コストカット術を使わないとな!

 えっと……フル鑑定のパッシブモードをオンにして……ほう~~?なんかほとんどのアイテムに浮かんでるな。店主の兄ちゃんにも浮いてるがなんか怖いし鑑定するのはやめとこう。

 今日購入予定のアイテム全部に▽がついてるな。

 超コストカット術の商品購入額を使う、と。

 なんだろう……どういう能力かはわかるんだけどどうして安くなるんだろう……その辺は全くわからんがまぁ会計すりゃわかるか。


「今日はこんくらいかな。会計頼む。」

 アイテムを載せた買い物かごをカウンターに持っていく。


「あいよー! リュックにポーション類……ふむ。締めて9480ドゥルルね」


 んお?


「なんか安くね?」


「お得意さんだからね。サービスだよ。」


「おお、じゃあこれで」


「ん。お釣り520ドゥルルね」


「ありがとう。じゃあまたくるよ」


「まいどあり~」



 店を出てニンマリ笑うカズヒト。


 おいおいおいおい!ほんとに安くなっちゃったよ!いいのかこれ!?

 4割引だぞ4割引!そんなことあっていいのか?ノーコストだぞ!

 コストカット術は超地味で、なんならスキルなくてもなんとかなるような技術ばっかだったけど、進化後がヤバすぎる……


 しかしどういう仕組みなんだこれ……店主の兄ちゃんに催眠効果?いや違う……いつも通りのごく普通の自然な接客だった。

 じゃあ兄ちゃんの認識を歪めたとか?

 世界の俺に対する情報が書き換えられた……?


 ……すごいことなんだけど、なんだろう……恐ろしさを感じる。



 …………


 ……………………



 まぁいっか!ダンジョン探索のコストカットできたし!


 うひょー 6320ドゥルルもコストカットできちまったぜ!こりゃマジであのパーティーにいた頃より儲かりそうだ!


 買ったばかりのリュックにポーション類を詰めてダンジョンに向かって歩きだす。


「財宝が俺を待っている!」

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