表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

でたらめシナプスに気を付けろ!

作者: 七瀬




___僕の情報伝達を伝える“シナプス”はバカシナプスなんだ!

なんで? こんな事になるんだよ!



___僕の情報は嘘ばっかり。

本当の情報じゃないんだよ。


___何処をどうやったら? こうなるんだ!

昨日も、僕の記憶に残っている事といえば、、、?



公園で、いきなり僕はうんちをしたくなり、砂場に行って穴を掘り

ズボンをおろし、勢いよくブリブリと巻き巻きうんこ。

昨日食べた、にんにくを聞かせた焼肉の臭いがプーンと。


周りにいた、子供達はきゃっきゃして騒いでいたのだけど、、、?

その子達のお母さんは、ドン引き。

冷たい視線を感じながら、僕はトボトボと家路に着いた。




・・・でも! この僕の記憶は、現実ではない!!!

本当にあった話は、別にあるんだ!



___たまに、ニセの情報を僕に植え付けてくるんだよ!

【___この! でたらめシナプスが、、、!!!】




 *



___僕は、今! ダンサーになりたくて、毎日練習を欠かさない

んだけどね! それが、急に踊れなくなる時があるんだよ。


僕のでたらめシナプスが、ニセの情報を流すから、、、?

僕の体の動きがリズムに乗れず、グタグタな動きに...。

上手く、踊れないんだよ。

ステップも踏めないんじゃ? 話にならないじゃないか!





___それに、ありもしない事を急に話し出す時もあるんだよ!

周りにいる友達も、最初はびっくりしていたんだ!



・・・だけど? 僕のそれが! “病気” だと分かってくれると?

納得してくれたんだよ!




 *



___それにね?

このでたらめシナプスは、、、?

嘘も平気でつくんだよ!


悪口や暴言、悪い事も実際にするみたいなんだ!

下手したら? 僕は、“犯罪者になりかねない!”



___以前も、僕の仲がいい友達に、、、。


『___ふざけんな! てめぇーは、一体何を考えたら? こんな事が

できるんだよ! 俺はな! おめえーみたいな! 友達なんかいらねえー

んだよ! 俺の友達になりたいんだったら? 金を持ってこい! それが!

親友ってもんだろうが!』

『・・・・・・』



___その友達には、僕のこの病気の事を知っててもらっていたから?

なんとか? 誤解は解けたみたいだけど、、、。


急に豹変するらしく!

瞬間的に変わったみたいなんだ。


『___急にさ! ミカドの話し方が変わって! 物凄い汚い言葉で

話だしたから? びっくりしたよ! ミカドから、病気の話を聞いて

なかったら? マジで、友達やめてたかもな!』

『・・・本当に、ごめんな!』

『___あぁ! いいよ! オレ達、本当の友達だからな!』

『___あぁ! ありがとう!』

 



___普段は、自分の事を “僕” と言うのに、、、。

おかしくなった時は、自分の事を “俺” と言うらしい。




しかも? 乱暴な言葉遣いに変わって! 喧嘩っ早くなるんだって!

何もしていない人に、急に喧嘩をふっかけたり。


殴りかかったりするんだって!

僕はその時、全然記憶にないんだよ。

次の日には、“ニセの記憶が植え付けられているしね!”




___僕は、いつか?

【犯罪を犯さないか?】不安で今も眠れないんだ!

僕の知らないところで、何が起きているのか、、、?



___でもね?

こんな風に、でたらめな情報を流す僕のシナプスは、、、?

今のところ、事件を起こすとような事をしていないらしいんだよ。


毎日、朝! ニュースを見るのが日課になったよ。

不安と恐怖は、僕の心を支配するんだ!



___それでも、僕は生きて行かなくてはいけない!

そして、僕は決して! 生きる事を諦めない! 



___その気持ちを胸に! 僕は生きていくんだ、、、!!!




最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