表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/22

第一幕

あれから数日…

くそ雑魚勇者のステータスを調べるため

スライムと戦わせてみたり

薬草の採取依頼を頼んでみたりしたんだが…


「いやぁ…まさかスライムにあんなに手こずるほど弱いとは思わなかった」

「薬草じゃなくて毒草持ってくるしねww」

「チュートリアルすらクリア出来ないってなんなん…」

「もはやモブ」

「ダンジョンなんかいれたらすぐ死ぬな」

色々考えてたことが出来そうになくて少しへこむ

「もういっそ聖剣あげちゃって、チート能力で戦ってもらった方が早いかもね」

「確かに」

「問題はどうやって渡すかだよなぁ」

「本当は洞窟の奥地とかで封印されてる剣引っこ抜いてーってやってほしかったけどあれは無理だしな」

「変に真面目で美味しい話に乗ってこないし」

そうなのだ、色仕掛けも何も効きやしない。あいつはほんとに男なのか?


「なんかもうめんどいし寝てるとこに剣置いてかね、夢のお告げ的な」

「そんなこと出来るのしえんさん?」

「いやできないから、ビーバー使って無理矢理起こしてまた寝かす」

「なるほど」

「ダンジョンの方はどうするよ?」

「最初っから聖剣ありでいくなら100層ぐらい作ってもいいかもね、聖剣の力どんなものか試してないからわかんないけど」

おそらくあまりのポンコツさにやっこも疲れているのだろう若干適当になりつつある


「オーケー、ビーバー達にやらせとくわ」

「めっちゃ活用するじゃんww」

「いやだってまじ便利なんだよこいつら、流石俺って感じ」

「俺も梟呼ぼうかなぁww」

「やっこさん魔力ほぼないじゃんww」

「めっちゃ良い杖持って魔女さんに頼むわ」

「魔女ですらこんなの無理って言ってたから無理だよw諦めなよww」

「じゃあド○ゴン○ール創って願うわ」

「世界観おかしくなっちゃうからやめてww」

「えーどうにかして俺も使い魔ほしい」

「俺に頼めばすぐでk」

「それはやだ」

「断るのはやくね?」


そんなやり取りをしながら俺らはようやく勇者に聖剣を渡す段取りを決めたのだった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