追放・・①
初めての投稿です。好きすぎて投稿されてるものを読むだけじゃ満足出来なくなったので書いてみました。
ザッコポーション……5個、ノマポーション2個、後は武器の磨き粉少々……ふむふむ
「おい」
今回はかなりコストカットできたな……使い捨ての消耗品の使用個数を抑えることができたのはかなりでかい!
いつもは4000ドゥルルほど掛かるってのに、今回は2500ドゥルルくらいで……
※1ドゥルル=日本円の1円に相当
「おい! 聞いてんのかカット!」
「んん? なんだブル? 人が気持ちよく収支表つけてるってのに、なんか用事でもあんのか」
「もういいよ……」
「は? まだ収支帳は半分くらいしか埋まってないぞ」
「そうじゃなく……」
古びた木製ドアがギギギッと嫌な音を立てて開く。
1回開くだけで安普請の宿であることがすぐにわかる。
2人の女が入ってくるなり交互に捲し立てる。
「もう伝えたのよね!?」
「あらあら? サキさん、まだ伝わってないようですわよ?」
「ちょっとブル! いつまでかかってんのよ!」
「だぁーーーー! 今伝えてるとこなんだからちょっと待て!」
まったく……騒々しい奴らだ……
今回の報酬と素材の換金額が32万4000ドゥルル、掛かったコストが2500ドゥルルだから、一人頭8万ドゥルル以上の純利益だぞ!今年最高の……
ふいに収支帳の真ん中辺りに金属の棒?が出現する。
「は?」
何が起きたかわからずに唖然としていると
「燃えろ」
ブルの呟きと共に収支帳が勢いよく燃え始める。
「うおおおおおい! 何してくれてんだブルてめぇどういうつもりだよふざけんなよ!」
「うるせえええ! 何もふざけてなんてねぇ! こんなもんもうつけなくていいっつってんだよ! おめぇはクビだよ! クビ! パーティークビにするっつってんだよ!」
「……は?」