~登場人物紹介~
書き進めていくうちに、あれよあれよとキャラクター達が増えていったので、ここで簡潔に彼らの事をまとめたいと思います。
ネタバレを含みますので、それでも大丈夫な方はどうぞ。
~フリングホルンの飛行士~
・【ポロ・グレイブス】
黒い犬耳と尻尾を持つ犬型獣人。
本作の主人公であり、貨物運搬用魔導飛行船の船長を務める。
かつて戦争により故郷を滅ぼされた過去があるが、その時の記憶を失っている為確かな事は分かっていない。
身寄りがなかった為、猫型獣人の義姉に育てられた。
戦闘において魔物に容赦はないが、自分が殺めた者は皆自分の手で弔うことを信条にしている。闇属性魔法に適性があり、主に闇スキルを駆使して戦う。
・【メティア】
ポロと同じフリングホルンの飛行士。
褐色肌と豊富な魔術の知識を持つ黒エルフの女性。
ポロとは以前冒険家としてパーティを組んでいたが、とある理由から二人で飛行士に転職した。
闇魔法を使うポロの身を案じる、よき理解者。
・【タロス】
木製の人形に魂を転移させた魔導生命体。
以前は貴族の元で傭兵をしていた人間だが、とある理由で飛行士に転職。
口数は少なく表情が読めないが、同じ船の仲間を大切に思っている。
主に魔導飛行船の操縦を担う。
・【ミーシェル】
普段は猫の姿で船員達から世話をしてもらっている猫妖精。ポロの義姉であるクルアが生み出した人工精霊。ポロをご主人と呼び、彼を守ることが彼女の使命である。
~空中都市セシルグニム関係者~
・【アルミス・レアロード・セシルグニム】
セシルグニムの第一王女であり、マナに愛されたハーフエルフ。
全属性の魔法に適性を持つ、希少な存在。
実際に見たこともない『世界の支柱』に眠る魔鉱石に惹かれ、執拗にダンジョンへ入りたがる。
・【サイカ・カザミ・ベルクラスト】
セシルグニム騎士団の副団長を務める若き女性。
氷姫の魔剣士の二つ名で知られる実力者。
普段は不愛想な態度で接するが、意外に情に厚く、アルミスを大事にしている。
団長のレオテルスを信頼しており、彼の支えになりたいと騎士業務に励む。
・【レオテルス・マグナ】
セシルグニム騎士団の団長を務める銀髪の青年。
生まれつき体内にマナを取り込む器官がなく、魔法が一切使えない。
体の気を練る技術が高く、一時的に身体能力を上げるスキルや気を剣技に乗せて波動を飛ばすスキルを持つ、世界的にも名の知れた剣士。
自分が平民からの出世であることに負い目を感じている。
・【ロアルグ・レアロード・セシルグニム】
空中都市セシルグニムの国王。
エルフの妻を持ち、種族間での諍いをなだめる、人間とエルフの橋渡しのような立場である。娘のアルミスを大切に思っている。
・【リースライト・フレイヤ・セシルグニム】
空中都市セシルグニムの王妃。
人間の王とつがいになったエルフの女性。
常に優しく、娘を過保護のように育てている。
・【オーグレイ】
セシルグニム騎士団の一人。元副団長まで上り詰めた古参兵だが、権力者への賄賂や不正に儲けた金の着服などが明るみとなり、その称号を剥奪された。
今の立場を不遇に思っており、後から就任したレオテルスやサイカに立場を逆転され、密かに私怨を抱いている。
~冒険家~
・【リミナ・ハルチェット】
冒険家において最高ランクであるSランクの称号を持つ女性。
子供のような外見をしている為、よく他の冒険家にからかわれ、コンプレックスを抱いている。負けず嫌い。
・【バルタ・スルト】
竜人のSランク冒険家。
常に明るく接する気さくな男性だが、戦闘に関しては非常に好戦的。
・【ノーシス】
バルタのパーティーメンバーでありながら、フリングホルンの飛行士にも所属する青年。
・【ナナ】
バルタのパーティーメンバーの一人。無表情で口数の少ない少女だが、バルタに懐き、信頼を置いている。
実は彼女も日本から飛ばされた転生者であり、とある研究所に囚われていたところをバルタに助けてもらった過去がある。
固有能力は『小さな世界樹』
~転生関係者〜
・【タケバ・ショウヤ】
日本から突然ポロ達の世界へ転生してきた元高校生。
転生早々、奴隷商人に売り飛ばされそうになるが、ゴブリンの襲撃とポロの助けによって難を逃れる。
自身もまだ気づいていないが、高い戦闘能力と、あらゆる武器や乗り物を扱う力が備わっている。
