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クラス転移はts付きで  作者: lime
序章
7/77

七話~性格が悪い友達程面白い物はない~

 更新頻度に関しての意見、感想をどしどしと、お願いします。

 滅茶苦茶不評な場合は、再アンケートをさせて貰います。

 そう息巻いていると、急にお風呂の扉が開いた。

 入ってきたのは背の高い赤髪の巨乳、シンノスケが入ってきた。そのシンノスケの体つきは所謂、ボンッキュッボンッって奴で、スタイルが凄く良かった。それに対してボクは……止めておこう、自分で考えていて悲しくなる。


「ひゃぁ! なんで入ってくるのさ!」


 そんなことを冷静に考えていたが、正気に戻った。勿論、シンノスケに近付くのは昨日怒ってもまだ怖い。


「いや、俺も街に早く行きたいからね、じゃあライムあらったげるから来て」


 どうやら、ボクはお風呂に時間を掛けすぎたようで、シンノスケが痺れを切らして入ってきたらしい。


「なにもしないよねぇ?」

「いや、嫌われたら元もこもないしな」


 ボクがジト目で睨むとシンノスケは両手を挙げてそういった。その時、シンノスケのアレが滅茶苦茶震え、ボクの視線は顔の少し下に移った。

 そんな、無駄な抵抗をしながら、ボクはシンノスケの前に置かれた椅子に座った。その瞬間、背中に二つの柔らかな物を押し付け、ボクの小さい胸部に手を当ててきた。

 うん、これは、ボクのことを洗おうとしてるんだよね?


「かわいい胸だね。苛めたくなっちゃうよ」


 シンノスケがボクの体を洗っていると急にそんなことを言い出した。


「ふぇ⁉ ちょ、これから街に行くんだよ⁉ ここでそんなことしたら、街にいけなくなっちゃうよぉ!」

「心外だなぁ、そんなことしたら街での楽しみがなくなるだろぉ。本当に俺がそんなことをするとでも?」


 シンノスケがそんなことを言った。ボクが水しぶきが飛ぶくらいに激しく頷くとため息を吐かれた。


「はあ、ライムが甘いものを食べてる時の顔が滅茶苦茶可愛いんだよ。それはもう男だと知っていてもキュンッと来るくらいにはね。はい、洗い終わったよ。服は置いてあるから先に着替えてて」


 むーっ! そんな事言われても嬉しくないよ! 逆に不愉快だよっ! そう、内心でシンノスケを罵りつつ脱衣所に戻ると、そこには純白なワンピースが畳まれて置いてあった。


「こ、これは幾らなんでも恥ずかしいし、難易度が高いよ! もうちょっと難易度の低い服あったでしょ? ジーンズとか」


 しかし、ボクが着る服は今現在これしかなく、文句を言っても他のを持ってくるとかも出来ないので、仕方なくきることにした。……仕方なくだからね! こう言っておかないと変な風に誤解をする、シから始まる誰かさんがいるからね。これは決して言い訳ではないからね!


 スルスル、サッ。


 ワンピースを着てみると、意外に着心地がよく、安心するような感じになった。ボクは全力でみとめたくないんだけどねっ! 元々ボク、男の子だったしっ!

 ボクの理性と本能が争いあっていると、脱衣所の鏡の存在を思い出した。ボクは怖いもの見たさ? って言うのかな? まあ、そういう感じに男の娘から女の子にジョブチェンした、ボクのワンピース姿を見ようとした。


「女の子になってから、鏡とか見てなかったけど、顔はあんまり変わってないんだね。……顔は」


 鏡には、以前と変わらない顔と、黒い瞳、黒色の髪があった。……ただ、変わったのは髪が伸びただけだった。それなのに、ワンピースの似合う少女といった姿に……何というか、悲しくなった。

 こんな事になるなら鏡なんて見なければ良かったよっ! こんなの前の男だった時に髪を伸ばしたら 美少女になるってことじゃんよぉ! 


 そうやって、鏡に映っているボクを睨んでいると、いつの間にか、大人っぽい服に着替えていたシンノスケが後ろから抱き着いてきた。


「なにしてんの? 鏡睨んで」

「いや、髪の毛が延びただけなのに、こんな女の子っぽい顔になる事が腹立たしくて」

「……はあ、ライムって元からこんなだったね」


 そう言うと、シンノスケは、可愛そうな娘に向ける目線で見てきた。

うぇ? 何か変なこと言った?


「ほら、カシモトも待ってるんだから早く行くぞ!」

「あっ! 待ってよシンノスケぇ!」


 そう言って、ボクを置いて走り去っていった。

 うぅ、シンノスケの方が足が長いから走られると追い付けないんだよぉ。全くぅ、思いやりが足りないねっ!


