でたらめシナプスに気を付けろ!
___僕の情報伝達を伝える“シナプス”はバカシナプスなんだ!
なんで? こんな事になるんだよ!
___僕の情報は嘘ばっかり。
本当の情報じゃないんだよ。
___何処をどうやったら? こうなるんだ!
昨日も、僕の記憶に残っている事といえば、、、?
公園で、いきなり僕はうんちをしたくなり、砂場に行って穴を掘り
ズボンをおろし、勢いよくブリブリと巻き巻きうんこ。
昨日食べた、にんにくを聞かせた焼肉の臭いがプーンと。
周りにいた、子供達はきゃっきゃして騒いでいたのだけど、、、?
その子達のお母さんは、ドン引き。
冷たい視線を感じながら、僕はトボトボと家路に着いた。
・・・でも! この僕の記憶は、現実ではない!!!
本当にあった話は、別にあるんだ!
___たまに、ニセの情報を僕に植え付けてくるんだよ!
【___この! でたらめシナプスが、、、!!!】
*
___僕は、今! ダンサーになりたくて、毎日練習を欠かさない
んだけどね! それが、急に踊れなくなる時があるんだよ。
僕のでたらめシナプスが、ニセの情報を流すから、、、?
僕の体の動きがリズムに乗れず、グタグタな動きに...。
上手く、踊れないんだよ。
ステップも踏めないんじゃ? 話にならないじゃないか!
___それに、ありもしない事を急に話し出す時もあるんだよ!
周りにいる友達も、最初はびっくりしていたんだ!
・・・だけど? 僕のそれが! “病気” だと分かってくれると?
納得してくれたんだよ!
*
___それにね?
このでたらめシナプスは、、、?
嘘も平気でつくんだよ!
悪口や暴言、悪い事も実際にするみたいなんだ!
下手したら? 僕は、“犯罪者になりかねない!”
___以前も、僕の仲がいい友達に、、、。
『___ふざけんな! てめぇーは、一体何を考えたら? こんな事が
できるんだよ! 俺はな! おめえーみたいな! 友達なんかいらねえー
んだよ! 俺の友達になりたいんだったら? 金を持ってこい! それが!
親友ってもんだろうが!』
『・・・・・・』
___その友達には、僕のこの病気の事を知っててもらっていたから?
なんとか? 誤解は解けたみたいだけど、、、。
急に豹変するらしく!
瞬間的に変わったみたいなんだ。
『___急にさ! ミカドの話し方が変わって! 物凄い汚い言葉で
話だしたから? びっくりしたよ! ミカドから、病気の話を聞いて
なかったら? マジで、友達やめてたかもな!』
『・・・本当に、ごめんな!』
『___あぁ! いいよ! オレ達、本当の友達だからな!』
『___あぁ! ありがとう!』
___普段は、自分の事を “僕” と言うのに、、、。
おかしくなった時は、自分の事を “俺” と言うらしい。
しかも? 乱暴な言葉遣いに変わって! 喧嘩っ早くなるんだって!
何もしていない人に、急に喧嘩をふっかけたり。
殴りかかったりするんだって!
僕はその時、全然記憶にないんだよ。
次の日には、“ニセの記憶が植え付けられているしね!”
___僕は、いつか?
【犯罪を犯さないか?】不安で今も眠れないんだ!
僕の知らないところで、何が起きているのか、、、?
___でもね?
こんな風に、でたらめな情報を流す僕のシナプスは、、、?
今のところ、事件を起こすとような事をしていないらしいんだよ。
毎日、朝! ニュースを見るのが日課になったよ。
不安と恐怖は、僕の心を支配するんだ!
___それでも、僕は生きて行かなくてはいけない!
そして、僕は決して! 生きる事を諦めない!
___その気持ちを胸に! 僕は生きていくんだ、、、!!!
最後までお読みいただきありがとうございます。