固有能力は『神言獲得術』
・【オニキス】
セシルグニムのとある酒場でマスターをしている物腰柔らかい男性。
ポロ達が『世界の支柱』に向かうことを良く思っておらず、人知れず『黒龍の巣穴』へ潜る。
固有能力は『金属掌握術』
・【ルピナス】
黒いローブを身にまとった、オニキスと同じ転生者。
組織で動いており、別世界からやってきた転生者を仲間に勧誘する役目を持つ。
複数の魔物を使役する力を持つ。
固有能力は『異端者の紙札』
・【コルデューク】
裏で様々なコネクトを持つ転生者。人の心理を弄ぶ事に愉しみを覚える危険人物。
他の転生者からも避けられており、オニキス達からは嫌忌の意味を込めて『掻き乱す者』と呼ばれている。
固有能力は『善なる破壊心』
・【アルベルト】
妖精の森にて別荘を構える老人。『森の薬師』として親しまれる反面、裏で様々な違法薬物を売っている。
全身のほとんどが魔鉱石で出来ており、あらゆるダメージが自動修復される不死人。しかし本人は常に死を望んでいる。
固有能力は『鉱石職人』
・【オールドワン】
グリーフィルの貴族にして、裏で転生者達を取りまとめる彼らの総大将。日本から転生して来た者に強大な『固有能力』を与え、彼らを仲間へ勧誘する。
・【ハジャ・グレイブス】
『黒の導師』と呼ばれる、オールドワンの右腕。地母神イズリスを崇拝しており、オールドワンと共に世界規模の計画を立てる。無愛想な表情とは裏腹に人情深い。
自分の成す目的は真に正しいのか疑念を抱いている。
〜アルマパトリア関係者〜
・【エスカ・ハルチェット】
アルマパトリアの人族側の領主でありリミナの母親。
前領主である亡き夫の跡を継ぎ、威厳のある領主であろうと仕事に没頭する。
リミナのことを大切に思っているが、彼女とはいつもソリが合わず喧嘩になることが悩み。
・【アニス】
アルマパトリアの妖精側の領主であり、リミナに戦闘技術を教えた師匠でもある。人の生き血を吸うことで力が増幅される吸血妖精であるが、人族との共存を決めてからは断血している。
・【ワルター】
アニスに仕えるエルフの男性。リミナに槍の使い方を教えた森の戦士。人族側に分類されるエルフだが、アニスの生き様に心打たれ、妖精族と共に暮らしている。
・【シルキー】
白いドレスを身にまとったメイド妖精。度々リミナをからかうような態度をとるが、彼女のことを大事に思っており、戦闘面においても優秀な戦士である。
〜テティシア関係者〜
・【パルネ】
被検体コード:ジズ
見た目は幼い鳥人に見えるが、過去にキメラ施術を施された人間。成人女性である。ノーシスの紹介によりポロ達に同行することとなる。
・【グラシエ】
被検体コード:ベヒモス
パルネ同様、過去にキメラ施術を施された鬼人の女性。メイラーに嵌められ一度は地下研究所に拘束されるが、成り行きでバルタと行動をともにする。
・【メイラー】
被検体コード:レヴィアタン
パルネ同様、過去にキメラ施術を施されたエルフの女性。人権を無視したキメラ実験を続けるゴルゴアに付き従うが、内心は彼を恨んでおり、グラシエを動かしキメラ研究所を破壊させようと目論む。
パルネを親友として大事に思っている。
・【アデル・グラウス・テティシア】
テティシア第一王子。人間と海女精のハーフ。アルミスとの縁談を取り決め、お見合いの形で彼女にアスピドの町を案内する。
弟のハイデルを気にかけるが、そりが合わず微妙な関係が続いている。
・【ハイデル・グラウス・テティシア】
テティシア第二王子。アデルの腹違いの弟であり、純血の人間。水棲種族が優遇されるテティシア領において多大なる劣等感を抱き、順当な王位継承権を受け継ぐアデルを憎んでいる。
昨今ではキメラ研究所の所長を務めるゴルゴアに加担し、テティシア国の裏で暗躍する。
・【ゴルゴア】
テティシア領に多数存在する研究所のまとめ役であり、地下研究所の所長。太古の昔に存在したとされる神獣を再び現世に召喚するべく、古代魔獣の遺伝子を組み込んだパルネ、グラシエ、メイラーの三人を手中に収めようと企む。
・【ミュレイヤ・エル・ロックバード】
テティシア国の騎士団長であり、歌鳥人の女性。ハイデルが幼い頃から彼の世話役を担っており、彼に対して主従を超えた深い愛情を抱く。
度々更新する予定ですので、気になった方はどうぞ。