これからだ
なんだか時間がなくて、せっせ、せっせ書いたせいか内容がなくて、薄いものになってしまいました、すみません!本当なら完成したものを投稿したかったのですが……お許しを!流れは伝わるはず!
4話
カメラを紐で括り付け、それを女子風呂の窓まで垂らす。
そう言った簡単なミッションが今夜始まる。
「よーしっ、和!二階に行ってカメラがちゃんと風呂の方を向いているか確かめに行ってくれ!確か二階の西部屋は倉庫なはずだ、問題ない、行きたまええ!」
「な、なんなんだよ、そのテンションは…岬酒でも飲んでるのか?」
「俺ら未成年が飲めるわけねーだろ、こんな監視下の元で」
勿論、慎の言う通りだ。こんな総務省が経営をしているこの学校では、彼方此方に監視カメラがある。という事は盗みをしても、逃げようとしても、結果的に自殺すらさせてはくれない。……が、
「ちょっとまてっ!」そこであることに気付く。
思わず二階の窓から三階にいる岬と慎に向かって叫んでしまった、
「おかしいよっ!」そう言ったのだが、一階の女子風呂から何やら騒めく声が……。すぐ様岬達はカメラを回収し、三人で屋上に集まった。
「なんなんだ一体!和っ」岬は勿論起こり気味、
「俺らがなにかしたか?」相変わらずの二人、
この学校には監視カメラが何百もの数がある。
西部屋の前はグラウンド。そして向こうは海。そのグラウンドには十六方位の方向をむいたカメラが十六個あり、仮想現実写真機が一つある。そんな中、必ず校舎もカメラに映るはずだ。それなのにも関わらず僕達のさっきの犯行……
「どうして担当は来ないんだ?おかしくないか……」
「……あ」
「うん、確かに。そうだ、昨日遺伝子学科の奴が窓から生卵を落としたんだよ。じゃあ十秒もせずに担当が来たぞ…。それも午前二時の話だ……」
「ま、まだ、僕達が寝てないのに担当が寝るかな?……」
それからだ、食事を終え僕達はお風呂から上がり部屋に戻った。各自自分の布団を敷く。
何故だがユンちゃんと僕達五人は同じ部屋で寝るらしい。
皆はジャージに着替えて布団に寝転がる。
電気が消えた教室は暗くて、外は月のあかりで明るい。
「ユンちゃん、今日会議あったんですか」
僕は聞いた、
「流石ね、和君。正解よ正解」
六人で天井を見ながら話す。
「何か新しい情報っすよね」
「正解っ、岬くん」
「良くない事なの?ユンちゃん」
「まぁ、そうね、そうかもしれないね茜ちゃん」
「私には関係あるの、そそ、その話!?」
「勿論よっ!誠」
「俺たちと話がしたい、だろ」
「流石ね、本当に。慎君はすごいね」
どうやら攻撃して来るあちらの人達が、僕達とコミュニケーションを取りたいらしい。勿論それにはちゃんと理由がある。
それは、僕達が生き残るからだ。
予定は明日のお昼。
音声のみの通信で会話を行うらしい。両方、逆探知は厳禁、音声分析も厳禁といった条件付き。そうして皆はなんとも言えない気持ちで夢の中にいった。
「ここからが本番です」
合成音声ボーカロイド、なんとも言えない声を明日、僕達は聞くこととなる。
次回から真剣に(·︿· )