「ライムー、遅いぞー」

「はあ、はあ、しょ、しょうがないじゃないか。足が、ボクの方が、短いんだから」


 ボクが走って言った先には、楽しく談笑している二人が居た。

 ふ、ふざけるなー! ボクの小さな足で全力疾走したのに! ふんっ! もう1日位話聞いてあげないもんね!」


「ら、ライム、き、聞こえてるぞ。ぷぷっ」

「ん? 何で笑うの? 内心が聞こえた位で?」

「はあ、もうライムって可愛すぎっ!」


 急にカシモトが抱き付いてきた。ただ、今のカシモトは男なので力があり、滅茶苦茶痛い。

 ほ、骨がぁ、骨折れるよぉ! ミキミキ言ってるし!


「抱き付いてないで早く行くぞ。早く行かないと甘いもん、食べれなくなるかもよ?」


 そう、シンノスケに言われた瞬間、ボクの目付きが代わった……と思う。まあ、しょうがないじゃないか。甘いものが好きなんだから。


「カシモト! 退いて! 殴るよっ! ボクを待つ異世界のお菓子が食べられなくなるっ!」

「うわっ! 危ないなー、急に暴れないでよ。幾ら甘いものが好物だからって」

「幾らって、ボクにとってはカシモトとかと同率で大切だよ! だから早く行くよ!」

「わわっ」


 そうやってボクはお菓子の重要性を語り、カシモトを引っ張った。まあ、カシモトの方が大きいから、全然動かなかったけどね。大きかったせいだからね? 別にボクがひ弱な訳じゃないからね!


 そんな風に歩いて行くと門番があり、そこの門番さんに、「王女様から君達に渡せと言われたお金だ。受け取れ」と偉そうに言われた。若干不愉快に感じつつも受け取り、街にいこうとすると、「街中で勇者って言わない方がいいぞ。多分人質にされるから」と言ってくれた。ツンデレなのかな? てか、神様、別に忠告は要らなかったね。因みに門番さんにお菓子の店を聞いたら「済まねぇ、俺は甘いもんは食べないんだ」とかほざき出した。変なところで使えねぇツンデレ野郎だなっ!


「ライム、そう急かすなって。もしかしたら、お菓子の店がないかもしんないじゃん」

「何でシンノスケはそう言うことしか言わないのさ! 全く、見た目は清廉潔白な少女なのに精魂が腐りきってるって。いっ! ちょっ! 頭グリグリするのやめてぇ!」


 ボクがシンノスケに事実を突き付けると、シンノスケは暴力で訴えてきた。本当に、こう言うところの精魂が腐りきってるんだよ。

 ふぇ? お前も腐ってる? や、やだなぁ、どどど、何処を見てそう思ったのかなぁ? 次その話題を出したら、銃打つかんね!

 んん、誰かさん達の妄言は無視して。

 でも、お菓子がないのは辛いよ! フェルさんにねだるってのも手だけど、何されるか分かんないしね。あっ! そうだ、機巧技士で作れないかな?


_______________________________


 パンケーキの食品サンプル 20MP

 パンケーキ型の鈍器 2,000,000……000,000MP

_______________________________


 何でだよ! まあ、分かってたけどね、普通技士じゃなくて料理人が作るんだもん。てかパンケーキ型の鈍器ってなんなのさ? MPの部分を省略するってどんだけMP使うんだよっ! どんな性能なんだよ!

 はあ、ボクは料理とかからっきし、だからなぁ。

 ぅん? 何で菓子をそんなに求めてるかだってぇ? それはっ! ボクのっ! アイデンティティーだからだよ!


「もし、お店が無かったら、簡単なのは私が作ってあげるね」

「本当っ! ありがとう! あ、そう言えば、カシモトは私って言わない方が良いよ。男になっちゃってるから、ちょっと気持ち悪いよ」

「むう、まあ、そうだよね、元のライムみたいに可愛くないと似合わないよね」

「そんなこと言われても全く嬉しくないんだけど」

「そりゃそうだよ。ライムの事、けなしてるんだから」

「カシモトも精魂がk」

「あ~あ、別に私はお菓子を作らないって選択も出来るけどな~、どうしよっかな?」

「ぐぬぬ」


 ひ、卑怯だよ! お菓子を盾にして! この鬼畜! 外道! そんな非人道的な行為は止めようよ! 世界には戦いよりも平和が重要なんだよ! ピースだよ! Peace!


「うぅ、元々はお菓子のお店がないとかって言い出したシンノスケが悪いんだよぅ」

「いや、可能性があるだけで、はあ、探せば良いんだろ? 探せば」


 上目遣いでシンノスケを見てやると嫌々だけれども聞いてくれた。

 ふふ、上目遣いで素直に話を聞いてくれるとか、チョロすぎでしょ。

 ……はあ、髪が伸びた程度でこんなことになるとか、男の矜持が……これ以上は考えないで居よう。何故か無性に死にたくなる。


 ちょっと長くなりましたけれど、ボクの文章構成能力だとこの位の三千字程度しかかけないと思いますが。

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